アルコール依存症（否認からの脱却）

昨夜も総会だった。
こちらは同業者で構成された組合で、総会の内容も簡単だ。
総会と言うより毎年5月に集まる飲み会って感じ。
総会の会場も飲み屋だ。皆さん飲む気満々。
委任状で済ませて出席したくなかったのだが、役員をしているため逃げられない。
俺は今年度監事なので総会直前役員会の時に監査会も済ませている。
監査も簡単な足し算だけなので30分で終わった。
昨夜の総会での俺の役目は監査報告、ただそれだけだ。

総会のためには俺が3人をピックアップしていかなければならない。
俺が主として乗っている車はトラックばかりなので何人も人を乗せることが出来ない。
そこで今回も娘の車を借りることにした。
娘からは「乗った後はお酒の匂いを抜いておいてね」と釘を刺された。

そして懇親会終了後、帰りも酔っぱらいたちを自宅まで送り届ける係だ。
俺のほかにもう一人、酒を1滴も飲めない下戸の人が居る。
俺とその人の車で、送り届ける方面別に2台に分乗するのがなぜか決まりとなっている。
1軒目で帰ってくれるのならまだ良いのだが、当然2軒目も付き合わされる。
俺とその人の2人はタクシー運転手なので2軒目の会費は無料だ。
無料のウーロン茶をいただくより、早く帰りたかった。
断酒8年目ともなれば飲酒欲求など湧かないし、皆さんが楽しく飲めたのだからそれで良い。

総会後の2軒目の店で、ネットで買う公営競技の話になった。
現在はレース場に行かなくても、競馬も競輪も競艇も、
ギャンブルもスマホやPCで、アルコールと同様に家に居ながらできてしまう。
スマホデビューしたギャンブル好きの中高年にはたまらないシステムだ。
スマホがあれば、いつでもどこでもギャンブルが手軽にできてしまう。
重症化してギャンブル依存から抜け出しても、身近にあるから再び手を出してしまう。
それに、近年オンラインギャンブルによる依存症が急増しているそうだ。
海外では合法でも日本では違法なものにまで手を出している。
それも若年齢化して高校生にまで広がっているらしい。

アルコールも24時間いつでもどこでも酒にアクセスできてしまう。
近年はコンビニも24時間ではない店も増えたが、夜中に開いているスーパーもある。
酒販も規制すべきだと思うが大手酒造メーカーや財務省の抵抗があるので無理だ。
酒の安売りや24時間販売は 、いつでも酒が飲みたいときに飲める環境になる。
低所得者も酒を買いやすくなりアルコール依存症者が増える。
断酒の身である俺からすれば、酒販の時間規制と酒税の増税が望まれる。
酒をこよなく愛していた以前の俺からは絶対に出ないセリフだ。

ギャンブルもアルコールも便利になり過ぎると、思いもよらない病気になることもある。


つづく。



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昨日はまだ通り過ぎていないが台風1号の影響もなく、朝から晴天で台風一過のような1日だった。
畑のキュウリも1日1本ずつではあるが採れ始めている。

先日の夜例会でギャンブル依存症とアルコール依存症について話してきた。
内容は俺の今までの経験と毎日の日記からの抜粋を繋げて7分以内にまとめた。
発言は大谷選手の元通訳の賭博事件から入った。
あの事件は扱う金額の桁が7つも8つも違うので、我々一般庶民のギャンブルとは別物だ。
彼の頭の中は完全に麻痺してしまっているのだろう。
ギャンブル依存症になるきっかけは、「やることなかったから」が多い。
ギャンブルでしか味わえない気持ちよさや高揚感、
ふとしたきっかけでやり始めたギャンブルが、日常生活で欠かせないものになってしまう。
ビギナーズラックが引き金と言う人も居るが、結果大多数の人が負けている。
症状が重くなると借金してまで負けた分を取り返そうとするが負債は雪だるま式に増す。
ギャンブルで生活が破綻し犯罪につながるケースも多く、
依存症の人たちの約3割が犯罪に手を染めた経験があるという。

