ブッシュクラフトLIFEWORKでは、読者の皆さまのアウトドアライフにイロドリを!をテーマに、
アウトドアインストラクターアシスタントである筆者の体験レビューを、丁寧に解説し、楽しく遊ぶ提案をしています。
ブッシュクラフトとは、森の生活技術を応用したアウトドアの遊びのことです。
夏のキャンプや野外活動、熱中症に気をつけないと危険な時期に。
今回はキャンプへ行く時の基本的な熱中症対策をご紹介します。
まず、我が家はyahooの防災速報で熱中症警戒アラートが通知で来るようにスマホを設定!
現状を知り、できることはして、キャンプに臨んでいます。
キャンプだけでなく日常でも役立つ熱中症対策を10個ご紹介していきますね。
- 熱中症の情報をいち早く知りたい
- しっかり熱中症対策をして、キャンプを楽しみたい
- いざという時の手作り熱中症アイテムを知っておきたい
本記事では、キャンプ中に実践すべき具体的な熱中症対策10個を紹介し、安全に夏キャンプを楽しむためのポイントを詳しく解説します。
- こまめな水分補給
- 日陰を確保する
- 冷却アイテムの活用
- 適切な服装
- 休憩を取る
- 栄養バランスの良い食事
- 天気の確認
- 早朝や夕方に活動する
- 冷却スプレーやミストの使用
- 緊急時の対応方法を知る
対策をしても防ぎきれないこともありますので、あくまでも参考にしてみてくださいね。
この記事を読むとこんなことがわかります
- 熱中症警戒アラートはスマホの通知が便利
- 備えて楽しむ夏キャンプ
- 熱中症対策アイテムのご紹介
ブッシュクラフトLIFEWORKの運営者
アウトドアインストラクターアシスタント
小学校サバイバルレッスンゲストティーチャー
危険生物対策アドバイザー
2023年熱中症で救急搬送は、前年度の1.2倍に
キャンプは自然の中でリフレッシュし、家族や友人、ソロで楽しい時間を過ごす絶好の機会!
ところが、夏の暑い季節はもちろん、夏本番前から、熱中症のリスクが高まり、楽しい時間が一転して危険な状況になることもあります。
総務省の調査によると令和5年の5月から9月の熱中症による救急搬送人員の累計は 91,467人との報告です。
令和4年度同期間の救急搬送人員71,029 人と比べると20,438人増。と、約1.2倍に。
今年もすでに暑くて夏を乗り切れるか心配になっちゃう
熱中症に対する意識も年々高まっているかと思いますが、安全にキャンプを楽しむために熱中症対策についてご紹介します。
スマホですぐにチェックできるサイトは以下を参照にしてくださいね!
防災アプリを入れとくと、熱中症アラートを通知してくれるよ!!
具体的な熱中症対策とアイテムを紹介
基本的な熱中症対策ですが、人それぞれ暑さの感じ方が異なりますよね。
特に小さいお子さんは、熱中症になりやすいです。大人が大丈夫な時も常に気を配ってあげるのがいいですよね。
- こまめな水分補給
- 日陰を確保する
- 冷却アイテムの活用
- 適切な服装
- 休憩を取る
- 栄養バランスの良い食事
- 天気の確認
- 早朝や夕方に活動する
- 冷却スプレーやミストの使用
- 緊急時の対応方法を知る
1. こまめな水分補給
定期的に水を飲みましょ。喉が渇く前に飲むのが重要!
1時間ごとに200ml〜250mlの水を飲むことを目安にしましょう。
特に運動量が多い時や汗をかく場合は、もっと頻繁に飲むことが必要です。水分補給には、スポーツドリンクや塩分が含まれている飲料も飲みやすくておすすめ。
キャンプでペットボトルの水だけ持って行ってる場合は粉末状のポカリスエットパウダーがあれば、好きな分だけ溶かして飲めるので、水とポカリを分けて持っていく必要がないのでおすすめ。
ポカリスエットは、体液に近いイオンバランスの飲料なので、汗をかくなどして失われた水分やナトリウムなどのイオン(電解質)をスムーズに補給して、身体をやさしくうるおすことができるのです。
ポカリスエット公式HPサイトより引用
スポーツドリンクは市販のものも便利ですが、家庭で手軽に作ることもできます。
手作りスポーツドリンクの材料
- 水:1リットル
- 塩:1/2小さじ
- 砂糖:大さじ2
- レモン汁:大さじ2
少量の水と塩、砂糖、レモン汁を入れて混ぜます。溶けたら残りの水を入れて完成!
