合法ドラッグ:アルコール依存症(否認からの脱却):SSブログ
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合法ドラッグ

先日の祭りで配られたマンゴーとホワイトピーチ味のグミを食べた人たちが次々と体調不良を訴え、
うち5人が病院に搬送された。
グミを配っている人がいることを知った祭りのスタッフが、
『もらわないでください!』って言っていたそうだ。

男が配っていたのは、大麻由来の成分に似せた合成化合物「HHCH」の文字が袋に書かれた。
いわゆる“大麻グミ”などと呼ばれるグミであることが判明した。
「HHCH」という“大麻グミ”に含まれる成分は、現在規制対象外で急速に広まっているらしい。
危険ドラッグで大麻に含まれるカンナビノイドという化学物質の1つである
「THCH」という成分が含まれた食品が規制対象になったことを受け、
規制対象外の「HHCH」が急速に広まったという。
イタチごっこだね。

タイでは大麻が合法化されたが、大麻ショップが乱立し中毒者が多く出ているらしい。
現地で大麻を服用した日本人も、大麻中毒で病院に搬送されるケースが後を絶たない。
近年若者が薬物に手を染める割合が増加傾向にあることを考えると、
更に若者に浸透していってしまう危険性がある。

これがもし、酒を配っていて体調不良になっても「仕方ない」で済んでしまうだろう。
酒を適正に飲めない人は「酒は合法危険薬物だ」という認識を持つべきである。
アルコールは、ヘロインや大麻のような非合法薬物よりも有害で、精神安定剤だが依存性もある。
また、飲酒による病気や事故で俺のように入院に至ることもある。

酒は我が国ではコーヒーやタバコと同じように嗜好品と呼ばれるが、他の嗜好品と違った面をもつ。
冠婚葬祭、宴会・パーティー、晩酌、これらを不思議な光景とは誰も思わない。
つまり、古くから酒は社会生活に溶け込んでいるから厄介なのだ。

酒は、生活に潤いをもたらす、ストレスを解消する、人間関係をスムーズにする、というように、
さまざまなプラスのイメージがあるがその裏には、「酒害」と呼ばれる暗い事実が隠れている。
その代表がアルコール依存症だ。
アルコールは、麻薬や覚醒剤と同じドラッグの一種である。
合法であろうと非合法であろうと、ドラッグは脳とからだを破壊していく。
アルコールというドラッグは、現代の日本でたまたま合法化されているに過ぎないのだ。
イギリスで行われた「どれが最も利用者と非利用者に身体的並びに社会的な害を与えているか?」
という調査では、ヘロインやコカイン、タバコや大麻などを抑えて、
アルコールが1位になるという結果になった。

さまざまな害を引き起こすアルコールが世の中に出回り、嗜好品としての地位を確立している。
それにはアルコールマーケティングの極めて強固な特権的地位が影響していると考えられる。
大手酒造メーカーと税収が、酒を危険薬物ではなく嗜好品としている。

機会飲酒や習慣性飲酒の場合は、飲む量が適量であれば正常な飲酒といえるが、
連続飲酒が止まらなくなると、アルコール依存症の終末状態といえる。

「ほどほどに」が出来なくなるのがアルコール依存症なのである。


つづく。


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