2024年10月 : 山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2024年10月

ニュー新橋ビルの直ぐ向かい側、「鳥ぎん」の並びにある雑居ビルの外階段を上がった2階にある、オムライスに特化した店「男のオムライス」に入ってみた。
何故「男の・・・」と付けたかは、ご飯の量(普通は300g)が200gから600gまで変えられる、つまり2倍まで無料だ、ということを強調したかったせいではないか?と思ってしまう。味も量もウリ、だと云いたいのかも知れない(味より量、とは云わないだろうから)。
何れにしてもそんな店の名前になっているせいか、店内を見渡しても女性客は余りいない(ゼロではない)。丁度入れ替わりのタイミングだったので、出口の支払レジには7、8人の列が出来ている。ここは注文も会計も無人化されていて、レジに店員はいない。支払いはバーコード決済か現金か選べる。
フロア係の店員は、金には一切タッチせず、客の案内や注文した料理の配膳、片付けだけに限定されている。配膳ロボットは世の中にあるが、片付けロボットはまだ無い。片付けロボットが世に現れたら、フロアに人間は要らなくなる、ということだ。
席に着いたら、テーブルに注文用のバーコード。でもこれがなかなか読み込めない。イラついたので、店員を呼んで直接注文。これはロボットでは出来ない芸当か。頼んだのはスタンダードなオムライス(720円、スープ付)。勿論、普通盛り。何しろここはオムライス専門店なので、昔乍らのオムライス以外にもいろいろな種類、いろいろなトッピングがあるがあるが、先ずはスタンダードで。
やがて登場したオムライスは、バターの香りが丁度良い。掛かっているのはケチャップではなくトマトソースのようだ。チキンライスの味もまずまず。720円にしてはコスパが良いと思う。次回はトロトロ玉子にデミグラソースが掛かったオムライスにしてみるか。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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今日の4人組ランチ会は2人不参加で、2人ランチ会。同行者が、未だ入ったことが無い「鯨の離れ」に行きたい、と仰るのでご案内。つい3週間前(2023年10月3日)に来たばかりだが、全く異存はない。1階の「キッチン岡田」には待ち人が数人並んでいる状況、相変わらず人気のようである。
2階に上がると、こちらは先客3名(独り男子、女子2人組)のみと、ガランとしている。一方、店員は2人いる。店の知名度も価格の違いもあるし、何よりも鯨肉への親しみがあるかどうかも大きいのではないだろうか。
我々は、学校給食で鯨肉を散々喰った世代なので、もう鯨肉は飽きた、となっても不思議はないくらいだが、偶に喰うとそれなりに美味い。居酒屋でもメニューに鯨ベーコンがあれば頼みたくなる。鯨専門店に全く躊躇しない。でも捕鯨が禁止になった1986年に小学生だった世代以降(ってことは40代半ば以下か)は鯨肉を喰ったことは少ない筈なので、好奇心が旺盛でない限り敢えて鯨肉専門店に入る動機は乏しいかも知れない。
かつて我々は専らシロナガスクジラなど大型鯨を喰っていたはずだが、最近のIWC脱退以降、年間捕獲枠は383頭、内訳はミンククジラ171頭、ニタリクジラ187頭、イワシクジラ25頭となっているとのことで、基本的に中小型鯨が対象。果たして、シロナガスクジラとイワシクジラとでどのような味の違いがあるのかは分からない。ってか、50年以上前の記憶は最早、深い霞の中なので、シロナガスクジラの捕獲が出来ない現状では、比較のしようもない。
今回頼んだのはくじら竜田揚げ定食(1,000円)。学校給食でも竜田揚げが良く出た。他には南蛮漬け、ステーキぐらいか。赤身は程よく柔らかくて美味い。小学生の記憶はもっと筋っぽかったような気がするが気のせいか。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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新橋で稲庭うどんを出す店は、先日入った「七蔵」以外にもうひとつあって、それが「佐藤養助 日比谷店」である。本店の住所は、秋田県湯沢市稲庭町字稲庭、まさしく稲庭うどんの本流。支店は銀座にもあって、確かそちらには入ったことがある。
日比谷店は、西新橋1丁目の日比谷セントラルビル B1にある。ここは新橋の外れ。道の反対側はもう内幸町である。店に入ると、先ずレジで注文して金を払う仕組み。国産牛すじカレーセット(中1,500円、PayPay可)にしてみた。
