標準化適用事例 | 情報規格調査会

標準化適用事例

国際符号化文字集 (JTC 1/SC 2)

ISO/IEC 10646

以前は、国や地域ごとに符号化文字集合を決めていたため、日本のパソコンでは外国語の文章を作ることはできませんでした。国際符号化文字集合のおかげで、普通のパソコンで、世界中のホームページのどの言語でも自由に閲覧することができるようになっています。

JPEG・MPEG (JTC 1/SC 29)

  • JPEG :ISO/IEC 10918シリーズ
  • MPEG-2: ISO/IEC 13818シリーズ
  • MPEG-4: ISO/IEC 14496シリーズ

映像音声データを高い品質を保ったまま高圧縮する技術として,世界中に普及しています.JPEGはデジタルカメラ,MPEG-2はDVDや地上デジタル放送,MPEG-4は携帯音楽プレーヤーなど,様々な製品やサービスに利用されています.デジタルメディアの拡大に伴い,現代社会に不可欠な技術の一つとなっています.

QRコード(JTC 1/SC 31)

バーコードと同じデータ量であれば、10分の1程度の大きさで表現可能。最大7089桁(数字)をコード化可能。

ISO/IEC 18004

横方向にしか情報を持たないバーコードに対し,縦横に情報を持つことで格納できる情報量が多く,数字だけでなく英字や漢字など多言語のデータも格納できる二次元シンボルです.現在ではスマートフォンの普及などにより日本に限らず世界的に普及しています.

RFID (JTC 1/SC 31)

ID情報を埋め込んだRFタグから,電波を介して情報をやりとりする非接触型の自動認識技術です.市場の安心,安全意識の高まりによるトレーサビリティ,国際的なサプライチェーンの効率化などを実現する技術として,流通・物流分野で利用されています.

バイオメトリクス (JTC 1/SC 37)

ISO/IEC 19794シリーズ

生体認証ともいい,指紋,網膜,虹彩,静脈など生体器官の身体的特徴や,筆跡,キーストロークなど癖の行動的特徴の情報による個人認証技術です.
高セキュリティが必要なコンピュータ,携帯電話,ATM,機密情報部屋の入室などの個人認証で使われています.