Sofasound Peter Hammill's Journal 2013 Apr. "In Preparation"「準備中」 |
「準備中」
"In Preparation"
Posted: April 30, 2013 | Author: sofasound | Filed under: Uncategorized | Comments
過去数年において、私はペンキを塗ったり飾り付けをすることによっては多くをなしてこなかった。プロフェッショナルを招じ入れることの方をより好んできた - その方がより良い考えでもあった。しかし、自分の時間においては、私はちょっとばかりやってきたし、初めの頃に無謀な努力をいくつかした後で、準備がそのような仕事を上手くやるための鍵であることを徐々に学んでいったのだ。
木の節が塞がれていること、壁の穴が埋められていることを確実にしておくものだ;裏地の紙がきちんとついていることや、下塗りと/あるいは下地とが施されいることなどをね;すべてが、最後の仕上げ塗装を始めたり、壁紙のロールを解き広げる前に、きちんとしかるべきところに収まっていることを確かめなければならない。それは単に物事を容易くするだけではない;結局は、それがまともな唯一の道であり、ちゃんとした結果を生み出す唯一の道なのである。
もちろん同じことが、あなたが何かをきちんとやろうとするならばそのすべてにあてはまる。このひと月かそこいら、私は“物事の準備”にとても多く携わってきた。VdGGのツアーは極めてすぐに私たちの身の上に起こることだし、前もって整理しておけることは何であろうと、私の個人的観点からも、バンドの観点からの両方ともに、やることになる作業をより単純にし、より良くし、そして(望むらくは)いいやり方においてのみ驚くべきものとすることだろう。もし、私/私たちがそれ(ツアー)に準備もしないで突入するならば、いかなるサプライズもちょっと不愉快なものとなるかもしれない…。
このうちいくつかは、私たちが水面上をのどかに通り過ぎることを望んでいるその水面下で水をばたばたと掻いているようなものだ。いくつかは、いつものように、音楽的なそれと同様に技術的な挑戦を睨んでのものを含んでいる。そして、立起こるいかなる問題に対してもちゃんとした解決を追い求めているのだ。沢山の準備は、いつものように、何がまさに来たらんとしているのかを目に見えるようにすることによって行うだけである。
翻って、このVdGGものの事前作業に従事してきたという事実が、私が作ろうとしているアルバムから私を遠ざけてしまっている!(あぁ、実際、私が二つのことを同時に起きさせてしまっているんだが、より多くのことが、後ほど、物事がより進んだ時点で述べられるだろう。)加えて、私の心は、長い期間で初めて、レコーディングのテクニカルな側面に向かってしまっていた。すべては、時期が来れば疑いなく上手く機能するだろう。しかし、単純に私は、自分が、過去においては、いつもそれに対して注意してきたこと、それに対して身を守ってきたことを何かしらやることを考えなければならない状況に置かれている - プロジェクト半ばで機材を変更することを。
私は、現在10年以上もの間、根本的には同じシステムを運用してきており、遅かれ早かれ移行しなければならないだろう。特に比較的近い将来ダウンサイジングという観点で。突然、これが何か新しいキットに思い切って突っ込んでいくべき瞬間なの*かもしれない*と思えるのだ。
けれどもそれは大きな決断だ。何度も顎をさすり、表計算シートを叩いて、ということが進行中だ。面白い時間だ。
そして、言っているように、準備のすべてが:一旦自分の決断をなしたならば、曲を書いたり/録音したり/仕上げたりといった実際の作業を通して、容易に、素早く、精度高く一気に行ければと望んでいる…よく準備された基盤の上で。
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おやおや、今月のジャーナルで明かされたのは、何ともすごい状況のようです。アルバム制作がちゃんと終わっていない状態で、VdGGのツアーを行うというだけでも驚きですが(私はてっきりレコーディングは済んでいて、ミックスもひと段落しているのかと思っていました)、なんと、スタジオ機材の入れ替えをやろうとしているようです。想像するだにとんでもないです。音が変わってしまったりしないんでしょうか?
1986年の英BBCテレビで放送された「Timepieces」というピーターのドキュメンタリー番組では、当時の自宅の地下室かと思われるホーム・スタジオ(ソファ・サウンド)の様子をうかがい知ることが出来ますが、当時のアナログ機材はすでに残っていないのではないでしょうか。以前、機材の一部をピーターがeBayに出品したことがありましたが、もしかすると今回の入れ替えでも同様のことが起こるかもしれません。(過剰な期待はしないで様子を見ましょう)
by BLOG Master 宮崎