YAMAHA FZX750 SHINKO:シンコー SR735 【110/90-16 M/C 59S TL】 タイヤを使った、KAWIさんのバイク用品インプレッションです。バイク用品レビュー、口コミ、適合情報、コスパや性能評価は「ウェビック」

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必要にして十分 前後同銘柄のタイヤを履くために選択

2024/11/21 19:36

5.00 [ 使用シチュエーション 3.0   作業スキル 3.0   ドライ 5.0   ウェット 5.0   ライフ 5.0 ]
取付車種:
YAMAHA FZX750
評価のタイミング:
  • アジアンタイヤは捨てたものではありません

FZX750のフロントタイヤにシンコーSR735を装着しました。
巷では、韓国製品ということで色々な情報が飛び交っていますが、日本のタイヤメーカー(ブリッヂストン、IRCなど)をはじめ海外有名メーカー(ダンロップ、ミシュラン、ピレリなど)も、昨今は海外生産品(大陸、東南アジア)が多く出回っているのは皆さんご存じのとおりです。
ちなみに先日予備用のTRX850のホイールからピレリのエンジェルSTを剥がした時には、メイドインチャイナの刻印がされていました。
シンコータイヤは、遡ること1946年2月、大阪市西成区において、自転車用タイヤの製造を目的とした新興護謨工業株式会社として産声をあげ、ヨコハマタイヤの後を跡を継ぎ1993年からオートバイ用タイヤを製造販売しています。
当時のヨコハマタイヤとして有名なのが、プロファイヤー(二輪車用バイアスハイグリップタイヤの草分け的存在)スクーター用から大排気量車用までラインナップされ、ゲッター(二輪車用ラジアルハイグリップタイヤブランドで国内レース界ではチームゲッターとして活躍)1984日本初の2輪車用ラジアルタイヤを発売していました。
古い話をすると、何コレと思われるのでそこそこにしておきますが、元々は国産タイヤメーカーだったんです。
当時はNSRとかCBRとかTZRとかGSX-Rとか、それぞれが年間2万台とか売れてた時代で、ヨコハマゲッターも標準装着されていましたね。
感覚としては、当時はサーキットから一般公道用への採用がダイレクトというか、評価が影響する時代。周りではブリジストン・バトラックスBT60Sかダンロップ・ライディーンGPR-10の二択でコレを選んでおけば間違いない2種でした。
対してヨコハマのゲッター003はソフトとハードと同じ銘柄でありながら2種類の硬さのコンパウンドを採用し、短時間のレースならソフトを選ぶのですが「ハードもあるがどうする?」と悩むなら多くがブリジストンかダンロップの選択になりました。
前置きはさておき、私のFZX750ですが、納車時に前オーナーが交換したであろうタイヤが、前ダンロップ、後ろシンコーでして、納車引き取りをしてショップからの帰路全くブレーキが効かず、この子が誕生した当時のブレーキってこんなのもなの?ってくらいプアで怖い思いをしました。
色々と調べていると、当時のYAMAHA車SUMITOMOの対向2ポッドキャリパーのブレーキの性能はダメダメだったそうで、FZX750しかり、V-MAX1200しかりオーナーが後から対向4ポッドの物に交換されていたようです。
でもね、いくら古いからってオートバイを商品として販売している以上、制動力試験はつきもので、何かがおかしい。
まず手始めにブレーキパッドを摩擦係数の大きなものに交換、フロントはまずまずの制動力になったものの、リアが全くダメで、ブレーキペダルがアスファルトに着地するんじゃないかってくらい踏みしろが深くて、踵で「えい!」とロック寸前まで踏んでも何の変化も無し。
ブレーキフルードの交換はショップでも行って頂いていたのですが、それでもエア噛みを疑って調整したにもかかわらずこれもダメ。
古き良き時代を現代で感じるほかないと諦め半分、リアブレーキの再調整を行ったところ、「あれ?」普通に効くし。
最後はタイヤの性能を疑っていたのですが、なんのことは無いタイヤのグリップのせいではありませんでした。
それはそうですよね、公式に販売されているタイヤがグリップしないとか、制動力に欠けるとかありえませんよね。
確かにオートバイの設計が古いこともあり、その辺りは十分承知で購入した訳ですが、あまりの酷さにショップに問い合わせたところ、「このタイプは昔から効かないで有名でしたから」って、え?そうなの?
人のせいにするのは私の本望ではないので、結果的に制動力が普通になったところで無事OKです。
では本題のタイヤ交換です、時代時代でオートバイのディメンションが進化し、標準タイヤもそれなりの銘柄が装着されていますが、古いオートバイになると困るのがタイヤサイズです。
ブリヂストン、ダンロップでさえ直前までサイズがあったはずなのに、私が購入しようと思った時には時すでに遅し。
不人気、知名度の低いFZX750にも良い思いをさせてあげたくて、ウェビックでタイヤを探していたところ、シンコーSR735に目が留まりました。
調べていくと、何とインプレッションで、前後同銘柄を履けるチャンスが残っていることを知りました。
ブレーキ、タイヤのグリップも現状で通常通り性能を発揮していましたので、ワンチャン韓国タイヤもアリかなと、購入に至りました。
タイヤ交換もバランス取りも、ウェビックで購入したものを使用し難なく装着できました。
タイヤのクオリティもまあまあというか、普通でしょうかね?手組で作業したのですが、タイヤの剛性感もしっかりしていて、何遍も言いますが普通に良い感じです。
バランス取りも特に大きくウエイトが偏ることなく、10g1個であっさりと済みました。
インターネットサイトなどで酷評されがちなシンコータイヤですが、一般公道を制限速度を大きく超過しない限り、グリップもハンドリングも制動力も必要にして十分です。
酷評されている方々は、峠道を車体を大きく傾けて走行したり、タイヤのグリップを大きく過信した走行をされているのでしょうか?
それとも有名タイヤメーカーをランキング別に色分けされているのでしょうか?
私は雪国に住んでいるので、冬季間はクルマにスタッドレスタイヤとチェーン規制用にタイヤチェーンを装備しています。ですので、タイヤのグリップは滑るのが当たり前だと思っていますし、全く信用していません。
交通事故の80%?は、速度超過によるものだと聞いていますので、適正なタイヤ、適正な速度、過信はしないを心掛けています。
今回、シンコータイヤを選択したおかげで、オートバイの不具合の特定もできましたし、色々な面で情報を得ることができたので、むしろ感謝しています。
命を懸けるのはブランドやテクニックではなく、自分自身の運転マナーだと再認識出来ました。

ショップのオーナーさん、私の要求に対して親身に助言いただき感謝しています。
ありがとうございました。

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