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2015.05/07 [Thu]
とても感動したものですから小さな紙に書いて、お財布に・・・山本富士子さん
いわゆる頭のいい人は、いわば脚の速い旅人のようなもの
である。 人より先のまだ行かないところへ行き着くことが
できるかわりに、途中の道程、或いはちょっとした脇道に
ある。 肝心なものを見落とす恐れがある。
寺田寅彦
親友が信友であり心友でそういう友があるが嬉しい
おばあちゃんのひとりごと
今日は、友人3人と、伝統工芸展を見に出掛けました。 工芸展
では、美しい着物姿の友が中心になり茶席が開かれており、一服
頂きました。 「今日は盛会でいいね・・・」 といい、お忙しそうなので
「またね」 と、美味しいお菓子を頂き、お抹茶をいただき。 それが、
人間国宝の作られたお茶碗で頂けましてね。 わぁおー凄い!
こんなことなかなかないですよね。 立派なお茶碗でなんか 余計に
美味しく感じつつ、 友人らと私4人でね。楽しんだのです。
お着物姿や、工芸展にも多くの方々で、素晴らしくいい雰囲気でね。
ありがたい。 ありがたい。 ひとときでした。
友人の、ひとりが家の近くまで、車で送ってくれて助かりました。
お抹茶は、幼い日の毎日、頂いていました。ふと 想いだし亡き父母
のことが、懐かしくて じーんとしました。
両親は毎日お抹茶をのんでいてね。 私が、学校から帰ると・・・・・。
「まあ 一服どうぞ……」 と母がお抹茶をかいてくれました。 わたしは、
「結構なごふくわいで……」 って、言っていたと思うのですが、もう 昔
むかしのことで忘れていました。 嫁いでからは、忙しいばかりで、母は、
茶道具のたしか「遠州小箱」 といっていたと思うのですが、買ってくれて
「毎日 お抹茶をひとりでものみなさいよ」 と、隠れるように、そおっと、手
をさしのべるようにしてくれたのに、そんな暇もない私……寂しそうでした。
それくらいのゆとりの刻を過ごさせてやりたいと思っていたのでしょうね。
ふと いろいろを思い出し、久しぶりに亡き両親の愛に触れた思いでした。
そうなんだ
過去は積もりゆく
忘れなくたっていい
いつもいくつもの
引き出しにしまいながら
ときどきは 引き出しから
匂いを嗅いだり
そっと 手でふんわりと持ったり
いいなぁ いいなぁ なんて
ありがとう ありがとう って
想いだして 感謝したり
つらい苦しいことは
想いだして涙すればいいかぁ
そうしよう 過去は過去だもの
笑って 泣いて 想いだしていこうかなぁ
---------------------------------------------------------------
人間学を学ぶ月刊誌
到知 2013・10
よい言葉がよい人生を創る
山本富士子 牛尾治朗
--省略ーーー
山本 どんな人にもいいところ、美しいところがある。だからそのいいところを
美しいところをじっと見なさい。そうすると世の中が楽しく和やかになる。
そういう姿勢で接する、相手も自分のいいところ、美しいところを見てく
れるというお話でしたね。
覚えていらっしゃるかしら、初めてこの言葉を教えていただいたとき
もし間違えてはいけないと後でお電話して確認させていただいたのを。
そうしたらもう一つ素敵な言葉を教えてくださいましたね。
「少(わか)くして学べば、則ち壮にして為すこと有り。
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず」 と。
牛尾 佐藤一斎の三学戒ですね。
山本 よく学ぶこと、一生学び続けることが大事だという意味でしたね。 私も
女優の仕事を通じて多くのことを学ぶ幸せを実感してきましたから、また
いい言葉を教えていただいたなと感動して、すぐにノートにに書き留めま
した。
牛尾 それは嬉しいですね。
--省略ーーー
牛尾 ロータ―リーでは砂時計の話をされたようですが、あれはいいお話ですね。
初めて伺った時には、ものすごく感激しました。
山本 私は亡くなった主人と毎年バースーデ^カードを贈りあっていたんですけれ
ども、主人は必ずそこに素敵な言葉を記してくれたんですね。 その一つが
砂時計の話だったんです。
「産経新聞」 の一面に、「朝の詩」 という一般読者の方が投稿する欄が
あって、主人はそこへ投稿された 「この秋」 という詩に大変感銘を受けて
「砂時計の詩」 と題してバースーでーカードに引用して贈ってくれたんです。
砂時計の詩
一トンの砂が、時を刻む砂時計があ
るそうです
その砂が、音もなく巨大な容器に
積もっていくさまを見ていると
時は過ぎ去るものではなく
心のうちに からだのうちに積もり
ゆくもの
と。 いうことを、実感させられる
そうです。
時は過ぎ去るものではなく
心のうちに からだのうちに積もり
ゆくもの
私はこの言葉に出会うまでは、時は過ぎ去るものと考えていました。 こう
して牛尾さんとお話ししている時ももちろん刻々と過ぎていきます。 だから
こそこの一瞬一瞬を大切に、一日一日を大切に、いい刻を自分の心や体の
中に積もらせていくことが大事で、それがやがて豊かな心やいい人生を紡
いでいってくれる。 そう受け止めて一日一日を精いっぱい 生きる、きょう
一日を精いっぱい生きることの大切さを改めて実感させられました。
とても感動したものですから小さな紙に書いて、お財布に入れていつも持ち
歩いているんです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
短歌
拉致思うなんで進展しないのか早く解決してあげないと
なんかなんか虚しくなるななんだろうこの思いって忘れようかな
俳句
公園は楽しげな人ら新緑だ
男の子野良猫を追う初夏の中
川柳
友のことときどき心すれ違う
優しさが嬉しい友に感謝す
である。 人より先のまだ行かないところへ行き着くことが
できるかわりに、途中の道程、或いはちょっとした脇道に
ある。 肝心なものを見落とす恐れがある。
寺田寅彦
親友が信友であり心友でそういう友があるが嬉しい
おばあちゃんのひとりごと
今日は、友人3人と、伝統工芸展を見に出掛けました。 工芸展
では、美しい着物姿の友が中心になり茶席が開かれており、一服
頂きました。 「今日は盛会でいいね・・・」 といい、お忙しそうなので
「またね」 と、美味しいお菓子を頂き、お抹茶をいただき。 それが、
人間国宝の作られたお茶碗で頂けましてね。 わぁおー凄い!
