ハリーさんのHUSQVARNA TE150 ツーリング日記 「TE150：ダイワカーズラリー2024を完走せよ（三原市・他）」

【 DAY1 距離138km 】
雲一つない秋晴れの下をスタートして最初のダートへ向かっていく。125ccから900ccまでの72台が走る。オフロードバイクであることが必須の出場条件だ。

8本くらいのダートを走りつないで安芸高田市のテージャスランチに到着した。特設EDコースでタイムアタックを競うのがスペシャルステージ1(SS1)だ。

私は久しぶりのTEを思うようにコントロールできない。スタートダッシュは決まらず、コーナーでふくらみ、ギャップではねた。必死で走っても真ん中くらいの順位だった。

次のダートはガレ区間あり太い倒木ありでビッグオフには厳しい。テネレ700やノルデン901をみんなでヘルプした。必ず助け合うことはこのラリーのルールだ。

夕刻の気配が近づく中、DAY1最後のアタックルートを走った。この地点に来るまでの激キャンバー走行がとてもスリリングだった。無事通過してゴール地点へ向かう。

夜は屋内ホールにて生バンド演奏カラオケ大会だった。ゲストライダーの池町佳生選手が歌う『ドラマティックレイン』は同世代のノスタルジーあり。いい声だ。

【 DAY2 距離201km 】
ラリーの朝は早い。朝7時からゼッケン順にスタートしていく。前日のリエゾン移動やガレ走行の感触からしてTEのタイヤ空気圧を0.2ほど上げた。パンクのリスクも下げたい。

着実なダート走行と飛ばしすぎない舗装路リエゾン走行を心がけて、神石高原町の山中を走ってチェックポイントを目指す。ブラインドオンタイムラリーでは早着減点に要注意だ。

途中で昼食を挟みつつ12本くらいのダートを走りつないで世羅町の甲山元気村に到着した。スペシャルステージ2(SS2)はMXコースでのタイムアタックだ。

スタートはやはり決まらなかった。最初のライン取りからして速いライダーと違う。MXコースのジャンプ台が苦手だ。去年の雪辱ならずに下位に沈んだ。

DAY2最後のアタックルートだ。倒木や泥地を淡々と走り抜けて最後のステアを上がった。この1年間のトライアル修行が多少は活きているはずだ。しかしTEは大柄なのでトラ車のようにはいかない。

最終チェックポイントでラリーカードを返却してゴール地点に帰ってきた。TEもお疲れさん。

途中で1区間だけ上級者グループを追走して高速ダートをハイペース走行した。あれほどカッ飛ばすのは人生最後かもしれない。それ以外のリエゾン走行では後ろから近づいてくる参加車には道を譲った。それも戦略だけれども。

小さなミスコースが3回くらいあった。アタックルートを含めて転倒は無し。コマ図の指示通りの休憩時間もきっちり取った。SSは2回とも不完全燃焼だけど、全体としては無難すぎるくらい手堅い走りだったと思う。

ラリー結果は数日後に発表される。去年を上回るには優勝しかない。それは難しいだろう。好天に恵まれて、晩秋の備後山地に広がる里山ダートを満喫できたから良しとするかな。

そんなことを考えながら、広島空港フライトロードを南下して瀬戸内海を目指して走った。