俺も20年以上前にパチスロにハマった。
例会場付近のパチンコ屋にも配達帰りによく立ち寄っていたので、
断酒会入会直後でも例会場の場所はパチンコ屋を軸にして考えればナビなどいらなかった。
数えれば100件以上のホールを下見した。打つより下見が大切だ。
当時は台や店についての知識やある程度の動体視力が備わっていれば勝つ可能性が高かった。
大きく負けることは無かったと言うか「勝てる」と確信した俺の友人は、
会社を退職してパチプロになってパチンコ屋に出勤していた。
時代は移ろい、パチンコもパチスロもおいそれと勝てない機種ばかりになった。
俺は「勝てなければ打たない」と決めていたので、すぐに足を洗うことが出来た。
その友人もパチプロを2年で卒業して再就職した。
当時はそんなきっかけでパチンコ屋を去る人も多く、
現在は並の荒い機種ばかりになってしまったので、暇つぶしにホールに立ち寄る人も少ない。
「いま残っているのはギャンブル依存症の人だけだよ」という話をよく聞く。

アルコール依存症と比較してみる。
アルコール依存症に陥るきっかけは「やることなかったから」や単なる飲みすぎよりも、
強いストレス、遺伝と家庭環境、他の精神疾患を合併など多岐に渡る。
飲んだ時の高揚感はギャンブルのそれと類似するが、飲み過ぎると泥酔し、
身体的に見た目でもニオイでもわかりやすい症状が出てくるので発覚しやすい。
酒の場合酩酊して、転倒、転落、溺水などの事故や暴力、飲酒運転、窃盗などの事件が多い。
飲酒による脳のマヒは、暴力や犯罪の引き金にもなりうる。

ギャンブル依存症は素面なので頭の中はキレッキレに冴えているので悪知恵も働く。
アルコール依存症の酔っぱらった状態でつくウソとは違う。
アル中も頑張ってウソをつくのだが、ち密な計算がなされていないのですぐバレる。

ギャンブル依存症をなかなか見抜けないというのもわかるような気がする。
判明した時には借金地獄といったケースも多いようだ。


つづく。



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昨日は台風1号の影響もあって、明け方から雨が降り始めた。
九州南部・奄美地方では27日夜から28日日中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生
雷を伴った非常に激しい雨が降り、今後も大雨となる所があるだろう。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒したい。

いよいよ間違っても待ちに待っていないこの季節に突入した。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
ウチの周りも4年前の豪雨災害で崩れた箇所がたくさんあり、
山奥のほうでは、いまだに修復出来ていないでいるところもある。
ハザードマップで確認しろと言われても、ウチの周りは山が多いので真っ赤っかだ。
避難所も遠いので車を運転できないと自力で避難できない人も居る。
天気予報はまめにチェックしよう。

昨日も総会があった。
午後3時半からという中途半端な時間、
要は懇親会を5時から行いたいがために逆算して4時からの総会となったのであろう。
いまだに懇親会ありきの総会が多く存在する。
俺たちアルコール依存症には懇親会場は誘惑の園だ。
まあ、俺も迎える側に何度も立っているので執行部の考えもわからないでもない。
懇親会が無ければ総会出席率が低くなってしまうからだということだ。
どうしても懇親会まで出席しなければならない場合には出席するが、
酒も飲まずにウーロン茶とジュースだけで2時間過ごすのは辛いし、
帰りには酔っ払いたちを乗せてタクシー代わりをさせられる。
下戸の人はこれを毎回させられてたんだなと思うと、昔の飲めた俺を振り返って反省した。

総会自体は30分くらいで終了するのだが、例によって来賓の挨拶が長い。
どの人も人口減少、インボイス、人手不足、物価高、働き方改革
パズルのように組み合わせて、同じような話のリピートだ。
上記のキーワードを抜いて、ありがたい話を聞きたいものだ。
自民党の議員もいたので増税とパーティーの話は誰ひとりとしてしなかった（笑）

