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2016.06/30 [Thu]
「利休居士酒盃の銘」・・・三盃は”酒”人をのむ。
一度でも心から全身全霊をもって笑ったことのある
人間は、救いがたいほどの悪人にはなれない。
カーライル
たしかにね。だから、笑うっていいのよね。昔むかし。
笑ってましたね。何でもが嬉しくて楽しくて、小さい妹と二
人でね。母は「愛嬌よしでないとね」たまにふくれていると、
”ふぐがふくれたふくれっら”といいからかいました。
優しい笑顔で笑っていいきかせてくれました。いつも居間に
は、ご近所の母の友達が野菜を持って遊び来られ、母とお抹茶を
のみながら一服しておられると、笑えるような話をしたもの。
もうみんな死んじゃいました。その、田舎の家もない……。
穏やかなさわやかななつかしい亡き母との思い出の世界。
何でもかんでも笑っていたのが想いだされます。だから、
悪人にはなれません。アッハ アツハ 面白い。思い出。
昨日は、心を変えてバスで出掛けようと出たら、仲良しさん
が、むこうから来る。こうして道で逢うことは珍しいのだ。
「もう、行って来たの? 行かないの?」
「行ってないよ……。やはり、一緒に行くわ。」
と、変更して、いつもの喫茶店へ行った。この友は若いので、
私の好きな新聞やら、雑誌を持ってきてくれるのだ。その、優し
さが嬉しい。ご近所のおじさんは、新聞を広げ読んでおられた。
この時間だと、みんな帰られたあとだ。
ゆっくりし、そして、仲良しさんは、ボーリング場に行き、
私はもう少しゆっくりしてて、空いていたこともあり、短歌を
作ろうと頑張ったが、なかなか、気にいったのができなくて、
あきらめた。
雨も降り出したし、午後は寝転がりアイパッドでね。遊んでい
ました。
生きるのだ
いのちいっぱい
生きるのだ
念じ念じて
生きるのだ
一度しかない人生を
何か世のため人のため
自分にできることをして
こに身を捧げ
生きるのだ
坂村真民
☆☆ ときどき泣くのです☆☆
どうにもならないことがあり
どうかしたいわけではないけれど
どうにもならないことはあるのです
思うようにしたいわけではないけれど
どうにもならなくても いいことを願う
どうにもならなくてもいいふうになるを思い
よくなるをいつも思い浮かべ
いいことだけを浮かべる
そうして なにもいわないで手を合わせる
ただただそぉと手をあわせてる
すべてはいいことになるなると信じ
いいようになると信じています
そうしていつも笑っているのです
そうしてときどき泣けてくるのです
なにもできない無力なる我の祈りなんです
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十八史略の人物学
伊藤 肇 著
<三盃は、”酒” 人をのむ>
いまや、酒と人生とはきってもきれぬ仲となってしまった。
「利休居士酒盃の銘」に、
一盃は、人、酒をのみ
ニ盃は、酒、酒をのみ
三盃は、酒、人をのむ
とある。
酒をのんで、なおかつ酒品を失わぬのは、なかなかむつかし
い。
フランス文学者の河盛好蔵が告白している。
「私が酒品ということにこだわるのは、私は酒は好きだが、酔
っぱらいや酒癖のわるい人間は大きらいだからだ。したがって、
自分が酒に酔っぱらって、他人に迷惑をかけたり、不愉快な思
いをさせたことがあると思うと、自己嫌悪にたえられないので
ある。これは私ひとりが、そう思っただけでなく、すべての酒
のみの心理であろう。私たちは、酒を飲み過ぎては後悔し、そ
の後味の悪さをまぎらわすためにまた酒を飲む。という悪循環
をくり返しているうちに、心臓を悪くしたり、胃潰瘍になった
りして、酒が飲めなくなるのである」
住江金之の「世界の酒」によると、のんべいのタイプ八つに
も分れる。
猿酔い <とんだり、はねたり、歌ったり>。
獅子酔い <チョコを投げたり、ケンカする>。
豚酔い <鈍重でのろまでもう一杯>。
羊酔い <えらぶったり、利口ぶったり>。
泣き酔い <泣きわめき>
本酔い <正体もなく眠る>。
山羊酔い <女に眼がなくなり、いたずらをする>。
狐酔い <酔ったふり>。
とても凡人には、王(酒が旨すぎてこの酒は以後絶対口にしない)
の真似はできないが、せめて、「酒道五戒」くらいは守って、酒品
を保つべきであろう。酒の席では、次のことをやってはならない。
高歌放吟
他座献酬
酩酊口論
乱酒乱行
自讃毀他
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お酒はいいもんですよね。ゆつくりと楽しんでのめる友が
ほしいなぁ。 酒の相手に 話の相手
苦労しとげて 茶の相手
(都々逸)
短歌
還暦の亡夫の祝いの写真は孫おさなくて子らも若かりし
俳句
蓮の咲く池を眺めた昔なる
川柳
洗濯を干して降り出し慌て帰る
NoTitle
先日は、コメントを頂戴しまして、
ありがとうございました。
嬉しかったです。
人生に良き友がいてくれたら、
その人生は、実り多く豊かなものと言えるのですね。
今日も、読みながら心がほのぼのと致しました。
ありがとうございます。