ちなみに麺の量は小(1,300円)で約250g、中だと約350g、大(1,700円)では約450gということらしい。注文が終わるとポケベルで呼び出される。ここはセルフサービスなのだ。セルフサービスの店にしては、価格設定が強気である。老舗の矜持だろうか。
店内はそれほど広くはなく、そのうち女性客が7割ぐらいを占めている。客の入りは50%ぐらい。6人掛けテーブルで、女子2名が食べながらお喋り中の端に相席させてもらう。スマホを眺めながら待つこと約10分、ポケベルが鳴る。
うどんの盛り付けが美しい。さっそくうどんから手繰る。つるつるしこしこは変わっていない。でも、つけ汁はやや塩辛い(醤油がきつい)と感じた。うどん(中)を喰い終わったところで腹6分目ぐらい、ミニカレー丼まで喰ったら腹9分目を超えたようで、ちょっと喰い過ぎ感が出て来る。
而して次回はうどん大のみ(1,400円)とすべきかも知れない。でもカレーが何気に美味いので、セット小にすべきか、悩むところだ。いずれにせよ、うどんもカレー丼も美味いものの、コスパは良いとは云えない。それでも女子が多いのは、その金額に見合うだけたっぷりとお喋りをしようという魂胆だろう。一方、男性の場合はホントに稲庭うどん好きか、試しに入ってみただけか、それともうっかり入ってしまった輩の、何れかと思われる。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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甲府駅を14時30分に出た「かいじ32号」は、石和温泉駅、山梨市駅、塩山駅、勝沼ぶどう郷駅、大月駅と、山梨県内を細かく停まっていく。これだけ停まるのだから、ついでに高尾駅にも停まればいいのに、と思うがJR東日本は頑なに、乗客は京王線に渡さぬ、とばかり底意地の悪さを見せて通過、次は八王子駅となる(京王八王子駅があるけれど、やや離れているので乗換の利便性は低い)。
立川駅には15時45分に到着。まだ時間が早いので、ちょっと寄っていくことにした。再び、片道200km未満で途中下車前途無効の往復乗車券を呪いつつ、自動改札機に切符を入れると、やはり没収されて出てこない。ジ・エンド。結果的に、富士見駅から甲府駅までの860円と、立川駅から三郷駅までの940円、合計1,800円を損したことになる。忌々しい。
かくの如く、JR東日本が定めた切符のルールを正しく理解できずに、結果的に損をする乗客ってそれなりにはいるような気がして、それはJR東日本にとって濡れ手に粟(それこそ上客)だから、ルールを声高に知らしめるのにはやや消極的にならざるを得ない(なるべく目立たないフォントでさりげなく知らしめる)、と想像するのはちょっとブラック過ぎるか。
この時間帯、立川駅はそれ程混んではいない。開いている居酒屋も少ないが、とりあえず階段を下りて「酒亭玉河」を覗くと、空いているテーブルはいくつかあるが何れも「予約席」という札が置かれていて、店員に「満席です」と素気無くされる。
やむを得ず外に出て、路頭に迷うと偶々目に入ったのが「串焼き たまがわ」という居酒屋でこちらも地下階の店。やはりちゃんと開いているし、まだ客も少ない。さっきの「酒亭玉河」の姉妹店かも知れないが、営業方針やメニューだけでなく、店員の元気の良さ、愛想の良さもまるで違う。酒も料理もまずまず良かったが、唯一、ミミガーきゅうり(380円)は、ミミガーの下処理が不十分、硬くていただけなかった。
ちなみに今回の山行は、往復のタクシー代やヒュッテ入笠の宿代、蕎麦屋「きり」、ここ「たまがわ」の支払いを含め、全てPayPayで事足りた。現金を持たずに山に登る時代がやってきた、と実感した。

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新橋の名物うどん屋で2年ぶり2回目の入店。ここも券売機の前にいつも行列だが、回転が早いので大して待たされることはない。今日はたった二人が夫々券売機と対峙していただけ。良く見ると券売機に釦が無い。
とうとうこんな店(失礼!)でも電子マネー(だけでなくQRコード、クレジットカードや高額紙幣だって)対応の券売機に替わっていた。もうすぐ新橋で現金決済のみの店はなくなる気配がしてきた。一番最後まで残るのは何処だろう。「PayPayないよ~!現金だけ~!現金いちば~ん!」と女将が喚いていた中華の「四季煲坊」かな。
自分の番になって、画面を眺める。大きく「温かい」と「冷たい」で分かれていて、「冷たい」のタブを開くとずらりとメニューが出て来る。その中から肉おろしぶっかけ冷(750円)を選択。会計の釦をタッチすると次に支払方法を選択する釦が表示。そこでQRコード決済を選び、スマホ画面をリーダーにかざせば決済完了。すると注文情報は厨房に伝わり、何も云わないでカウンターで待っていると「おまちどうさま!」と肉おろしぶっかけ冷が差し出される。昭和から令和に一足飛びの気分。
