「Code：Realize ～白銀の奇跡～」(PS4)の感想です。

こちらを遊ぶ切っ掛けは北米版のPSストアで
「彩虹の花束」、「白銀の奇跡」それぞれセールになってたから。
その辺の理由は本編の感想記事に書いてます。
よろしかったらそちらもどうぞ。

本編の「Code:Realize ~創世の姫君~」の感想はこちら
FDの「Code:Realize ~祝福の未来~」の感想はこちら



北米版と日本語版　両方トロコンしたらこんな感じになりました。
どうせならと、トロフィー取得の為に北米版のVITA版も購入しました。



【システム】
コドリアのFDのFD
ノベル系の乙女ゲー。

ヒロインのデフォ呼びあり。

本編の後日談の後日談。
フィーニスルートを軸に各キャラそれぞれの後日談。
本編の間のエピソードのカンタレラ。
ルパン一味の日常（逆ハーレム）のショートストーリー。
など、結構なボリュームです。

FDは短い物だと思ってたので、プレイしてビックリしました。

前回と前々回の感想でも書いたのですが、
この作品のライターさんの文章スタイルは私には合いません。

が、キャラクター達は魅力的で
ルパン一味の掛け合いが楽しい作品です。


※ネタバレを含むので畳みます※




インピー・バービケーン
普段カルディアに「好き好き」言いまくってるから、
言葉に重みをもたせる為にインピーが良い控えてるのは可笑しかった。

カルディアもカルディアの方で「好き」の種類を確認する為に
フィーニスに何度も「好き」って言わせて
彼が臍を曲げてしまう場面は微笑ましくて好きです。

カルディアとフィーニスの生活感が見えるのが良かった。


サン・ジェルマン
他の後日談とは違い、
サンだけ屋敷に独りぼっちで寂しい始まり方でした。

寂しさを埋める為に屋敷の掃除をしたり、
クリスマスパーティーの用意をしたりする姿が哀愁漂ってて
ルパン一味が屋敷に次々と現れてサンが安堵して笑うシーンは
心温まるシーンなんだろうけど、サンの孤独が際立ってた気がします。



ヴィクター・フランケンシュタイン
両親を安心させる為に恋人のふりをするコメディ色強めのお話し。

告白を期待してたのに
「恋人のふりをしてくれ」とお願いされたカルディアが
フランに対して静かに怒ってたシーンは笑ってしまったｗ

仕返しのつもりで「恋人のふりの練習が必要」という
カルディアを見てやっぱり女の子キャラが積極的なのは良いなぁと思った。
受け身ばかりの女の子よりは魅力的です。



エイブラハム・ヴァン・ヘルシング
ヴァンが凄く丸くなって心温まりました。

ＦＤでの後日談ではカルディアとラブラブな様子で
豹変の域だったんですが、フィーニスルートの後日談の彼は
ドラちゃんという子供の面倒を見て　兄とか父親じみた
柔らかさが出てると思いました。

カルディアに対してもなんかお兄ちゃんっぽくて
二人の会話が可愛かった。

フィーニスとの会話も興味深かった。
本編ではアレスターが仕組んだ事だから
フィーニスがヴァンの家族を手にかけた訳じゃないのに
その事を知らないままなのは　色々引っ掛かる物があります。

だけど、フィーニスが「姉さんが悲しむから自分は死ねない」と
ヴァンに伝えたシーンは心がじんわり来て好きです。


アルセーヌ・ルパン
泥棒紳士の恋煩い。
カルディアがウェールズに帰って彼女が傍に居ないから
普段の様な調子が出ないとかルパンって乙女だなぁ。

告白をしようにもタイミング悪く邪魔されてしまう
ちょっと歯がゆい後日談でした。

シシィのトナカイ姿は可愛かった。



フィーニス
私は乙女ゲーでもギャルゲーでも
攻略対象じゃない主人公家族のエピソードとか
どうでも良いと思う事が多いのですが、
カルディアとフィーニスのやり取りは毎回楽しく読んでました。

各キャラの後日談でもそうですが、
カルディアを他の男性キャラに取られそうになると
嫉妬心むき出しにむくれたり　照れ隠しに毒舌を吐いたりするのは
普通に可愛らしいと思いました。

本編や本編の後日談では彼に救いは無かったですが、
IFのシナリオでフィーニスがカルディアと姉弟仲良く
暮らしてる様子が見られるのは良かったです。



エルロック・ショルメ
カルディアがショルメの事務所に入ってから
ルパンを捕まえる側に転身してしまったのはちょっと寂しかった。

カルディアの毒を取り除く為にショルメが
フラン、ワトソン、ネモ達の力を借りて奔走する話し。

ホロロギウムの抑制薬が出来るまでに
モンテ・クリスト伯の毒を使ってカルディアを眠らせるという決断をする事に。
他のルートで様々なやり方でカルディアの毒を抑制させる事が出来たんだから
もっとスマートな方法無かったのかな、とちょっと思ってしまった。
しかも巌窟王の名前まで出て来るとは・・・。

ルパンが冒頭以外に登場しなかったので
ショルメとルパンのお馴染みのやり取りを期待してたから
ちょっと残念でした。



カンタレラ
本編の間のエピソード、との事で前回の
ギャングシナリオよりは面白かったですが、
カンタレラの設定が蛇足に感じてしまいました。

カンタレラ自体は可愛い。エギーユも美少年。
FDにしか登場しないのが勿体ない位　良いキャラデザだと思いました

カンタレラはカルディア失敗作の665体の一人なんだろうけど、
なんか凄くモヤモヤする。そんな重要な設定のキャラが居たんだったら
何で本編とかに出て来なかったんだろうとか整合性が取れなくなるから
正直あまり好きでは無い。

ＦＤを制作する再に作られたキャラだから、
と言われればそれまでなんですが、ちょっと納得できない。

エギーユのCVが杉山紀彰さんだという事は
ずっと前から知ってたので、プレイする前からソワソワしてました。
機械人形の時と、本体の時の声のギャップが楽しかった。
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相変わらず文体は合わなかったりしましたが、
キャラクター達は魅力的なので楽しかったです。