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2021.02/12 [Fri]
「お前たち、こんなつまらんことをやる時間があったら、働いたら、どうかね。俺は八十すぎて、なお、こうして働いている」
毎日の生活の中に、また、毎日の生活の中
で、もっとも自然に愉しさを見いだすこと
ができたら、どんなに幸せなことだろう。
中原淳一
毎朝、散歩に出るとね。周りを見ながら楽しみを
見つけて歩いています。日日に新しいなにかを見つ
ける楽しみを持ちながら歩いています。
それがあって努力できるのかもです。
昨夜ね。幼馴染のマドンナちゃんから、電話が入
りましてね。
「主人がなくなったのよ………」って～～
先日、会った時に「入院してるのよ」と言ってお
られたなぁ～～とね。
誰もがね。いつかはね。
いまからのしばらくのさみしさを思うのです。
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短歌
友からの電話は「夫が亡くなったの」連絡入り
悲しみの声
いつの日か誰もがいつか迎えますひとりになり
ひとりを知りて
久しぶり夢に出ました若き日の亡夫が元気で働
きおりて
言霊を信じ善きことば話すこと心がけたい老い
ゆく日日は
ついついと未熟なるわれ若き日を思い浮かべて
反省しきり
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十八私掠の人物学
伊藤肇 著
石坂泰三の呼吸
応対事例がぴしゃり決まった応対事例を紹介したい。
既に亡いが、経団連会長で「財界総理」と言われた
石坂泰三が、政府から拝みたてまつられて「万博」の
会長を引き受けたときのことである。
本来が、政治家とか官僚という奴は無責任なもので、
頼むときにはあれほど頼んでおきながら、いざ金を出
すとなると渋りに渋って、予算措置をスムーズにやら
ない。そうなると困るのは万博の事務局である。躍起
になって、その筋へ陳情したが、いっこう埒があかな
い。とうとう音を挙げた副会長の菅野儀丸が、石坂に
「ひとつ、佐藤総理と直談判して話を詰めていただき
たい」と泣きつき、石坂は「よろしい」と簡単に引き
受けた。
「総理、わたくしはネ、あなたがたに頼まれて万博
を引き受けましたが、心構えとしてはこう思っている
んですよ。総理が『百万円相当の万博をやれ』と言わ
れるなら『百万円相当の万博』をやってみせますし、
もし『千億円の万博を』と命ぜられれば、『千億円の
万博を』をやりあげてみせます。しかし、ま、どちら
しても大事なことは、「万博」はお国の仕事ですから、
世界各国に対して、日本が赤ッ恥をさらすような真似
だけはしたくないものですネ」
後はカンラカラカラと笑い飛ばしたか、どうかは知
らないが、「もっと予算措置を早くしてもらいたい」
などということは一言も言わなかった。ところが翌日、
総理命令で直ちに予算がまわってきたのである。
――――――省略――――――
かつて、万博の土地の買収をめぐって、「不正があ
る」と右翼暴力団が石坂のところへ押しかけたことが
ある。こういう手合いは話してもわかる連中ではない
から、たいていの財界人は、三舎を避けるところだが、
石坂は悠々と彼らの前に現れて大音声で一喝した。
「お前たち、こんなつまらんことをやる時間があっ
たら、働いたら、どうかネ。俺は八十すぎて、なお、
こうして働いている」
ギャングどもがあっけにとられたところへ、おっか
ぶせるように言ってのけた。
「いくら、お人よしでも、何十年も前の土地を買い
値で売るバカがいるかい。買い値より高く売って何が
悪いんだ。不正などはない。帰り給え！」
この気合いに押されて、さすがの札つき右翼たちも
しっぽをまいて退散した。
ー――――――省略――――――
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何度も書いていますね。ふふふ。
しかし、オリンピックでもですが、八十歳になられ
る方が頑張っておられる。すごいなぁ～～と思う。
ありがとうございました。
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