昨日は雨で外仕事はできなかったので、
総会に出席した時間を覗けば一日中デスクワークだった。
雨だとどうも身体がナマってしまう。
イマイチ調子が出なかったところ、妻に誘われて雨の中久々の断酒会夜例会に行ってきた。
ギャンブル依存症とアルコール依存症について話してきた。
内容は毎日の日記からの抜粋を繋げて7分以内にまとめた。
例会のほうが、発言者の皆さん一人一人まったく同じ話をしないし、
同じ病気で同じような悩みを持つ人たちなので、例会の2時間は苦にならなかった。
だが、今朝2時間寝坊した。

つづく。



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ウチの畑では今シーズン初キュウリが採れた。
俺は精神病院退院後、「何か趣味を作らねば」と、小さな畑で野菜づくりをしている。
去年のデータを遡ってみると、令和5年は5月24日が初キュウリだったので、
が3日遅れ、苗を植えたのは去年より4日早かったのでほぼ1週間ズレた。
まあ天候との兼ね合いもあるので例年通りと言って良い。
なぜ去年のことがわかるかというと、毎日欠かさずスケジュール表と日記を付けているからだ。
これも、精神病院入院中に「規則正しい生活を送るために毎日スケジュール表を付けると良い」と、
医師から言われていたので、忠告通りそのルーティーンは断酒と共に継続している。
去年は猛暑のために7月中旬にはすべてのキュウリがダメになってしまった。
今年はそのようなことの無いよう注意したい。

カメムシが各地で大量発生している。
今回大量に発生しているのは,果樹カメムシ類だそう。
果樹カメムシ類は森林を拠点とし、スギやヒノキの実を好むという。
ん～、ウチは四方スギ山とヒノキ山に囲まれている。
だが、我が家ではカメムシは大量発生していない。
以前はこげ茶色のカメムシをよく見たが、最近見るのは緑色のカメムシが多い。
こげ茶色だと熱を吸収して暑いからかな？
ノラ猫のクロも夏になると朝晩しか出て来ないのは全身黒い体毛が暑いからなのかもしれない。


マイナカード偽造が増えてきているのだそうだ。
本人確認の証明書として携帯電話の契約や口座開設などの場面で使われてきたが、
確認は目視のみのところも多い。
いくらセキュリティを盛ったところで、確認方法が視認のみという紙と同じでは意味がない。
今後はＩＣチップで判別する機器の導入や別の本人確認書類での確認が必須となっていくだろう。
総務省は判別ソフトの利用を呼びかけてこなかった。
デジタル認証って、小売店などの末端でも対応した設備を整えないといけないのでコストが掛かる。

在留カードを偽造してきた外国人組織が、マイナカードに目を付けて偽造と販売を拡大している。
マイナカードは急に身分証として使えるようになってきたし、
表面の記載内容が少ないからナンチャッテ偽造もしやすいのだそう。
昔、上野公園で外国人が売っていた偽造テレホンカードを思い出す。
実は俺もあれには大変お世話になった一人だ。

そもそもマイナンバーカードは気軽に人を見せてはいけないカード
カードの銀行口座紐づけは危険すぎる、保険証利用も危険だと改めて思った。


つづく。



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昨日は一日中曇天で、たまに強い風の吹く1日だった。
そして、フィリピンで台風1号が発生した。
今年は台風1号の発生が遅く、過去7番目に遅い台風1号の発生となる。

とうとう降雨災害、土砂災害が日本列島を襲う時期が来た。
最近の気候は経験値では計れず、特に温暖化の影響で雨風が以前より厳しくなっている。
今年の梅雨も豪雨が心配だし、その後の酷暑も不安だ。
今年は全国的に梅雨入りの時期は平年より遅く、梅雨明けの時期が平年並みとの予想だ。
梅雨期間の雨量は全国的に平年並みか多くなる見込みで、
特に6月下旬から7月上旬にかけて大雨に注意が必要だというが、
また今年も梅雨明け前から猛暑日が続き、
豪雨災害が無い限り梅雨のことなんか忘れちゃうんだろうな。


