迷いを乗っけた爪先で 進め 進め 魂ごと - Nameless Nowhere

迷いを乗っけた爪先で 進め 進め 魂ごと

Iris (通常盤) (特典なし)

Iris / BUMP OF CHICKEN
令和6年9月4日発売

 

01. Sleep Walking Orchestra
02. なないろ
03. Gravity
04. SOUVENIR
05. Small world
06. クロノスタシス
07. Flare
08. 邂逅
09. 青の朔日
10. strawberry
11. 窓の中から
12. 木漏れ日と一緒に
13. アカシア

 


BUMP OF CHICKENの、(今の所)一番新しいアルバム『Iris』が発売になってから、早2ヶ月が経ちました。

 

このアルバム自体の感想については、4個前の記事でもあれこれ書いたのですが…色々思うところはありつつも、この約2ヶ月間でさらに繰り返し聴いてきました。

 

前の記事で話した通りですが、収録曲のほとんどがすでに発表されている曲であり、かつタイアップ曲ばっかりであるため、これを”アルバム”という作品で聴くのはちょっとなぁという想いと、個人的には自分が一番好きだった頃のBUMPの音楽と、今のBUMPの音楽がどんどん離れていっている現状をさらに感じた作品だという感想は変わっていません。というより、作品を聴けば聴くほど、その想いは強まっていくばかりでした。

 

ただその一方で、収録されている曲の中で、自分にハマった曲が何曲かあって、そのハマり度合いがめちゃくちゃ強いんですね。だから、今はそのアルバムの中の自分の気に入った曲だけを抽出して、プレイリストを作って聴いているという感じです。

 

まぁこれに関しては、どのアーティストのどのアルバムでも、結局は最終的にそういう聴き方に落ち着くことが多いので、別に『Iris』にだけ限ったことではないんですけど、それでも『Iris』についてはそれが本当に極端なんです。ハマった曲は何回も繰り返し聴くけど、ハマってない曲は、下手すると自分から能動的にはもう今後聴かないだろうなって感じです。

 

アルバムという作品として、一つの作品だということを強く感じることができるのであれば、別に気に入った曲でなくても、飛ばすことなくアルバムの流れとして聴くことはあるんですけど、『Iris』については別にそういうこだわりがないので、もう簡単に流してしまえますし、そういう聴き方に落ち着いてしまったなという感じです。

 

 

■具体的には、自分にめっちゃハマった!と言える曲が、3曲あります。

 


まずは、前回の記事で話した【木漏れ日と一緒に】という曲。

 

これは本当に良い曲ですよね。藤原さんが得意としている、日常を切り取ったような歌詞が素晴らしく、だからこそ、自分(聴き手)の日常や過去の経験の中に一つはあるであろう、この曲で歌われていることと似たような断片に共鳴して、何ていうか、自分の日常に曲がすーっと入ってくる感じがするんです。

 

あと、メンバーの演奏が小細工なくちゃんと聴こえてくる感じ、純粋なギターロックとして、何か自分がずっと追い続けてきたBUMPの音楽を思い浮かべます。

 


それから、【窓の中から】という曲。

 

NHKで18祭という企画の中で作られた曲なんですけど、うまく説明はできないですけど、最初はちょっと偏見がありました。それは、タイアップではないんだろうけど、そういう企画の中で作られた曲ってどうなんだろうっていう偏見…18祭というと、言葉通り18歳の若者たちでつくる歌みたいな意味合いが強いと思うんですけど、じゃあ自分みたいなおじさんはどういう気持ちで聴けばいいだろう、とかね。

 

ただこの曲に関しては逆に、アルバムに収録されたものを聴いたことで、好きになれた曲ですね。色んなものを取っ払って、アルバムに収録されたこの曲に向き合った時に、良い曲だなって思えたんです。個人的には、BUMPの曲で「みんなで歌おうぜ!」みたいになる曲は好きじゃないんですけど、この曲についてはそこの部分も良いなって思えました。

 

だから、色々思っていたことの正体は多分…自分が18歳だった頃に、もしもこの曲に出会ったら、きっと嬉しかっただろうなっていう、そういう過ぎてしまった時間に対する悔しさ、僻み、みたいなものだったんだろうなって思います笑。

 


そして、【青の朔日】という曲。

 

これがね、もう本当に大大大大名曲でした。最終的には、アルバムの中では一番好きな曲になりました。もう【木漏れ日と一緒に】と【青の朔日】の2曲だけで無限に回して聴いています。

 

何目線で言っているんだ、と思われそうですが、もしも昔好きだったけど、ちょっと最近のBUMPはあんまり聴いてないなっていう人が居たら、この2曲だけでも聴いてもらえたらと思います。めっちゃカッコいいです。

 

ということで、今回はこの【青の朔日】という曲を存分に語りたいと思います。

 

