言葉の変換機能がバグる問題とワカモノの早送り - 工場長の考えてること

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言葉の変換機能がバグる問題とワカモノの早送り

英語ニュースをよくライブで見ている。英語は集中すれば聴き取れなくはないが、ながらなので、多くは同時通訳さんのお世話になるのである。

省略はもちろんあるが、時々笑っちゃう日本語も出る(とは言えもちろん通訳さんのスゲェ能力に感嘆してるけど)。

ある俳優さんの話で「Netflixの人気番組『性教育』で有名になりました」との通訳さん。

え!性教育!?あぁ、『セックスエデュケーション』のことかー。

この番組は性知識だけ知ってるオクテの高校生の男の子と性に関心マンマンだが知識のない女の子が主役の、いわばラブコメだ。が「性教育」と翻訳されると本来のラブコメっぽさはなくなるなー、とは思いながら間違ってない。間違ってはないんだけどー。とツッコむ自分がいた。

 

こう言うのは翻訳だけじゃなくて言葉って文脈やら固有名詞だけど一般名詞でもあるとかで適時アタマの中で変換してるんだがバグる。

短縮語はまじラビリンスガチ迷宮。

CSっていう時にカスタマーサポートなのかカスタマーサティスファクション(顧客満足度)なのかコンピュータサイエンスなのか、個人としてバグる。

SNSやタイトルは文字数制限もあってバグ率誤読率マシマシ。

わたしはお笑いに弱いので、彼ら彼女らの名前がぜんぜん分からない。変換できないので何の話なのか変換エンジンが機能するまでしばらく文字を追わないといけない。

 

言葉は生き物なので変化するのは当たり前なんだがネットやSNSでもう変化のスピードが凄くて付いてけない。いやいや仕事や関心の範疇なら何となく言葉のストックがあって変換できるんだけど、ある程度のでっかい辞書を持ってる方でも万能むり。むりが可視化されただけじゃなくてSNSで流通、融通が加速化してると感じる。

 

ある時まではオタクって言葉は趣味の共通言語を持っている意味だったとも思うのね。

なんだけどネットでつながって加速化して、しっちゃかめっちゃかさを感じるわけである。

(しっちゃかめっちゃかの元ネタをわたしは知らないが使えるのは既知のバグ)

 

んで、同時通訳さんがNetflix のドラマ名をご存じなくて当たり前だし、それを共通言語とはできないなと思う訳ですよ。

 

それでまぁ「若者は映像コンテンツを早送りで見る」という新書が出てて読んだし、話題なんだけど、仕方ない気がしたんすよ。

ネットの海は膨大でサブスクは無限。外部記憶装置がどんなにでかくても検索ワードを覚えてない限り無理なのよ。少佐!(攻殻機動隊草薙素子

 

なのだが時間は有限。ある程度歳とってたら観念も有るけどワカモノがキャッチアップしていく切ない努力が早送りなのだと個人的には合点した。

 

そんなこんなで、ことばの変換バグはネット接続以降の「人類のバグ」だし、若者の早送りはこのネット社会への適応努力の結果。

という暫定結論に至った。

 

人間の脳や認知が根本的に仕様変更でもされない限り、ことばの変換バグは治らないだろう。日本語変換エンジンが如何に優秀になってもスペルチェック、補完機能もムリだ(断言)。

 

私ごとで。。。もう自分ダメ。といちばん思うポイントは言葉ですらない。絵文字の意味がわからない^ ^いや絵文字自体は分かっても使いどころの意味がわかんない。堪忍してくれその絵文字は何の意味で使ってるんですか教えてください。教えなくてもいい前提の絵文字じゃないの。どうなの。自己の教育完全敗北。かと言って学び直しもできないだろう。わたし。

 

おじさん構文すら使えないおっさん。

わたしの脳は絶賛退化している。