昨日はある組合の総会だった。
日曜日の昼間なのでもちろん懇親会は無い。
この組合は昭和初期から続く森林の出資組合なので、何かとめんどくさい。
俺は一介のヒラ組合員なので詳しいことは知らないが、
組合所有の山林を通る道路の拡張や砂防ダムの建設など、
その都度200名を超える組合員の署名捺印をもって承諾を得なければならない。
中には先々代のまま持ち株の相続をせず、
今になっては相続候補者がたくさん居すぎて相続が難しいし人、
転居して音信不通の人も居るので、組合員全員の署名捺印など不可能な状態だ。

能登半島地震のニュースでも見られるが、
権利者が直ちに判明しない又は判明しても連絡がつかない場合は、
相続件数の増加や、地方から都市への人口移動に伴う不在者の増加などにより、
地方を中心に今後も増加することが想定される。

将来、このような土地が増大すれば、公共事業、民間事業の推進において、
土地の円滑な利活用に支障を来すだけでなく、
所有者の探索や所有権の取得等に要する負担も増大するおそれがある。
また、登記名義人が死亡しており、その相続人が多数にのぼるような土地は、
たとえ所有者が判明したとしても利活用という観点からは様々な支障が生じる。

令和3年4月に「民法等の一部を改正する法律」及び、
「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律」が成立・公布されたが、
それには費用も掛かるし、個人ならまだしも組合なのでそれも難しい。

どうにかならいものか？


つづく。



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コロナ明け、歓送迎会や通常総会が元のように行われるようになってきた。
去年までは総会も書面議決が多く、対面での総会は1つしかなかった。
だが今年は今週と来週で計6つ対面の総会がある。
例によって俺は総会は出るがその後の懇親会はオール欠席である。
酒好きだった俺がウーロン茶だけで2時間の食事と5000円の会費は苦痛でしかない。
若いころは懇親会で飲むのが目的で出席していた俺も、
アルコール依存症と肝硬変になってからは考え方が変わった。

懇親会自体を無くす総会も増えて来た。
宴席を楽しみにしているのは、バブルを忘れらせずにいる高齢者と来賓者だけだ。
総会の議事内容も、緊急動議が無ければ総会直前の役員会と監査会でほぼ決定している。

先週あたりから飲酒運転初期帯運転による事件事故のニュースを多く見るようになった。
今までのように飲み会が再開すると問題になるのは飲酒運転だ。
4年も飲み会が開催されていないと、道交法に対しても気が緩みがちだ。
むかし俺も自転車で飲み屋に行ったこともあったが、自転車でも飲酒運転は成立する。

飲酒運転が悪い事なのは誰でもわかることだが、わかっていても無くならない。
公共交通機関が貧弱な地域は、どこへ行くにも何をするにも車は必須アイテムだ。
車が無いと仕事もできないし、送迎車が無いと飲み屋にも行けない。

俺の住む地域は田舎の車社会なので、平成19年9月の道交法改正後外飲みをする人はめっきり減った。
それからは飲酒のプロたちも飲酒運転をしなくなった。
だが、昔のように酒を飲んで羽目を外してしまう人や、コロナ禍で飲み会を知らない若者など、
一時の気のゆるみで油断したり、飲酒後の対処法を忘れたり、
自転車も飲酒運転になることを知らない無知な人が現れる。
こうして「酒」は世の中の敵になる。

アルコール依存症で飲酒運転の常習犯だった俺が言えたセリフではないが、
飲酒運転をして事件事故を起こす人が悪いのであって、酒自体が悪者ではない。
ストレス発散や気分転換、酒のもたらす高揚感は忘れかけているがうっすら覚えている。
健康のことを考え、適所適量を守って飲酒できる人を尊敬する。
性質がお祭り男の俺にはそれが出来なかった。
俺もそれを守ることが出来れば今でも酒を楽しんでいたことだろう。
しかし、飲酒の歯止めがきかなくなるのがアルコール依存症だ。