青の朔日

青の朔日

  • provided courtesy of iTunes

 

 

■まずは最初に白状したいんですけど…【青の朔日】は、ずっと聴かず嫌いの曲でした。

 

というのが、この【青の朔日】という曲は、曲の感じが前半と後半で雰囲気がガラッと変わるんですけど、そこら辺に行き着く前に、自分の中でこの曲の雰囲気を決めつけてしまって、長いことその感覚が染み付いてしまっていました。だから最初は、アルバムの中でもこの曲を飛ばして聴いたりしていました。

 

非常にもったいないことをしていたなぁと思うし、そもそもどの曲もちゃんと聴かないと、その曲がどんな曲なのか本当には分からないよなと、ただただ反省するばかりです。

 

で、前回書いたことと同じことをまた書くんですけど、同じ曲でも、自分がどういう状況の時に・どういう気持ちの時に聴くかで、その曲が全然違って聴こえてくるなってつくづく思います。【木漏れ日と一緒に】も【青の朔日】についてもそうでした。

 

【青の朔日】についても、例のごとく車の運転中に、自分の心情的には、色々考えすぎていて心がぐちゃぐちゃになっているような…あんまり良くない状況の時に聴いたことがあったんですけど、その時に自分の心にめっちゃ響いたんです。

 

【木漏れ日と一緒に】という曲が、日常にすーっと入ってくるような感覚になるのに対して、【青の朔日】については、自分の手を強く引っ張っていってくれるような、前に進む勇気をもらえる心強い曲だという印象です。きっと、こういう曲が欲しかった!という自分の状況だったからこそ、【青の朔日】に反応して、そういう曲だと気付いただけなんだと思います。

 


■まず、曲の雰囲気については、先述した通り、前半と後半で雰囲気がガラッと変わるような曲です。というより、どんどん曲が終盤にいくにつれて、盛り上がって強さを増していく曲です。

 

だからこそ、前半だけを聴いて曲全体の雰囲気を判断するのは、かなり無理があったなという感じです…。

 

最初は、美しいギターのアルペジオをバックに藤原さんが優しく歌っています。この辺りを聴いただけでは、そこまで盛り上がりもなく、心は躍らなかったんですけど、そこから少しずつ音色が増えてきて、それに伴って藤原さんの歌声にも力強さが纏っていきます。

 

そして、2番のサビからは、一段と演奏にも歌声にも力強さが加わって、おお、来た来た!ってなります。そこから再びBメロでは一旦ブレイクタイムがありますが、圧巻なのは最後のサビの部分で、その勢いが最大になるというところがまた堪りません。

 

こう徐々に曲が盛り上がっていく感じは、聴いていて非常にワクワクするところがありますね。個人的には、やはり最後のサビの部分の高揚感がめちゃくちゃ好きで、歌詞の内容とも相まって、力をもらえる部分だと感じます。やっぱり、ギターがジャンジャカなっている曲を聴くと、そうそうこれがバンプだ!って思いますよね。

 

あと、最後のサビが終わるところで、遠くで響くように聴こえてくる、藤原さんの「イェイ!」がめっちゃ好きです。

 


■そして、歌われている内容についてなんですけど、何か今までの歴代のBUMP OF CHICKENの楽曲の断片が、随所にちりばめられている感じがしました。個人的に、そう思った箇所を中心に触れつつ、歌詞を紹介していきたいと思います。

 



終わらない夜の途中 灯を忘れた空には
戻れない日の指切りを カシオペアの代わりに

 

カシオペア”とは、空に浮かぶカシオペア座のことですかね。星が5つ、アルファベットの"W"の形に並んでいることで特徴的な星座です。

 

BUMP OF CHICKENの楽曲でも、天体がモチーフになっていたり、歌詞に出てきたりすることも多いんですけど、そもそもBUMP OF CHICKENのトレードマークについて、BUMP OF CHICKENというロゴと、今では”星の鳥”と呼ばれるようになったマークに挟まれるような形で、星が4つ十字の形に並んでいるのが見てとれます。

 

ここの歌詞が、”カシオペア”…星が5つ並んでいるものを選んでいることについては、おそらく4つの星はメンバーを表しているんだと思うんですけど、そこに1つ加わった星については、BUMP OF CHICKENのリスナーだったり、生み出された楽曲を表しているんだと思います。

 



鳥になった宝物が 落とす影を追っていたら
真っ暗にまぎれて混ざって 見つけられないままで

 


鳥になった宝物が 落とす影 まだ探している
ああ もう一度だけ逢いたい 何も怖くはない

 

”鳥”という言葉が象徴的な部分ですけど、BUMP OF CHICKENと言えば、そもそもバンド名に”CHICKEN”という言葉が入っているので、BUMP OF CHICKENそのものが”鳥”と考えられますよね。

 