こんなことなかなかないですよね。 立派なお茶碗でなんか 余計に
美味しく感じつつ、 友人らと私4人でね。楽しんだのです。
お着物姿や、工芸展にも多くの方々で、素晴らしくいい雰囲気でね。
ありがたい。 ありがたい。 ひとときでした。
友人の、ひとりが家の近くまで、車で送ってくれて助かりました。
お抹茶は、幼い日の毎日、頂いていました。ふと 想いだし亡き父母
のことが、懐かしくて じーんとしました。
両親は毎日お抹茶をのんでいてね。 私が、学校から帰ると・・・・・。
「まあ 一服どうぞ……」 と母がお抹茶をかいてくれました。 わたしは、
「結構なごふくわいで……」 って、言っていたと思うのですが、もう 昔
むかしのことで忘れていました。 嫁いでからは、忙しいばかりで、母は、
茶道具のたしか「遠州小箱」 といっていたと思うのですが、買ってくれて
「毎日 お抹茶をひとりでものみなさいよ」 と、隠れるように、そおっと、手
をさしのべるようにしてくれたのに、そんな暇もない私……寂しそうでした。
それくらいのゆとりの刻を過ごさせてやりたいと思っていたのでしょうね。
ふと いろいろを思い出し、久しぶりに亡き両親の愛に触れた思いでした。
そうなんだ
過去は積もりゆく
忘れなくたっていい
いつもいくつもの
引き出しにしまいながら
ときどきは 引き出しから
匂いを嗅いだり
そっと 手でふんわりと持ったり
いいなぁ いいなぁ なんて
ありがとう ありがとう って
想いだして 感謝したり
つらい苦しいことは
想いだして涙すればいいかぁ
そうしよう 過去は過去だもの
笑って 泣いて 想いだしていこうかなぁ
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人間学を学ぶ月刊誌
到知 2013・10
よい言葉がよい人生を創る
山本富士子 牛尾治朗
--省略ーーー
山本 どんな人にもいいところ、美しいところがある。だからそのいいところを
美しいところをじっと見なさい。そうすると世の中が楽しく和やかになる。
そういう姿勢で接する、相手も自分のいいところ、美しいところを見てく
れるというお話でしたね。
覚えていらっしゃるかしら、初めてこの言葉を教えていただいたとき
もし間違えてはいけないと後でお電話して確認させていただいたのを。
そうしたらもう一つ素敵な言葉を教えてくださいましたね。
「少(わか)くして学べば、則ち壮にして為すこと有り。
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず」 と。
牛尾 佐藤一斎の三学戒ですね。
山本 よく学ぶこと、一生学び続けることが大事だという意味でしたね。 私も
女優の仕事を通じて多くのことを学ぶ幸せを実感してきましたから、また
いい言葉を教えていただいたなと感動して、すぐにノートにに書き留めま
した。
牛尾 それは嬉しいですね。
--省略ーーー
牛尾 ロータ―リーでは砂時計の話をされたようですが、あれはいいお話ですね。
初めて伺った時には、ものすごく感激しました。
山本 私は亡くなった主人と毎年バースーデ^カードを贈りあっていたんですけれ
ども、主人は必ずそこに素敵な言葉を記してくれたんですね。 その一つが
砂時計の話だったんです。
「産経新聞」 の一面に、「朝の詩」 という一般読者の方が投稿する欄が
あって、主人はそこへ投稿された 「この秋」 という詩に大変感銘を受けて
「砂時計の詩」 と題してバースーでーカードに引用して贈ってくれたんです。
砂時計の詩
一トンの砂が、時を刻む砂時計があ
るそうです
その砂が、音もなく巨大な容器に
積もっていくさまを見ていると
時は過ぎ去るものではなく
心のうちに からだのうちに積もり
ゆくもの
と。 いうことを、実感させられる
そうです。
時は過ぎ去るものではなく
心のうちに からだのうちに積もり
ゆくもの
私はこの言葉に出会うまでは、時は過ぎ去るものと考えていました。 こう
して牛尾さんとお話ししている時ももちろん刻々と過ぎていきます。 だから
こそこの一瞬一瞬を大切に、一日一日を大切に、いい刻を自分の心や体の
中に積もらせていくことが大事で、それがやがて豊かな心やいい人生を紡
いでいってくれる。 そう受け止めて一日一日を精いっぱい 生きる、きょう
一日を精いっぱい生きることの大切さを改めて実感させられました。
とても感動したものですから小さな紙に書いて、お財布に入れていつも持ち
歩いているんです。
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短歌
拉致思うなんで進展しないのか早く解決してあげないと
なんかなんか虚しくなるななんだろうこの思いって忘れようかな
俳句
公園は楽しげな人ら新緑だ
男の子野良猫を追う初夏の中
川柳
友のことときどき心すれ違う
優しさが嬉しい友に感謝す
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