タラレバにはなるが、俺も単なる酒好きのままでいたかった。


つづく。



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移動人口が、コロナ前の状況に戻りつつある。

ウチの周りでは実家を離れ周辺（里帰りしやすい場所）に居住しつつ、
都心方面に通勤・通学する人が多い。
ウチからも通えない距離ではないが、毎日のことだ。
それに核家族化もあり、新しい家庭を持つには田舎は不便だ。
俺も学生時代は実家ら都心へ2時間かけて通っていた。
往復4時間はきつかったが、それが普通だと思っていた。

東京都では20～34歳の主に若年単身者層が都全体の転入超過数を上回るのに対し、
35歳以上のファミリー層は転出超過となっている。
首都圏でのファミリー層の居住ニーズは、都心から郊外方面へと広く拡散している。

若年単身者層はコロナ明けで全国から都心に流入している。
都心周辺では主に単身者向け住宅のニーズが高まる一方、
首都圏郊外およびその以遠となる準郊外エリアではファミリー向けの住宅の需要が顕在化している。

近畿圏は首都圏とは状況が異なり、中心エリアである大阪府に移動人口が集中していて、
年間の転入超過数が1万人以上を記録している点は首都圏同様とも言えるが、
近畿圏では兵庫県、京都府などからは人口が流出していて、
首都圏のように近畿圏全体で転入超過の流れが生まれておらず、
大阪一極集中ながら周辺の神戸や京都からは転出、という構図になっている。
大阪府からファミリー層が転出している状況は東京都と同様だが、
転出する先が周辺エリアではなく主に首都圏というのも大きな違いだ。

中部圏は中心となる愛知県からの転出超過に歯止めが掛かっていない。
全世代に渡って首都圏および大阪府に多くの人口が流出している。

九州圏は福岡県では毎年安定的な転入超過が発生しており、
いったん東京や大阪で就職した後、結婚や出産を機にUターンしているケースも多い。

妻の実家のある北海道も札幌周辺など都市部だけに人口が密集している。
妻のように学生時代から東京に来るナンチャッテ東京人も多い。

核家族化もあって三世代居住のお宅はめっきり減った。
バブル期にできたニュータウンにも空き家が目立つようになってきた。
ローンを組んで手に入れたマイホームも、跡取りが居なければ解体するか廃墟と化す。
都心には高額なマンションもバンバン建っているが、投資目的では人は住まない。
俺は建築の仕事をしているが、家族構成も変わり、住みやすい家の提案方法も変わって来た。
近年は新築工事よりも改修工事のほうが多い。
お施主さんも「子供は学校を卒業したら一緒に住まないから、30年持てばいいんだよ」と言う。
確かにそうだ、我が家も子供たちは3人とも実家を離れて別の場所に住んでいる。
実家はとりあえず住めれば良い、それより今後この家をどうするかということのほうが問題だ。

【百年維持できる家】を提案していた30年前が懐かしい。


つづく。



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肝臓の病院に行ってきた。
先週のＭＲＩ検査の結果は異状なし！　ホッ
医師から「癌の再発は有りません、体の不調は有りませんか？」と聞かれ、
「ハイッ、特にありません、至って健康です」と答えた。
次回の診察は8月のお盆明け、今から3ヵ月後だ。

前回（4か月前）のＣＴの時と同様、ＭＲＩの画像には胆石の影が見えた。
ビリルビンが上昇する肝硬変は、ビリルビンを主体とした胆石の原因になる。
医師からも「肝硬変の人は7割方胆石があります。痛みが出たら言ってください」
「それと、脂っこいものは控えてください」と言われた。
油分に関しては俺も注意しているつもりだ、ポテチや肉の脂身は食べないし、
天ぷらも麺つゆに浸して衣から離れやすくなってから剥いで食べている。
天ぷらは自ら頼むことは無いが、そば屋で出されたえび天は食べたい。
7年もこれを続けていると衣の剝がし方もプロ級だ。
食生活に何も気を使わなかったころから胆石はあったんだと思う。