”鳥になった宝物”という言葉が、めっちゃ感慨深いですよね。長いこと活動してきたBUMP OF CHICKENに対して、藤原さんが”宝物”と表現していることについては、BUMP OF CHICKENという存在を、藤原さんを含むメンバーが本当に大切にしているのだと分かる表現だと思います。

 

ただし、個人的にはここの”鳥”は、”星の鳥”をイメージしました。”星の鳥”と言えば、アルバム『orbital period』に収録されている収録曲に、ずばりそのままのタイトルで【星の鳥】という、インストの曲があります。

 

また、”星の鳥”は、同アルバムに”星の鳥”がモチーフになった絵本が収録されたり、ライヴの映像でもスクリーンにデカデカと星の鳥が出現して動き出すなど、一介の楽曲に落ち着くだけにとどまらず、BUMP OF CHICKENを象徴するものとして存在しています。

 

BUMP OF CHICKENは、2008年に「ホームシック衛星」と称して、アルバム『orbital period』のリリースツアーを開催したのですが、2024年にはそのリバイバルツアーとして、「BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024」を開催しました。

 

このことから、藤原さんが”星の鳥”を最新の楽曲にも出現させたことは、そういう経緯があったのかなと思います。

 



思い出せなくなった虹を 覚えている空には
くたびれた靴が響くよ それでも歩いていると

 

”虹”という言葉は、前の記事でも触れましたが、BUMP OF CHICKENにとっては馴染みの言葉ですよね。このアルバムの中でも、【なないろ】という楽曲は”虹”をモチーフにしている楽曲であるし、そもそもこのアルバムのタイトル”Iris”自体が、その意味を”虹彩”として、これも”虹”に縁のある言葉になっています。

 

自分が忘れててしまったことや、失くしてしまったものがあるかもしれないけれど、それらは空に浮かんで、ちゃんと歩いている人を見守っていると、そういうことを歌っているのだと思います。

 

 


明日が全てを失っても 繋げた鼓動だけは歌ってほしい
だから私は生きている カケラの全部で

 

ここの”カケラの全部で”という部分の言葉とメロディーについてなんですが、最初聴いた時からすごく聴き覚えがあって、何だろうと思っていたんですけど、その正体は、同じくBUMP OF CHICKENの楽曲である【ファイター】でした。

 

【ファイター】のサビの歌詞に

 


ここにいるためだけに
命の全部が叫んでる

 

という部分が出てくるんですけど、ここの”命の全部が”と、【青の朔日】の”カケラの全部で”という言葉自体が似ているし、前者の”全部が”と、後者の”全部で”のメロディーが似ているんですよね(全く一緒?分かりませんが…)。

 

そもそも、【青の朔日】には、これも象徴的な表現として、”ならば私は戦える”という言葉が出てくるんですけど、ここも”ファイター”という言葉と重なるし、【ファイター】にも【青の朔日】にも、”命”という言葉が象徴的に使われているところも共通点としてあり、個人的には、割と両曲を重ねて聴いている部分があります。

 



命は理由に出会えた 燃えて消える意味を知った
その火が視界を照らした 青く 青く どこまでも
明日が全てを失っても 繋げた鼓動だけは歌ってほしい
だから私は生きている カケラの全部で

 

泣かないでって祈るのは 足跡の下の涙
迷いを乗っけた爪先で 進め 進め 魂ごと
間違いかどうかなんて事よりも あなたのいる世界が続いてほしい
ならば私は戦える たとえその時 側にいないとしても

 

最後のサビの部分の歌詞を載せてみました。この辺りは、藤原さんが最も力を込めて歌っている場所です。時々ライヴ映像を見た時に思うんですけど、同じ歌でも、藤原さんが感情的に力を込めて歌っていることがありますよね。それを彷彿とさせる、力強い歌唱とともに、歌われている歌詞にも、とてつもない力が込められています。

 

”命は理由に出会えた 燃えて消える意味を知った”

 

”燃えて消える”という言葉で思い出すのは、例えば、過去にBUMP OF CHICKENが発表した【ゼロ】という楽曲…その【ゼロ】の歌詞の中に、”終わりまであなたといたい”という部分が出てくるんですけど、何かで読んだインタビューの中で、”藤原さんの歌詞は、ちゃんと命や人生が終わることを意識している”みたいなことを確かインタビュアーが言っていたんです。

 

”永遠に続く”とか”ずっと終わらない”などの表現ではなく、”いつか終わる”ことを意識して、藤原さんは歌詞を書いているところがすごい、というインタビューだったと思うんですけど、この歌もそうだなぁと、この”燃えて消える”というフレーズを読んで思いました。


”その火が視界を照らした”

 

