ガイ・エヴァンスによるニック・ポッター追悼文・曲 |
- 18th October 1951 - 16th January 2013
ニックは、少し前からしばしば体調を崩していて、今月初めに肺炎のため入院をしたそうです。その後、さらに重い胸部感染症に罹ってしまい、1月16日遅くに亡くなったとのこと。享年61歳。
イギリスのファンサイト、フィル・スマート氏の所に、ガイ・エヴァンスからの追悼の言葉が寄せられています。
-------------------------------------------------------------------
Guy Evans:
「さらば、ニック。
- とびっきりのミュージシャンであり、冒険者、
そして、大変愛された友人」
"Farewell, Nic
- superb musician, adventurer and much loved friend"
「私は未だにその知らせに動揺している。ニックと私は素晴らしい相棒だったし、特に彼が発病してからは近しくしていたのだ。私たちは大晦日を一緒にすごし、彼の亡くなる前夜も私は彼と一緒にいた。今度ばかりは、言葉がないが、個人的な追悼として、この曲を皆さんと分かちあいたい。
数年前、ニックは彼の伝統的な大晦日の訪問のために来ることになっていました。私はラップトップ(コンピューター)にループを作って、私の息子のベースを準備して、すべていつでも録音できるようにしておきました。私がニックが来てドアを入ってくるとすぐに彼にベースを手渡して、「録音」ボタンを押しました。それから私は彼の演奏の周りにトラックを組み立てていったのです。これはテイク1だと思います。あなた方は彼のプレイのリリシズム、茶目っ気、そして偉大なグルーヴのすべてを聴くことができるでしょう。」 (ガイ・エヴァンス)
-------------------------------------------------------------------
ガイは、ニックがまだ17歳の時にザ・ミスアンダストゥッドで出会っています。45年以上の長い友人でした。ガイの心中を察して余りあります。
また、デヴィッド・ジャクソンによれば、ニックは、日本のことが大好きで、日本人のファンのことをとても大切にしていたニック。2006年に一緒に行ったニックのイタリアでのライブのことを思い出して、ニックはその時に、きれいな日本人のガールフレンドと知り合った、とも。
デヴィッドは、ニックのことを「美しい曲を書き、偉大でオリジナリティ溢れるベース奏者だった」と言っていました。
by BLOG Master 宮崎