血液検査では、基準値の範囲内だったがＣＲＰ値が少し高めだった。
ＣＲＰ値は、肝臓やそのほかの臓器、全身の炎症、細胞の破壊などで上昇する。
医師から最近の体調のことを聞かれたのはこの数値が原因だと後になって気づいた。
とにもかくにも、今回のＭＲＩでも癌の再発が無かったことが確認できたので、
昨夜はぐっすり眠ることが出来た。


家庭向けの電気料金が6月使用分から値上がりする.
これまで物価高対策のために、政府は補助金をあててきたが、
発電用の燃料価格が落ち着いてきたため、5月で終了するとの見解。

あまり騒がれていないが、今年は3月分から電気代が値上がりしている。
東京電力のモデルケースでは、3月に使った分の電気代と比べて4月分は値上がりしている。
これは、再生可能エネルギーを普及させるために政府が負担金を増やしたためだ。
さらに、5月分は、政府の補助金が縮小されたため増加。
オール電化住宅も良い物か悪い物か？
ソーラーパネルも先行投資分とメンテナンス費用や日照問題など、条件が整っていなければ赤字だ。
環境に優しいか、財布に優しいか、キレイごとを言わなければ本音は金だ。
これからどんどん熱くなる、今年も猛暑日、酷暑日が連発し熱中症も爆発的に増えていく。
賃上げや定額減税で国民の生活は維持可能というのは高額所得者だけであって、
多くの国民には全般的な物価高騰に所得増は追い付かず、社会保険料の負担増もあり、
これから夏本番を迎えるにあたり冷房を節約する家庭が増える。
電気代節約のためにエアコンOFFだと命にかかわる問題となる。

真夏には、公共施設やスーパーのイートインスペースにたむろする高齢者も増えるだろう。
妻の勤める図書館でも、夏になると本も読まずに一日中居座る人も居るそうだ。
電気代節約やコロナ禍で換気のため窓を解放していると、「暑いよ」と苦情が来るのだとか。
俺の通う病院でも、ロビーで涼んでいるお年寄りに、
看護師が「ここは病院ですよ」と言っている場面を見たことがある。
外仕事の俺たちも暑さには慣れていると言っても、近年の猛暑では限界がある。
仕事をしている時間よりも休憩している時間のほうが長い日もある。
音が出なければ昼夜逆転させたいところだ。


つづく。



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昨日の朝、雨上がりに畑の様子を見ようと事務所の北側の窓を開けた。
今年の夏野菜たちも順調に成長し、キュウリもナスも花を付け始めた。
ウチの小さな畑は事務所裏にあり、裏山を背にしている。
畑と裏山の間には土砂災害防止用の擁壁が設置されている。

ふと擁壁裏の山の中に目をやると、数名の人が居るのに気付いた。
役所の人が擁壁の確認に来たのか、昨年まで行われていた地籍調査の位置確認かなと思った。
しかし、よ～く見てみると人間じゃない。

シカだ！

シカの群れは4頭いた、シカって間近に見るとデカいんだね。
シカたちは窓を開けた俺に気づき、俺と目があったまま固まった。
デカいけど可愛らしい顔をしていた。
俺がシカたちに向かって手を振ると、一目散に山奥に逃げて行った。
猟友会と何度も接触しているであろうシカは、警戒心も強く逃げ足も速かった。
こんな時、スマホを使い慣れている人は動画を撮るんだろうね。

近所では、畑の作物を食い荒らすシカの被害を受けている人もいる。
裏山と擁壁の間にはネットフェンスが設置されているので、
ウチの畑にはシカが侵入して来たことは無い。
だが、そのうちウチの畑も被害に遭うだろうと覚悟はしている。
まあ、幸いクマの出る地域ではないので人的な被害はなさそうだ。
北海道では牛を狙うクマが居たそうだ。
東北のほうでは、ヒトの味を知ってしまったクマがいるらしい。
恐ろしい話だ。
そうなると動物愛護どころの騒ぎではないよね。