”火”という言葉は、割とBUMP OF CHICKENの楽曲でも、結構核となる曲で使われているフレーズなんですけど、それらの曲には共通点があって、具体的には、【fire sign】は増川弘明へ、【セントエルモの火】は升秀夫へ、そして、アルバム『Iris』にも収録されている【Flare】は直井由文へと、それぞれ向けられた歌だと言われています(一説によると?公式に?)。

 

ともすると、この【青の朔日】にも”火”という言葉が使われているんですけど、これについてはおそらく”リスナー”に向けて歌われた歌なのではないか、と思っています。

 

まぁどの歌も、リスナーに向けて歌われている歌なのは当たり前だとは思うんですけど、この歌に込められた”リスナーへ”という気持ちは、特別強いと思っています。


”足跡の下の涙”

 

このフレーズも印象に残りましたが、同時にどう解釈したらいいのか、ちょっと迷うフレーズでもありました。ただ、そのままのイメージをしてみると、足跡の下の涙、ということは”涙”を踏んづけている…つまりは流した涙を踏みしめて、悲しみや苦しみを越えて、力強く歩いているという光景が浮かんできました。

 

このあとに、”進め 進め 魂ごと”というフレーズが出てくるんですけど、こんなにも”進め”と力強く歌うことは、それだけ強い想いが込められているんだろうと思います。

 


■という風に、これまでBUMPが歌ってきた、藤原さんが紡いできた言葉のオンパレードで、言い出せばきりがないのですけど、じゃあ、全体としてどんなことが歌われているのか、ということですけど、個人的には先述した通り、リスナーに向けた想いが特別強い曲だと思っています。

 

前回の【木漏れ日と一緒に】の記事を書いた時にも参考にした、アルバム『Iris』のインタビュー記事にて、藤原さんは【青の朔日】について、このように語っています。

 

引用:

BUMP OF CHICKENの5年ぶりアルバム「Iris」藤原基央1万字インタビュー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 


「朔日」というのは新月のことで。真っ暗な世界の中で見つけてもらった感覚というか、あるいは真っ暗な中で会いたい人を探すような感覚というか。僕が音楽活動を通じて、唯一音楽を接点にしてリスナーとつながっていると感じている、その感じ方の1つとしてそういうイメージがあるんです。そこにある明かりは小さいとも表現できるし、唯一だからこそ大きいとも表現できるし、同じように弱いとも強いとも表現できる。それを追いかけているみたいな感覚もあるし、それを松明のように灯してあたりを照らしているような気持ちになるときもある。

 

個人的には、上記のことを象徴しているのが、”星の鳥”なんだと思っています。例えば、BUMP OF CHICKENの楽曲が、リスナーに向けて発信されていく様子を具現化したのが、”星の鳥”が飛んでいくというイメージです。再度歌詞を紹介してみると、

 


鳥になった宝物が 落とす影を追っていたら
真っ暗にまぎれて混ざって 見つけられないままで

 


鳥になった宝物が 落とす影 まだ探している
ああ もう一度だけ逢いたい 何も怖くはない

 

この宝物を”歌”だと解釈するならば、”落とす影を追っていたら”…それらの歌がどのようにリスナーに届いているのか追ってみようとしても、”暗闇にまぎれて”…その影はすぐに見失ってしまう、それでも”まだ探している もう一度だけ逢いたい”…またリスナーに向けて歌っている、という感じでしょうか。

 

そしてそれは、究極は最期のフレーズ

 


間違いかどうかなんて事よりも あなたのいる世界が続いてほしい
ならば私は戦える たとえその時 側にいないとしても

 

へと繋がっているのでしょう。自分の歌がリスナーに届いている様子が見えないとしても、つまりは自分が”側にいないとしても”、一人一人の世界が続くのならば、自分はずっと歌い続けるという覚悟を持っているのだと、そういうことですよね。

 

先述した【木漏れ日と一緒に】では、藤原さんが吐露した迷いみたいなものを垣間見えたのですが、この【青の朔日】では一変して、そういう迷いを一蹴するような強い気持ちを感じました。

 


■ということで、【青の朔日】、これは大名曲ですね。

 

うまく表現できないですけど、BUMP OF CHICKENの楽曲として、個人的には2つの路線を感じていて、1つは過去のBUMP OF CHICKENの楽曲からはかけ離れたような楽曲の路線と…ここら辺は自分には刺さらないけど…もう1つ、本来の純粋なギターロックとしてのBUMP OF CHICKENを感じる楽曲の路線があって、この後者の方を応援したいと、切に思っています。

 

そういう意味では、この【青の朔日】は、後者の路線で聴いていったときに、藤原さんが込めた想いも含めて、BUMP OF CHICKENが行き着く最高到達点の一つなんだと思えるようになってきました。

 

youtu.be

 

※余談ですけど、YouTubeで、ほぼすべてのBUMP OF CHICKENの楽曲を公式チャンネルで聴けるようになっていて、何か「え、いいの?」という気持ちにさせられますね。