KDDI株式会社と株式会社マクニカは、森ビル株式会社が運営する複合施設麻布台ヒルズのオフィス空間に、空気質をリアルタイムでモニタリングできるソリューションを2024年5月27日に提供した。
なおこのソリューションは、「WELL認証」という建物利用者の心身の健康に焦点を当てた国際的な評価基準の評価項目の一つである「空気質のモニタリング」で要求される性能を満たしている。
このソリューションでは、建物内のオフィスフロアに「WELL認証」が要求する瞬時計測精度、経年ズレ精度、長期安定性を持つマクニカが提供する空気質センサユニット(トップ画)を設置し、湿度、温度、CO2の濃度、PM2.5の濃度、TVOCガスの濃度を測定する。
測定されたデータは、「KDDI IoT通信サービス LPWA」回線を通じて、データの収集・分析が可能な「KDDI IoT Cloud Standard」に収集・蓄積し、分析を行う。
また、分析されたデータをリアルタイム表示や出力することで、空気質のモニタリングを実現する。これにより、「WELL認証」取得の評価項目である「空気質のモニタリングと認識」と「温熱快適性の監視」を満たすことが可能だ。

同ソリューションを利用することで、空気中に含まれるCO2やPM2.5の濃度などの測定結果をモニターで常時監視でき、ビル利用者はデータに基づいた環境整備が可能になるということだ。
KDDIとマクニカは、同ソリューションの提供を通して、麻布台ヒルズ 森JPタワーのオフィス入居テナントの「WELL認証」取得を支援するとともに、オフィス空間の空気質向上や、オフィス内で働く人の心身の健康に貢献するとしている。
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