今日は肝臓の診察日だ。
血液検査とともに、先週撮ったＭＲＩの結果を聞きに行く。
何度も書くが、検査結果が出るまでの1週間はとても憂鬱だ。
考えないようにしていても、4年前の肝細胞癌発覚のことを思い出してしまう。
酒を飲んでいるころなら、酔っぱらってこの不安を打ち消すようにしていたことだろう。
何とか今回も、医師からの「異常ありませんね」の言葉を聞きたい。

まったく因果な病気になってしまったものだ。
肝硬変は生きている限り死ぬまで治らない病気だ。
肝臓がんも他のがんと違って何年経っても再発転移の可能性は消えない。
それもこれもアルコールに対する俺の不摂生から来るものだ。
自業自得、因果応報、身から出た錆。

予備軍の人たちには、ヤバい！と思ったら、
俺みたいにアルコール依存症並びに脳や内臓を壊す前に気づいてもらいたい。


つづく。



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今年も「自動車税」の納付書が送られてきた。
ウチには4月車検の車も2台あるので、5月の出費は結構デカい。
まあ、今年度からは末っ子も扶養から外れ、学費も仕送りも無くなったので、
銀行と郵便局のハシゴをしなくても、なんとか慌てずに済みそうだ。

自動車税は2019年10月以降に新車登録されたクルマの税額が引き下げられた。
現在の規定では、新車登録から13年が超過した古い車は重課される仕組みになっている。
まるで「旧車いじめ」ともいえる自動車税の仕組みだが、
なぜ古いクルマの税金が高くなるのかというと、「環境への負荷」だそうだ。
燃費性能が劣る古いクルマは、排気ガスなどで環境に負荷をかけているからということが理由。

環境性能に優れた新しい車に買い替えを促進する目的もあるようだが、
古い車を大切に乗っている人としてみれば、この自動車税の重課は、
まるで「古い＝悪い」と言われていることと等しい。

ウチの車たちは乗用車もトラックもすべて13年を超えている。
俺の愛車に至っては今年で36年目、ＭＴ＆くるくるハンドパワーウィンドウの昭和63年の車だ。
エンジンの作りも難しくないので、少々の整備なら俺にもできる。
ウチではいちばん新しい今年の3月に買った妻の車も平成21年車だから16年目だ。
妻の車に鍵穴が無い事にびっくしりた浦島太郎だ。
確かに古い車のほうが車検の費用も多少割高だし、自動車税も重量税も重課されるが、
総額を考えるとやはり新車購入よりも古い車のほうが経済的に安く済む。
重課はイヤだが、新車を買って月々のローンの支払いが増えるほうが経済的な負担が大きい。

そもそも年間数千円の増税を理由に車を手放す人は、買い替えの理由が欲しいだけ。
ディーラーも新しい車に買い替えさせたいだけ。
それだけの為に数百万円の新車購入はどう考えても合理的ではないし、
廃車後の処分のほうが環境に悪い、簡単に買い替えず使い続けるほうが環境に優しいと思う。
EV車もメガソーラーも、電池の廃棄のことを考えているんだろうか？

アメリカには、通称｢25年ルール｣と呼ばれるクラシックカー登録制度が存在する。
製造から25年が経過していれば、右ハンドルでもアメリカ国内におけるクラシックカーとして、
認められるので人気のスポーツカーの輸入ができる。
映画「ワイルド・スピード」や、ゲーム「グランツーリスモシリーズ」の人気により、
日本の名車がアメリカに流出している。
日本の中古市場で取引されているものは、状態が良いものが数多くあり、
これはモノを大切にするという日本文化の賜物だ。
昨今の円安も手伝って古い車の価格が上がってしまうので、知合いの車屋も手が出せないと聞く。
「きっとアメリカに行っちゃうんだよ」と言っている。

俺は自動車整備工場とガソリンスタンドがある限り、新車のEVには乗らないだろう。
電池の消耗で中古EVなんて出回らないだろうしね。
電動工具みたいに電池を買っているようなものだからね。


つづく。



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