自転車用のスマートデバイス「Shoka Bell」が、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で人気だ。見た目はクラシカルなデザインのボーカルマイクのようだが、現代のサイクリストに求められるさまざまな機能を搭載している。
Shoka Bellは、自転車のハンドルにマウントを取り付けて使うスマートデバイス。ベルおよびフロントライトのほか、スマートフォンとBluetooth連携してナビゲーション、盗難防止といった機能も提供する。Shoka Bell本体はマウントに磁石で吸着しているので、自転車から降りるときに外しておける。
ベルは、ジョイスティック操作で8種類を鳴らし分けられる。例えば、自動車には大きく鋭い音、歩行者には優しい音、自分の声を録音した音など、状況に合わせて鳴らすことが可能だ。音量は、周囲の騒音に合わせて自動的に調整される。
フロントライトは、市街地走行の安全確保を目的としたもの。自動車やほかの自転車にまぶしさを感じさせず、見つけてもらいやすい光り方をする。ベルの音量と同様に、周囲の明るさに応じて光量が変化する。
ナビゲーション機能は、スマートフォンのアプリで目的地を設定して使う。進むべき方向は、Shoka Bell上部に光る矢印で示される。
盗難防止は、Shoka Bellの本体でなく、ハンドルに取り付けたマウントが自転車の動きを検知することで実現される機能。マウントにモーションセンサが内蔵されており、動かされるとShoka Bell本体のLEDを光らせ、警告音を鳴らしてくれる。この警告は、マウントと本体の間が最大250m離れても届く。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月1日まで。記事執筆時点(日本時間8月5日12時)でキャンペーン期間は27日残っているが、すでに目標金額7万5000ドルを大きく上回る約9万ドルの資金を集めている。
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