経済

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

經濟 および 经济 も参照。

日本語

[編集]
この単語の漢字
けい
第五学年
ざい
第六学年
音読み

語源

[編集]
  • 古代中国の成語経世済民を略したもので、元は政治一般の意義であったが、明治初期にeconomyの訳語に当てられるようになった。
    • 明治三年三月(1870年4月頃)、福沢諭吉により執筆された『学校の説(一名、慶応義塾学校の説)』には、以下の記載があり、この頃には諭吉がeconomicsの訳として経済学を当てていたことがわかる。
      第八、経済学
      人間衣食住の需用を論じこれを製しこれを易え、これを集め、これを散じ、人の知識礼義を進めて需用の物を饒にする所以を説き、これを大にすれば一国政府の出納、これを小にすれば一家日常の生計、自然の定則にしたがう者は富をいたし、これに背く者は貧をいたすの理を明らかにするの学問なり。この学問に暗き者は、自から富むも、その富のよって来たるところを知らず、自から貧なるも、その貧をいたせし源由を知らざれば、富者は貧をいたしやすく、貧者は富を得がたし。ゆえに経済書を学ばざるものは、巨万の富豪も無産の貧漢に異ならず。

名詞

[編集]

(けいざい)

  1. 経世済民の略 古用)世間を治め、民を救済する行為、政治
  2. 又はサービス付帯する価値発生帰属移動消滅に関する諸活動の総体。
  3. 語義2の活動を貨幣価値で表した総計。しばしば、景気と同義に用いられる。
  4. 語義2の活動が合理性を有している状態。利得になったり節約になったりすること。

関連語

[編集]

諸言語への影響

[編集]
  • パラオ語: keizai

翻訳

[編集]

語義2以下