との通知を出しています。私もまだ入手出来ていません。
さて、先のライブの後に、ヒュー・バントンにリハーサル・ルームの機材の写真で見ることが出来たオルガンについて質問してみました。写真からわかったのはイタリアのオルガン・メーカーであるバイカウント(VISCOUNT)のレジェンド・ライブ(LEGEND Live)というモデルだということ。その上に何やら大きなディスプレイがのっかっていることくらいでした。
そこで、ヒューに質問したところ、こういう返事がきました。
「そうだ、私は2019年末に再びオルガンのセットアップを新しくした。私なりの数え方で9番目のバージョンになる。2013年のツアーまでの何年間かはハモンドのXK3-Cというモデルを使用していた。2015年ごろにそいつを売って、二段組み鍵盤が付いたバイカウント(VISCOUNT)を使ってみるととてもよかったんだ。私は、その上に大きなタッチ・スクリーンを載せていて、それはHB3をコントロールするためのものだ。私は、2020年の3月までにすべてを整えていたんだが、(当然だが)先月いくつかの事柄をリヴァイズした;それまでの間にHB3にはいろいろと起こったからね。2020年の間はほかにはごくごくわずかなことしかやっていない。オルガンについてのほかのことはすべて、多かれ少なかれ依然と同じだ。」
ということで、2008年の来日公演時にはローランドのコンボ・オルガンとキーボードの二段重ねで演奏していたヒューですが、その後の2012年のころはハモンドとローランドのコンボ・オルガンとの二段重ねになっていたように思いますが、そこから、1台で二段の鍵盤が付いた今回使用したバイカウントにした、ということのようです。
バイカウントは、クラシック・オルガンがメインの商品のようで、日本ではヤマハが輸入総代理店契約を結んでいるようです。しかし残念ながらヤマハの取り扱いラインアップにはレジェンドシリーズは含まれていませんでした。ただ、日本でもレジェンドを使用しているミュージシャンはいるようですので興味を持った方はYouTube
で探してみて下さい。
さて、ヒューは、メールの最後にこう付け加えてくれました。
「ピーターは、同じ時期に彼のステージピアノであるローランドをアップグレードした。ドラムスは…ちょっとだ;-) 」
ピーターは、ローランドのステージ・ピアノであるRDシリーズを使っています。過去のライブではRD-700、RD-300Sを弾いている写真を見ることが出来ます。今回はRD-2000。ピーターに訊いたところ...、
「そう、私はRD-2000に移ったんだ。そいつはより多くのサウンドと一般的な感覚がよりモダーンかつ扱い易くになっていたからね。コントロール系もステージの上でリアルタイムに操作するのがより簡単になっているんだ。わたしは、ずっとローランドのサウンドとレイアウトが好きで、遡って、昔のピアノ音源MKS-20というモジュールでさえも好きだった。それは多くのレコードで使ったよ!」
と、ローランドのピアノが好きということが分かりました。RD-2000は2017年頃の発売なのでYouTubeにも紹介動画やレビュー動画が結構出ています。また、MKS-20についても1986年頃の発売のようですが、こちらも動画が結構出ていますので、ご興味ある方は探してみてください。
Thanks to Live show photos by Barry Jones on Facebook
by BLOG Master 宮崎