国際有機農業映画祭in池田2019

国際有機農業映画祭in池田2023

食と命の安全保障を考える

◆ 6月18日(日) 

  • 開場:9時30分
  • 開催時間:10時00分~16時20分
  • 会場:能楽の里文化交流会館(大ホール)福井県今立郡池田町薮田5-1
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タイムテーブル

10:00~ ・・・タネは誰のもの

11:15~ ・・・それでも種をまく

12:00~ ・・・お昼休み

13:00~ ・・・百姓の百「ぷらす2」トーク

14:10~ ・・・百姓の百の声

~16:20 ・・・上映終了(予定)

※親子ルームの上映順番は、機材の関係により上映順番が入れ替わります。

上映映画

タネは誰のもの

2018年4月、種子法廃止。そして2020年12月、改正種苗法成立。急速なグローバル化の中であらためて問われるタネの権利とは。

2020年6月に国会成立が見送られ、継続審議となった種苗法改定の動きに対して賛否が渦巻く中、自家採種・自家増殖している農家と種苗育成農家の双方の声を伝えるため、北海道から沖縄まで様々な農業の現場を取材。政府が拙速に改定を成立させようとしている中、種苗法改定(案)が日本の農業を深刻な危機に陥れる可能性を、専門家の分析も含め農業の現場から探った。


それでも種をまく

2011年3月11日。福島第一原発事故は福島や周辺の有機農家を苦境に追い込んだ。その地に留まり農業を続けた農民。新しい地へ移住し、その知識と技術を若い人たちに伝える農民。共同で測定器を購入し、放射能を測る農民。それから8年余り経ち、放射能汚染が残る高線量地域への帰還も始まっている今、農民たちのその後を追う。原発事故直後を生きる有機農業者たちの声(2011年11月)と、原発事故から8年、有機農家のその後を追う(2019年)の2編を上映。


百姓の百の声

食べている限り、誰の隣にも「農」はある。なのにどうして、これほど「農」の世界は私たちから遠いのか。

柴田昌平監督が、食の原点である農と向き合った。全国の百姓たちの知恵・工夫・人生を美しい映像と丁寧なインタビューで紡ぎ出す。田んぼで農家の人たちが何と格闘しているのか。ビニールハウスの中で何を考えているのか。多くの漠然が「風景」としか見ていない営みのそのコアな姿が、鮮やかに浮かび上がる。

今後経済が下向き食糧輸入に頼れなくなると予想される日本で、いま必要とされる力は、レジリエンシー=復元力。百姓たちには本来これが備わっている。

映画に登場する百姓たちは小手先では解決しないさまざまな矛盾を独自の工夫で克服していく。


百姓の百ぷらす2

吉村 智和さん

あわら市で、「豊かな大地を未来へ」をコンセプトに、とみつ金時(さつま芋)、とみつかぼちゃ、大根などを栽培。㈱フィールドワークス代表取締。平成27年「ふくい人の力」大賞受賞。平成29年には中日農業賞、農林水産大臣賞、を受賞。

志野 佑介さん

福井市鮎川町で、ヒトモノコトを繋ぐ商店「しの屋」を経営。また越前海岸の豊かな資源を生かし「志野製塩所」では塩を生産し、海藻や貝類などの海士業と、稲作、畑作、養鶏などの農業を営み、百笑な日々を送っている。


あとがき

食と命の安全保障を考える

いま、量と質の両面から食料危機が問われている、いや問われ続けています。コロナ禍で増え、ウクライナ戦争でさらに増えてきている世界の飢餓人口は約8億3千万人に達したと国連は警鐘を鳴らしています。自国で消費する食料の大半を輸入に頼る日本では食品ロスが問題視されていますが、それどころではない輸入=カネでは賄えない時代が間近に迫っていることに眼を閉じてはいられない事態になっています。先進国中最も脆弱な自給率に加え、遺伝子組み換えや農薬・添加物などで食の安全が蝕まれています。食=命の源である「農」の世界は食卓から遠くなり、食の世界事情は私たちを直撃しているにもかかわらず、掴みどころがありません。今こそつくる人と食べる人の壁を越え、農の現場から食=命の安全保障を考えてみたいと思います。


国際有機農業映画祭in池田2023実行委員会

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