市販のドリンクに比べ添加物が少なく、安心〜!しかもお手軽!
りんご酢を追加したり、砂糖をブドウ糖にしてみたりとアレンジ自在も嬉しいです。
自分好みの味に調整できるのも手作りの魅力です。ぜひ試してみてください。
2. 日陰を確保する
帽子は必須!!直射日光を避け、日陰や管理棟で休憩を!
キャンプサイトを選ぶ際には、方角をチェックして、日陰になりそうな場所があれば選びましょう。
木陰や岩陰など、自然の遮蔽物がある場所が理想的!
タープを持参すると、いつでも日陰を確保できます。雨が降らなくてもタープは必須〜!
テントの設置場所も、直射日光がずっと当たらない場所を選ぶのが○。
テントを使用する場合は、中に熱がこもりやすいので、通気性の良いメッシュ素材のテントやポリコットン素材のテントを選ぶと快適に過ごせます。
我が家のファミリーキャンプでは、Ogawaのグロッケ12T/Cを愛用中です。
ワンポールでセッティングしやすく、夏でも涼しいT/C素材(ポリエステルとコットンの混紡)です。
4人家族で使ってますが、デュオで寝るスペースとリビングとして贅沢に使うのもありですよね。老後はこれかな。
ソロのブッシュクラフトキャンプでは、アクアクエストのディフェンダーを使っています。
雨にも強く安心の耐水圧で、変形自在の3mx3mの正方形のタープです。これ一枚で色々な張り方ができるので、面白いです。
ブッシュクラフトキャンプをしなくても、一枚シンプルなタープがあるだけで、屋根が作れるので急な雨や撤収時の荷物置き場にも最適!
タープの張り方はこちらに詳しく書いてます。
3. 冷却アイテムの活用
冷却タオルや冷却ベスト、空調服などを使って体を冷やそう
冷却タオルは水に浸して絞るだけで、ひんやり感が持続します。
首や頭に巻いて使用することで、体感温度を下げることができます。一般的に太い血管(大動脈が流れているところを冷やす)と効果的と言います。
首の後ろや脇の下を冷やす、または汗拭きシートで拭くだけで気持ちもリフレッシュ。
例えば、CoolXCoolingの冷却タオルは、手軽に使えて効果的です。
また、HyperKewlの冷却ベストは、水で濡らして使う気加熱ベスト。体全体を冷やすことができるので、長時間の屋外活動に適していて、ツーリングの方にも好評です。
ドラッグストアなどにもある冷却アイテムなどをチェックし、準備しておくのがいいですね。
おすすめ冷却アイテムも今後ブログでご紹介していきます。
4. 適切な服装
通気性の良い服装を選び、帽子やサングラスをしよう!
綿やリネンなどの自然素材は通気性が良く、汗を吸収してくれるので快適です。
広いつばのある帽子や、首の後ろまでカバーできる帽子がおすすめ!顔や首を直射日光から守ることができます。
さらに、UVカットのサングラスを使用して、目を紫外線から保護しましょう。
ラッシュガードや速乾性のTシャツもおすすめです。特にアウトドアブランドの製品は、機能性とデザイン性を兼ね備えているので、快適に過ごせます。
コットン100%は肌触りはいいですが、乾きはポリエステルが入っているのが断然早いし快適です。
ただし、焚き火の時は、コットン100%の服が、燃え広がりにくいよ!
上に羽織ったりと使い分けてくださいね。
5. 休憩を取る
定期的に休憩を取り、絶対に無理をしないこと。
楽しいとついつい我慢して、ここまでテントを張っちゃおう!とか思いがち。
頑張りすぎてダウンしても危険なので、30分〜1時間ごとに休憩を取り、日陰で10分〜15分程度体を休めましょう。
特に、暑い時間帯(正午から午後3時頃)は無理をせず、アクティビティを控えめにすることが重要です。
休憩中には、水分補給や冷却アイテムの使用を忘れずに。体温が下がるまでしっかりと休むことで、熱中症のリスクを減らすことができます。
電源のいらないポータブルシャワーも便利!使う直前に水道水を入れて、使えば冷たい水でリフレッシュ。
ぬるめの水を使用したい場合は、あらかじめ水を汲んでおけば、温まってきますよ。
6. 栄養バランスの良い食事
塩分やミネラルを含む食事はやっぱり大事!!
