国際生態学センターとは
IGES国際生態学センターは5つの研究プロジェクトを柱に、地域的・地球的ニーズに応じた生態系の保全・評価と修復・再生・創造の技術を研究開発し、各分野に積極的に提供しています。熱帯林再生に関する調査・実験研究
マレーシア・サラワク州、ブラジル・パラ州において、熱帯林の生育環境等の調査を継続し、これまでに蓄積された試験研究データの分析を行う。さらに、再生技術の確立・普及のために熱帯林再生の実験プロジェクトを推進する。
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アジア・太平洋地域を中心とする植生体系の調査・研究
自然回復に欠かすことのできない潜在自然植生など、地域生態系の特色や相互の関連などの重要な要因である植生情報を把握し、体系化を図る。東アジアを中心に現地調査を実施し、データ収集を行なっている。
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地域生態系の構造と動態およびその評価に関する研究
自然資源を持続的に利用し、健康的で安全な社会生活を実現してゆくためには、地域における人と自然との関わりやそれらの持続可能性を理解し、多様な生物と共存可能な「土地固有の生態系」を維持することが不可欠である。本研究では、都市・里地里山地域など、環境の持続可能性が脅かされている地域に焦点を当て、人間-生物-環境の相互関係やそれらの構造、動態を明らかにするための生態学的基礎・応用研究に取り組む。
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環境保全機能に関する調査・研究
自然環境が緩衝機能や環境安定機能を有することは定性的に知られている。したがって植生回復を行うことは環境保全においても役立つことが期待される。しかしその具体的データは驚くほど少ない。ここでは潜在自然植生の概念を用いた生態環境の修復・再生、緑の復元およびその機能などに関する研究を行う。
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植生資源の評価と認知に関する研究
日本各地で植生資源の変質・減少が進行している。中でも各地の環境条件に適応して生育している地域固有の植生資源は、その価値を認知されないまま消失するケースが多い。本研究では、潜在自然植生理論に基づき、植生資源が有する機能を定量的に評価するための調査・研究を行なう。
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