日本のダム 漁川ダム



漁川ダム - 北海道の治水の要

北海道恵庭市に鎮座する漁川ダムは、石狩川の支流である漁川に建設された特定多目的ダムとして、地域の治水と水供給の要として機能しています。

このダムは、中央土質遮水壁型ロックフィルダムの技術を採用し、堤高45.5メートル、堤頂長270.0メートルの壮大な姿を持つ。
そして、その背後には「えにわ湖」という美しい人造湖が広がっています。


漁川は、恵庭岳の東麓を水源とし、石狩川水系の主要な支流である千歳川へと流れ込む河川です。
このダムの建設は1971年に始まり、約9年の歳月を経て1980年に完成。

その後、恵庭市や千歳市の住民たちにとって、貴重な水資源としての役割を果たしています。


また、漁川の名前の由来には興味深い話があります。
アイヌ語で「サケの産卵場」を意味する「イチャニ」が変化し、「イザリ」という名前になったと言われています。

この名前からも、漁川がかつて豊かな魚の宝庫であったことが伺えます。


漁川ダムは、その歴史や機能だけでなく、自然との調和を感じさせる美しい風景も魅力の一つ。
訪れる人々に、北海道の大自然と先人たちの技術の結晶を感じさせてくれる場所となっています。


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