キャンプ中の食事には、スポーツドリンクや塩分補給タブレットを取り入れましょう。
道中でも塩分チャージをいつも持ち歩いています。これにより、汗で失われた塩分やミネラルを補うことができます。
栄養補給として即効性のあるブドウ糖タブレット。
また、塩分を含むスナックやフルーツ(例えば、塩を振ったキュウリやトマト、バナナなど)を持参することも効果的です。
お気に入りの塩を容器に入れ、持ち歩くのもおすすめ!
最近は、長崎県の五島列島の塩にハマっています。
ぺろっとして、ちょっと甘いのが好き。
さらに、軽食として塩分の多いナッツ類やドライフルーツを準備するのもおすすめです。
私はちょっと酸味のあるドライクランベリー、しっかり甘いどっしりとしたドライイチジクが大好きです。
栄養バランスといってもあまり食べたくない時は、ウィダーインゼリーなど飲みやすいゼリー飲料もあると安心。
暑い季節に手軽にできるおすすめキャンプ飯は、タコライス!
作り方は別記事を参照にしてみてくださいね!!スーパーに売ってるスパイスがあればできちゃいます。
7. 天気の確認
キャンプ前に天気予報をチェックし、気温や湿度も確認!!
Yahoo JAPAN!の雨雲レーダーを愛用中です。
天気予報をこまめにチェックし、気温が高い日や湿度が高い日は、活動を控えることを考慮しましょう。
特に、熱中症警戒アラートが発令されている日は、キャンプの予定を変更することも検討するべきです。
また、事前に気温の高い日中を避けて計画を立てることで、リスクを減らすことができます。
心配な場合は、キャンプ場の管理人さんに問い合わせたり、SNSで現地の天気の情報をリサーチするのもおすすめです。
8. 早朝や夕方に活動する
涼しい時間帯にアクティビティを行いましょう
ハイキングやスポーツは、気温が比較的低い早朝や夕方に計画しましょう。
アクティビティーメインの場合は、キャンプの予定を季節をずらし変更するのもおすすめです。例えば、早朝の涼しい時間帯にハイキングを始め、日中の暑い時間帯には休憩や軽い活動に留めると良いでしょう。
夕方も同様に、涼しくなる頃を見計らって活動を再開することで、安全に楽しむことができます。
計画をぎっちり立てないで過ごすのも無理がなく楽ですよ!
9. 冷却スプレーやミストの使用
冷却スプレーやミストを使って体を冷やすのも手軽!
顔や体に冷却スプレーをシュッとひと吹きすることで、一時的に体温を下げることができます。
持ち運びしやすいミストボトルを使用することで、外出先でも手軽に涼を取ることができます。
例えば、Evianのフェイシャルスプレーは、手軽にリフレッシュできるアイテムとして人気です。これらの冷却アイテムを適切に使用することで、熱中症のリスクを軽減できます。
最近は、事前に衣服にスプレーする商品もありますよね!
10. 緊急時の対応方法を知る
熱中症の初期症状を理解し、適切な対処を理解しておくことが大事
熱中症の初期症状には、めまいや吐き気、頭痛、倦怠感などがあります。これらの症状が現れたら、すぐに涼しい場所で休むことが重要です。
>>熱中症ゼロへ公式HPへ(詳しい症状はこちらへ)
また、体を冷やすために冷却タオルやアイスパックを使用することも効果的です。さらに、水分を補給し、塩分やミネラルを摂取することで回復を促します。必要に応じて医療機関を受診し、専門の医師に相談することも考慮しましょう。
緊急時の病院をあらかじめチェックしておくことも重要です。
googleで最寄りの病院を調べておけば、安心!!
熱中症対策で、安全で楽しいキャンプを過ごそう
キャンプを安全に楽しむためには、熱中症対策が欠かせません。
こまめな水分補給や適切な服装、冷却アイテムの活用など、事前に準備をしっかりと行い、リスクを減らすことが重要です。初心者でも実践しやすい対策を取り入れ、夏のキャンプを快適に過ごしましょう。
熱中症のリスクを理解し、適切な対策を行うことで、楽しいキャンプ体験を安全に楽しむことができます。
暑いけど、無理せず楽しみましょう!!
それでは、皆さまの素敵な日々にイロドリを。
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