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2017.02/06 [Mon]
若い人は何も考えずに手をつけて、”汚い残し方”をするといいます。
大切なことは、私たちがこの世に何年生きるかではなく、
この世にどれだけ価値のあることをするかである。
ヘンリー
世の中の人は何とも言わば言え。わが成すことは我のみ
ぞ知る。
坂本龍馬
本当にね。我のみぞ知る。いいわけなどはせぬぞ。面倒だから。
アッハ。ああしかたない。すべては老いていくだけ……ふふふ。
今朝のニュースでね。愛ちゃんかわいい。日本での結婚式。幸せよね。
高梨紗羅選手かっこいいですね。52勝とのこと。素敵な女性です。さ
わやかに活躍しておられます。嬉しくなります。
昨日は、雨ふりでしたので、いつも行く喫茶店がすいているかしら?
と思ったのですが、混んでいました。ちょうど、知っているおばあちゃ
んと一緒になりました。その方は、昨年ご主人がなくなられ、今がお寂
しいことでしょう。私も来た道です……。昨日はサラダつきバーガーの
セットを食べておられ、640円とコーヒー400円と、伝票に書かれてい
た。”おう 心の中で、チョッ豪華ね”(隣に坐ったので、伝票が見えて)
嫌な私、なんでもが興味があって、困った人です。
お人柄のいい方でね。ゆっくりと、長い時間をかけて食べ、私と会話
しながら、おっしゃいました。
「私は、きちんと、きれいに食べないと、嫌なんです……」
「そうよね。わたしも……大事なことよね。」
パンを一つ残されていました。きっと、サラダのことね。
「もって帰られたら?」といいたいのを、我慢しました。
私も、いつも、綺麗にすべていただくことを、心がけています。
それでなければ、ご飯とかを「少なめで~お願いします。」と頼むの
です。残しては、いけないとちいさい頃から身についててね。美しく食
べあとを綺麗に美しくを、いつも、心がけているのです。大事なことと
思うからです。(もったいないのですもの。ゴミになっちゃう。)
……でも、今は残さないでいただくということを運動していると、こ
の間、テレビでやってたと思ったけれども、とても、大事なことだけど
なぁ。ゴミも少なくなるし。この地球の為にもね。ふふふ大げさかな。
もう一人の方は、いつも、とても、私によくしてくださる方で、この
間、お礼にと、帽子を編んであげたんです。お洒落な毛糸でかぎ針でね。
結局、帽子を2つ編みまして、お礼にもらっていただいたのです。
ときどき コーヒー代を払ってくださいます。ありがたいことです。
こうやって、いろいろと優しくしてくださいます。
ああ、ありがたい。ありがたい。ありがとう。おかげさま。
*
お菓子
金子みすゞ
いたずらに一つかくした
弟のお菓子。
たべるもんかと思ってて、
たべてしまった、
一つのお菓子。
母さんが二つッていったら、
どうしよう。
おいてみて
とってみてまたおいてみ、
それども弟が来ないから、
たべてしまった。
二つめのお菓子。
にがいお菓子、
かなしいお菓子。
*
☆☆ 父ちゃんの涙 ☆☆
姉と私と妹
三人でお留守番をしてた
なんでか喧嘩になっちゃって
大きな壺がわれちゃった
きれいにまっ二つに割れてしまった
驚いて姉がとっさに、私と妹に
「ご飯粒をもっておいで……」
姉は、一生懸命ご飯粒でくっつけてた
その挙句に、指を怪我し血が出てて
帰って来た両親には言わずにいたのかな
でも、すぐにばれたんだと思う
そこのところは知らないしわからないが
お父ちゃんがお母ちゃんに
隣の部屋で話ししてたのが聞こえた
「なんで、正直に話さないのかなぁ……」
「育て方をまちがえたかなぁ……」
お父ちゃんが涙してた
ほかのことは覚えていないのだが
父ちゃんの涙がわかった気がした
なんて悪い子だったんだろう
姉はそのこと覚えているかなぁ
一度姉に聞いてみようかなぁ
ちいさいちいさいころのこと
覚えてないかなぁ姉は……。
*(昔は糊がわりに、ご飯粒で貼っけたリしてたんですよ)*
そして、花瓶がご飯粒でくっつくと、思ってるなんて今の世の中では
笑えますよね。当時は、くっくと、信じて一所懸命やったんでしょうね。
私も妹も5歳上の賢い姉ですので、くっくと、二人が目を点にして見てるだけ……。
今、考えると、悪いことをしていたんですよね。とってもね。
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名僧の一言
中野東禅
食事のときは「おかげさまの気持ち」を忘れずに
◆飢え来れば喫飯、困じ来れば眠著、悟りて何の益かある(慈雲)
江戸中期の真言宗の僧、慈雲の言葉です。
この言葉は、「悟りなど学んで何の利益があるというのか。腹がすいたらご飯
を食べることだ。眠くなったら眠ることだ」といった意味になります。
慈雲は、悟りを理論や理屈として難しく考えることに意味はない。それより日
々どれほど人間らしく生きるかが大切ではないか、と言っていいるのです。
悟りを求めて人は仏教を学びます。しかし悟りとは、数学のテストの答えのよ
うに、はっきりとした正解はありません。
もっと言えば、芸術のようなもので、点数のつけようがないのです。また、修
業期間の長短にも関係ありません。ある日突然悟る人もいれば、一生かかって悟
れない人もいます。
冒頭の慈雲の言葉を振り返ってみれば、私たちは腹がすいたからご飯を食べた
り、眠くなったから寝るという、自分の身体に正直になることをないがしろにし
てはいないでしょうか。
ややもすると、そんな本能のままに生きる生活は動物のすることと揶揄される
かもしれません。しかし」、そこにあらゆるものへの感謝の気持ちがあれば、人
間らしい生き方となるのです。
私のよく行くレストランの店主がこんなことをこぼしていました。
料理や飲み物を残すひとが今に始まったことではないが、最近、汚い残し方を
する人が多くなったそうです。年輩の方は、はじめから自分の身体の都合を考え
て、食べきれないものをきれいに残す。しかし、若い人は何も考えずに手をつけ
て、汚い残し方をすると言います。
とくに若い女性がひどいそうです。注文したコーヒーにわざわざ砂糖とミルク
を入れて、ほんの少し口をつけただけで残してしまう。残りは下水に流すしかあ
りません。それを浄化するためにどれだけの水が必要になるかと思うと、とても、
つらいそうです。
「腹がすいたからご飯を食べる」という当たり前のことを、「おかげさま」と
いう感謝の気持ちで丁寧に行なっていく、その日常に、悟りがあるのです。
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なんだか、よく見る光景です。そして、若い人だけではないと思いますが~ね。
短歌
気がつけばすっかり老いてひとりなり笑えるほどに人生早し
俳句
冬の雨そぼふるなかをあてもなく
川柳
トランプの口の動きがただいやだ
NoTitle
コンビニが始めた「恵方巻き」レース。それに踊らされている関係者と消費者。
期間が決まっているだけに、売れ残った「恵方巻き」は廃棄の運命だそうです。
これではとても幸運など来ないし、恵方に対して失礼ではないかと思います。
飽食の時代に生きている日本人は、「汚い残し方」をしますね。
残念です。