アメリカにおいて国内アマゾンの本家であるAmazon.comに次ぐ北米第2位という大手ネットショップ「Newegg」は長らく国内発送に対応しておらず、日本国内から個人輸入するには細い抜け道をせっせと通る必要がありましたが、日本国内への発送に対応したので個人輸入の仕方を紹介します。
「Newegg」では品薄だったり最新のPCパーツをググると国内からでもヒットすることが少なくないので、PC関係で最新アイテムに興味のある人は必読です。

Neweggから日本国内へ個人輸入する方法 - 登録編

では早速「Newegg」から個人輸入する手順を紹介します。
まずはNeweggの通販ホームページへアクセスしてください。標準では「https://www.newegg.com/」のURLで北米向け通販ページになっているので、ページ右上にある国旗のアイコンを選択します。

アイコンを選択すると利用地域の選択ポップアップが表示されるので、「Asia（アジア） - Japan（日本）」の順番に利用地域を日本に設定します。

これで日本向け通販ページが表示されるので、続いてNeweggのアカウント登録を行います。
通販ページトップにある「Login or Register」を選択すると下のようなログインページが表示されます。当然アカウントは未作成なのでテキストボックスの右上にある「Sign up（アカウント作成）」を選択します。

アカウント作成ページが表示されたら、ローマ字表記で指名、メールアドレス、パスワードを記入します。パスワードは8文字以上、30文字以内を満たしたうえで、１．大文字を含む、２．小文字を含む、３．数字を含む、４．記号を含むの4つの条件のうち少なくとも3つを満たしている必要があります。

以上の手順でアカウント登録をしたら、次は発送先の住所を設定します。
まずは画面上部のメニュー左端にある人型アイコンと自分の名前が表記されたリンクからアカウント設定ページを開きます。右側メニューの太文字3つ目「Manage Account」の下にある「My Address Book」を選択します。

Address Bookのページを開いたら、文字が細かいので分かり難いですが、「ADDRESS BOOK」の表記のすぐ下にある「Add New Address」を選択します。

選択すると下のスクリーンショットのような住所登録のテキストボックスが表示されるので、ローマ字で自分の住所、氏名、電話番号などを入力します。英語フォーマットでの日本住所の記入方法はこちらを参照してください。

Neweggから日本国内へ個人輸入する方法 - 注文編

さてNeweggで個人輸入するための下準備は上の章で一通り解説が済んだので、実際にNeweggで製品を見つけて、注文完了するまでを紹介します。
Neweggの日本向け通販ページを表示した状態で、ページ上部の検索ボックスやカテゴリーリンクから購入したい製品を探します。
注意点としてNeweggの日本向け通販ページは北米向け通販ページに登録されている商品のうち日本国内への発送に対応しているものしか表示されません。電池など海外発送が難しいものでない製品であってもなぜか国内発送に対応していないものもあるので、本家Neweggと比較すると購入できる製品には若干の制約があります。

またNeweggの日本向け通販ページで購入できる製品は北米販売価格にNewegg独自の為替レートが適用された日本円の商品価格で販売されます。そのため北米Amazonからの個人輸入に比べて為替レート的に若干割高になる可能性があります。

購入したい商品を見つけたらショッピングカートに入れて注文手続きに移ります。今回は上でサンプルに上げている「EVGA GeFroce GTX 1660 SC ULTRA GAMING」を例にして手順を紹介します。
ショッピングカートを開くと支払代金のが表示されます。商品検索で表示される商品本体価格に加えて、個人輸入の消費税（自作PCパーツの場合4％程度）と送料が加わります。送料は商品サイズや重量によりますが、自作PCグラフィックボード程度であれば到着まで2～3日の最速発送方法でも2000～3000円となります。

上のショッピングカートページで下にスクロールしていくと「SECURE ORDER（安全な注文）」というボタンが表示されるので、それを選択して注文に移ります。
まずは発送先住所を選択します。ここは上で事前に登録しておいた日本国内住所を選ぶだけです。

続いて支払い方法を選択します。支払い方法にはペイパル（Paypaｌ）とクレジットカード直接入力の2種類が選択できますが、個人輸入ではペイパルが定番なのでペイパル推奨です。ペイパルで支払いの場合は、ペイパル側での支払い承認を行うポップアップが表示されるのでそれに従って操作してください。

最後に注文内容を確認して注文完了します。

日本国内への発送が非対応な製品は？

北米向けNeweggの取り扱い製品は、上で紹介した日本向けよりも数が豊富なのですが、まず第一に日本国内に直送してくれない、第二に転送先住所はPaypalに登録できないので認証が通らずPaypalも使えない、さらには国内発行のクレカのおそらく大部分は使用できない、といった具合でほぼ完全に詰んでいる状態です。

しかしながら決済が通るクレジットカードさえあれば、北米転送サービスを経由することで北米向けNeweggから個人輸入が可能です。
なのでNeweggを使う上で最大の難関はそのクレカがどれで入手できるかの1点とも言えます。どのカードが認証に通るか管理人にも断言できないので、手持ちのカードで無理な場合は次に紹介するカードを試してみてください。

2019年5月現在、北米向けNeweggで決済に成功しているクレジットカードはこちらです。
・ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード


アメリカン・エキスプレス、通称アメックスカードは上手くNeweggでも認証に通るようなのですが、VISAやJBCと違ってけっこう年会費がかかるカードが多いです。しかし上のアメックスカードは少なくとも年に1度使用すれば年会費無料。あと名前通りヤマダ電機関係のクレジットカードとなっており、この種のショッピング系クレジットカードは審査が割と緩いそうなので、そういう点でも利用のハードルは低いです。

そこで早速管理人も発行申し込みをしてみたところ、
　10月20日14時：　ネットから申し込み
　10月21日午前中：　カード会社から電話確認
　10月21日15時：　カード発行手続き完了のメール　←速い！！
　10月28日：　転送不要・本人確認必須郵便で配達
以上のように1週間ほどでカードが届きました。

こんな感じでクレカの用意ができたらNeweggのアカウント登録をします。
以下、赤く囲って矢印つけてる所を追っていってください。

まずはNeweggのショップサイトへ行きます。



次は「create account」です。


メルアドとパスワードを入力、配信メールの希望チェックボックスを選んだら「create account」です。

これでアカウントの登録は完了です。
次は住所登録をします。



「address book」を選んでください。





以前「できる！個人輸入④転送サービスの使い方」で説明したように、
転送サービス倉庫の住所を記載して「save」を選んでください。


これで住所登録も完了です。

では早速注文ですよ。
カートに入れます。


ショッピングカートへ。


発送方法を選んだらスクロールしてください。


チェックアウトを選びます。


サインインします。


発送先の選択なので先ほど登録した住所を選んでください。


支払い方法の選択です。
クレジットカードを選んで情報を記入します。
また「Billing Adress(支払人住所)」は「配達先住所と同じ」で転送先住所にしてください。


最後に注文内容に間違いがないか確認して注文したら注文完了です。



転送手続きについては、Neweggから追跡番号付きの発送メールが送られてから行います。

「できる！個人輸入④転送サービスの使い方」で紹介したスピアネットの場合は、
ログインしてから「転送依頼」の作成を選んでください。


下のように必要事項を記載して依頼するを選びます。


あとは転送サービス倉庫に商品が届くと検品が完了次第、
送料の案内が届くのでそれに従って、Paypalで送料を支払うと後は自動で発送してくれます。

転送サービスは倉庫に届いてから検品まで数日かかってしまう場合があるので、
土日を挟むと単純に国内直送の場合よりも1週間ほど到着まで時間がかかることもあります。

以上、Neweggの使い方でした。