中国 : 山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

中国

吉林省遼源市で2泊した後、最後の3泊目は遼寧省瀋陽市。移動中は、とにかく果てしなくトウモロコシ畑。見れば見るほどシュールだ。
瀋陽市は遼寧省の省都であり、市区人口で400万人もある大都市である。電気自動車や電動バイクが普及しているせいで(電動バイクは普及率100%)多少静かなはずだが、みな気軽にクラクションを鳴らすのでむしろ煩い印象。
ランチは、「一品香」という刀削麵が名物?らしい店に入った。2階の個室に案内される。窓から見える裏庭は、表とは違ってうらぶれた雰囲気である。選んだのは、トマト入り刀削焼麵(30元ぐらい)。可もなく不可もない(≒特に美味くない)味だった。味付けは中国醤油のようだった。
ところでテーブルの上には、小皿と湯呑茶碗と小さなグラスがまとめて透明プラスチックシートで包装されたものが置かれている。このようなものは香港でもシンガポールでもクアラルンプールでも頻繁に見た。いわゆる消毒済みをアピールしたもので、恐らくは個々の店でやるのではなく、専門業者から納入されたシロモノ。これも一つの中国文化だと思う。
ホテルの部屋は、無駄に広い。部屋のフロアは30階ぐらいだったが、周りのビル群も似たような高さでしかも工事中なので、さして眺めは良くない。
夜は「紅桜桃」という、評判の店に行った。店に入ってすぐ、何故か1階のスペースでメニューを決めるのがこの店のスタイルらしいが、現地の人たちが壁に示されたメニューを指さしながら大声で話すので、とても煩くて耐えられない。
頼んだ料理では、干し豆腐を使った料理が美味かった。パクチーとネギと味噌を巻いて喰う北京ダックよりも美味い。それにしてもホテルから料理屋への移動中、タクシー運転手がばんばんタバコを吸うわ、タクシー仲間との無線やり取りを四六時中やるわでとても煩かった。とにかく何かと煩い国でウンザリ、料理以外に魅力は感じられない。

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今まで香港や台湾には行ったことはあるけれど、中国本土は初めて、しかも今回の行先は吉林省と遼寧省、中国東北部である。一応、仕事で行くとはいえ東北料理が楽しみだ。
日本にいると東北料理専門店に出会うことは殆ど無く、而して東北料理を食べる機会は滅多に無い。クアラルンプールに滞在していた頃はショッピングモール「Times Square」の傍にあった東北料理店には何度か通った。何しろ、知る限りクアラルンプールで唯一、焼き餃子(しかも羽根付)を出す店だった。
先ずは抗原検査キットで陰性を確認した(何しろまだ陽性だと入国できない)のち、成田から瀋陽まで中国国際航空便で移動。全然期待していなかったけど、機内食はまあまあだ。瀋陽からは吉林省遼源市まで約4時間強の車移動となる。遼源は中国の中では小さな一地方都市に過ぎないけど、市街区だけで40万人以上の人口があるので、日本だったらそれなりの大都市だ。
でもいったん中心部から離れるととても牧歌的な風景が広がる。いわゆる周囲に山らしい山は無く、緩やかなカーブを描く丘が連なっていて、南フランスの景色を彷彿させる。但し、畑に生えているのは牧草や小麦ではなく、ひたすらトウモロコシである。それも例外なくというか容赦なくというべきか、全てをトウモロコシが覆いつくしていて、単なる空き地とか耕作放棄地は一切見当たらない。偏執狂的である。
翌日と翌々日の夕食は、皆で地元料理の店に行った。1日目は、ジャガイモ料理やヤマイモ料理(これは手を出さず仕舞)が珍しかった。他に、干し豆腐やキクラゲが多く使われている印象。2日目は火鍋料理店で、牛肉や羊肉が中心。豚の脳みそも頼んだので試しに喰ってみると、気が付かなければタラかタイの白子と間違えそうで、なかなか美味かった。ビールの後は、専ら白酒(バイジュウ)を呑んだ。香りがとても良かった。

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