国連人道支援物資備蓄庫(UNHRD) | World Food Programme Skip to main content

国連人道支援物資備蓄庫(UNHRD)は、人道支援機関のために調達した緊急援助物資を保管し、迅速に輸送するグローバルネットワークです。人道支援機関が必要な場合に救援物資や緊急用機材を迅速に届けるため事前に準備し、備蓄することができるよう、国連WFPが運営しています。

ネットワークは、国連機関内外ともに急速に数が増えている支援団体に代わり、医療品や、避難所設備、調理済食品といった救援物資の戦略的備蓄を行っています。

備蓄庫は世界6か所に位置しています。イタリア(ブリンディジ)、ガーナ(アクラ)、マレーシア(クアラルンプール)、パナマ(パナマ市)、スペイン(ラス・パルマス)そしてアラブ首長国連邦(ドバイ)に設けられています。備蓄庫の配置場所は、輸送の利便性と災害の多い地域との近さから選定されており、緊急事態が発生した場合は、このような戦略的な配置によって、パートナーの要請から48時間以内に救援物資を発送することができます。

UNHRDは、この世界で類を見ない緊急時の対応能力とともに、調和のとれた品質基準と、ひとつのプラットフォームを共同で活用することによる費用対効果の高い調達、配備や、ワンストップでの人道支援全体に対する物資の供給網をさまざまな人道支援団体に提供しています。

緊急時における被災地での支援物資の受け取りと、仮設倉庫設置のためのロジスティクスの専門家チーム、そして4拠点における訓練施設(イタリア、ブリンディジに最大施設)をUNHRDは提供しています。