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2024年度3四半期までの緊急発進実施状況を発表

  • 日本の防衛

2025-1-27 10:30

 防衛省 統合幕僚監部は令和7(2025)年1月23日(木)17時、2024年度(令和6年度)3四半期までの緊急発進実施状況について以下のように公表した。

2024年度3四半期までの緊急発進実施状況について

全般

 2024年度の3四半期まで(対象期間は、2024年4月1日~2024年12月31日)における緊急発進回数は521回であり、昨年度同時期の緊急発進回数(555回)と比べ、約30回減少しました。
 また、年度全体の緊急発進回数が高い水準で推移し始めた2013年度以降、3四半期までの実績は約500回~900回程度を推移しており、緊急発進回数は引き続き高い水準にあるといえます。
 推定を含め、緊急発進回数の対象国・地域別の割合は、中国機約66%、ロシア機約33%、その他約1%でした。

方面隊別の状況

 方面隊別の状況については、北部航空方面隊が122回、中部航空方面隊が25回、西部航空方面隊が71回、南西航空方面隊が303回の緊急発進を実施しました。

2024年度3四半期までの特徴

 中国機に対する緊急発進回数は345回であり、昨年度同時期における回数(392回)と比べ約50回減少しており、年度全体の緊急発進回数が高い水準で推移し始めた2013年度以降の実績から見れば比較的低い水準にあります。
 ロシア機に対する緊急発進回数は173回であり、昨年度同時期の回数(148回)と比べ約30回増加しましたが、2013年度以降の実績から見れば比較的低い水準にあります。
 2024年度3四半期においては、中国の爆撃機(H-6)及びロシアの爆撃機(Tu-95)による2日続けての長距離にわたる共同飛行、太平洋における中国海軍の空母「遼寧」及び「山東」からの艦載戦闘機及び艦載ヘリによる発着艦、ロシアの爆撃機(Tu-95)による日本海の飛行を確認するなど、中国機及びロシア機による活発な活動を示す顕著な事例がみられました。
 推定を含め、中国機及びロシア機共に、情報収集機に対して最も多く緊急発進を実施しました。

添付資料

航空方面隊別緊急発進回数の推移
資料出典:統合幕僚監部
国・地域別緊急発進回数の推移
資料出典:統合幕僚監部
緊急発進の対象となったロシア機及び中国機の飛行パターン例
資料出典:統合幕僚監部
領空侵犯の公表事例(計48件)
資料出典:統合幕僚監部
2024年度における領空侵犯公表事例一覧
資料出典:統合幕僚監部
2024年度における特異飛行公表事例一覧
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
資料出典:統合幕僚監部
年度緊急発進回数の推移
資料出典:統合幕僚監部

(以上)

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