『湯を沸かすほどの熱い愛』ネタバレしないで感想
2017年12月20日にテレビ放送された『湯を沸かすほどの熱い愛』を録画していて、
今更になって視聴したのでネタバレしないで感想を書いてみる。
この映画をなんで録画していたのかというと、
この映画の主題歌を自分の大好きなバンド『きのこ帝国』が歌っていたから。
それ以外の理由は特にないです(笑)。
観終わって特に感じたことは、自分が涙もろくなったなぁ、ということ。
映画中、終始泣いていた気がする。
病気になる系の映画であんまり泣いたことないんだけど、
この映画は涙なしでは見れなかった。
自分が、「家族」とか「病気」というワードに弱くなったのかもしれないー。
簡単にあらすじを書くと、
宮沢りえ演じる幸野双葉が末期のがんにかかっていて、
余命3か月くらい?と宣告される。その後、家族の為に奮闘するというもの。
夫役はオダギリジョー。この人の演技が凄い好き。
ちゃらんぽらんの男なんだけど、どこか魅力があって、
情が厚くて他人の邪魔にならないようふるまう感じ。
こんな力の抜けたいい男に生まれたかったね。
話自体は結構、大味な気がするけど、細部の生活感とか、
やりとりとか会話が自然な感じがする。なんかそれっぽい感じ。
病気になる映画っていろいろあるけど、過剰なイメージがなくて、
この映画は現実味を帯びている気がして。
宮沢りえと娘役の杉咲花の迫真の演技が素晴らしい。演者がみんな上手い。
最近、演技の上手い下手がわかるようになってきたかも。
さらに、凄いのはラスト。衝撃のラスト。こんな映画だとは思いもしなかった。
おそらく、ラストから全体の構想が練られているのかな?
ラストシーンからの、きのこ帝国「愛のゆくえ」が流れてクレジットへ。
テレビ版なので「愛のゆくえ」はフルでは聴けませんでした。残念。
内容を書かずに感想を書くのって難しいんだね。
ぜひ、観てみてください。