MicrosoftのウェブサイトへのサインインにMicrosoftアカウントを使っている人は、セキュリティを危険にさらす可能性のある変更が予定されていることに注意すべきだ。先ごろMicrosoftアカウントの利用に関するサポートページが更新されて、Microsoftがサインインの処理を変更することが判明した。
サポートページには次のように書かれている。「Microsoftアカウントを利用して製品またはサービスにサインインする際の、ウェブブラウザーでのサインインのエクスペリエンスが変わります」「2025年2月以降、自らサインアウトする場合とプライベートブラウズを利用する場合を除き、自動的にサインインの状態を維持します」
現在は、Microsoftアカウント対応ページにログインする際、サインインの状態を維持するかどうかを尋ねられる。「はい」と答えると、同じページを次に開く時に再度サインインする必要がなくなる。「いいえ」と答えると、ログインの認証情報が消去されるため、次回もサインインの操作が必要となる。
選択できなくなる
2月に予定されている変更により、以降はこの選択ができなくなる。ログインの認証情報をブラウザーに記憶させておきたくなければ、自分でログアウトするか、プライベートブラウズモードでページを開く必要がある。Microsoftアカウントを利用している人だと、今回の変更はMicrosoftアカウントページ、「Microsoft 365」「Outlook」のほか、多数あるMicrosoftのウェブサイトやアプリに影響する。
プライベートモードにしてMicrosoftアカウントでサイトにサインインすれば、認証情報はサイトを出た後に自動で削除される。
セキュリティ確保の方法として、パスキーも利用できる。Microsoftのウェブサイトはすべてパスキーに対応している。設定方法については、パスキーを使ったサインインに関するMicrosoftのサポートページに説明がある。
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提供:ZDNET
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。