いよいよ今日、イギリスのDevonで開催される野外音楽フェスでのライブが行われます。
フェスは、ワクチン接種証明もしくは直近でのPCR検査陰性証明書がないと入場できない、かつ、フィジカル・ディスタンス確保などの感染対策を講じたうえでの開催です。先日のサッカーのユーロ・チャンピオン・シリーズでの感染者数6千人オーバーというニュースを聞くと怖い気もしますが、サッカーよりはオーディエンスが騒がない、興奮しないだろうと思いますので、何事もないことを祈っています。
さて、ピーターの投稿したツイッターは、ふたつ。
一つ目は、会場入りする直前のリハーサルが終了した時点での投稿。
Peter Hammill@Sofa_sound (英国時間 午後09:52 · 2021年8月20日)
This has been our home for the last couple of days….
「ここが、この二、三日における私たちのホームだった。」
写真からわかることがいくつか。一つは、ドラム・ブースがあるので、ちゃんとしたスタジオだということ。ピーターの電子ピアノはローランドのRD-2000というステージ・ピアノ。その向こうに少しだけ見えているギター二本は、一つは2005年の再結成のためにeBayで購入したという青いDeArmond(Guild)M75-T。もう一本は、何年か前の誕生日にファンが出資を募ってプレゼントしたスウェーデンのHagstrom(ハグストローム)社のSwedeというシリーズのギターです。手前に写るヒュー・バントンのオルガンは、イタリアのViscount(バイカウント)社の製品「Legend Live」のようです。上にタブレットのようなディスプレイが置いてあるのは、もしかすると、彼が開発したソフトウェア・オルガンを組み込んで改造しているのかもしれません。
二つ目は、会場入りした後と思われますが、会場に準備されたリハーサル室の写真のようです。
Peter Hammill@Sofa_sound (英国時間 午後06:12 · 2021年8月21日)
And this is our home for today
「そして、ここが今日の私たちのホームだ」
今度の写真では、本当のステージと同じように真ん中にドラムスを置いて、左右に向かい合って左にピーターのステージ・ピアノ Roland RD-2000とその奥にHagstrom ギター。手前にボーカル用のスタンド・マイク。右側にはヒューのLegend Liveが設置してあり、これにはベース・ペダルがセットしてあるのも写っています。
ピーターのギターで有名な黒のギルドはGuild M75 Bluesbird というモデルで、もともとはM75 Aristocrat というホロー・ボディのモデルから派生したソリッド・ボディ・モデルです。ピーターはVdGGが再びツアー活動を行うにあたり、もう一本ギルドが欲しくてeBayで探したところ、ギルドがフェンダーに買収されていた時期にギターのピックアップメーカーだったDeArmond社のブランド名で出したM75-T (ホロー・ボディ・モデル)を見つけたのだそうです。これはボディは韓国製でPUはアメリカ国内生産していたDeArmondのものをアメリカで組み立てたとか。今ではこの青のDeArmondが「軽いんだよ」ということもあってメインで使用しています。
さて、今日のステージはいったいどんなものになるのでしょうか? アルバム「Do Not Distub」からの曲は、いったい何が演奏されるのか? イギリスのファンからの報告があることを期待して待ちましょう。
by BLOG Master 宮崎