立ち食い用の古びた長テーブルが並んでいるのは以前と同じ。ここは全く昭和のままだ。テーブルにあった醤油をぶっかけて早速いただくとツヤは申し分ないけど、前回は気が付かなかったが「TOMBO」と較べるとかなりコシが弱い感じがする。意外と普通だ。でもまあまあ美味いので文句はないか。ゆっくり手繰っても、券売機にタッチしてから食べ終わるまで凡そ5分。この早さが立ち食いうどんの真骨頂である。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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蕎麦屋「きり」で、周りの客とは一線を画してのんびり一杯やり、最後に蕎麦を手繰って都合2時間程うだうだした後、それでも時間はまだ13時過ぎ。帰りの「特急かいじ」は14時30分発なのでまだだいぶ時間がある。さてどうするか。
ということで、最も手近な「甲州夢小路」に行ってみる。ここは明治から昭和初期までの城下町の建物を再現したということで、もうかれこれ10年ぐらい経っている。近くに山手御門が復元されていたが、中央本線の南側に以前からある城郭とは随分離れている。どうなってるの?と思ってググってみると、江戸時代の城郭は現在、中央本線の線路で両断されてしまっているようだ。当時の政府&国鉄も、随分思い切ったことをしたものだ。
「甲州夢小路」にある建物は全体的に大正ロマン的な感じなので(「時の鐘」は江戸時代にあったものの再現らしい)、甲府城の櫓や城壁とはいまいちマッチングしていないが、ここが甲府市街では数少ない観光名所の一つとなりつつあるのは間違いない。
以前、この中にある「甲州ワイン蔵」でワインのテイスティングをしたことがあった。ここではこの界隈のワインを味わうことが出来、つまみもある。覗いてみると、残念ながら今日は(もしくはこの時間は)閉まっている様子。
そのちょっと先に「カフェテロワール」という店があり、こちらは営業中。女性客が何組か入っているが、テーブル席は空いている。ということで入ってみることにした。グラスワイン(銘柄は不明)もあったが、さっきまで日本酒を呑んでいたせいで喉が渇いたので、白州ハイボール(900円)にしてみた。ここで「白州」に出会えるとは思わなかった。

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2日目は前線が通過してカラッと晴れるかと思ったので、入笠山山頂でご来光を待ってみたものの全くガスの中。富士見ロープウェイで下る頃になって、漸く八ヶ岳に懸かっていた雲が取れ始めるくらいだった。ロープウェイ山麓駅から乗ったタクシーの運転手が「もうお帰りですか」と驚いていたが、「もう昨日のうちに登っちゃったので」と答える。
富士見駅から甲府駅で途中下車し、ランチするつもり。でもそこで、大人の休日俱楽部で買った往復乗車券では、片道で200kmを超えていないから有効期間は2日間で途中下車は前途無効になると気付く。何だか制約が多いなと腹立たしく思いつつ、仕方なく甲府までの乗車券860円を別途購入。
ランチは蕎麦にしようということになり、11時から開く「きり」に入ることにした。前回は7年前、金峰山表参道を登った帰りに寄って以来となった。15分程早く着いたが、きっちり11時にならないと入れてくれない。勿論、一番客。テーブル席を陣取り、瓶ビールからスタート。
つまみで頼んだのは板わさ(わさび漬けが付いているのがうれしい)、馬刺し(やっぱりにんにくで喰うのがイイ)、桜海老のかき揚げ、しらす冷奴、天ぷら盛り合わせ、鰺の刺身。ビールの後は当然、山梨の日本酒。頼んだのは谷桜、その後は七賢。やはりどちらも口当たりが良くて美味い。
我々の後から次々に客がやってきて、開店30分後には満席、忽ち外に列ができる。やはりここは人気の店である。でも我々のようにつまみを頼んで一杯やっている客は殆どいない。ランチセットを食べたらすぐに出ていくので、我々だけがマイペース、別の世界にいるようだ。
締めはせいろとおろしそば。気のせいか、ちょっとコシがいまいちだったような。でも満足した。ここは蕎麦屋らしくなく、一品料理が驚くほど多いのがいい。また来ます。

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昨年の2月、スノーシューで釜無山を目指したが雪が思った以上に深かったせいもあり、結局半分しか進めずに断念。雪の無い時期の今回は、兎に角リベンジが主目的、そして楽しみがもう一つあった。
「ヒュッテ入笠」(旧マナスル山荘)は、平日であればディナーメニューはアラカルトで注文ができる。つまり居酒屋的に料理を選べるのだ。こんな山小屋は聞いたことが無い。ということで、今回は普段とは異なり、金曜日1泊のプランとした(山行記録はこちら)。
初日(金曜日)は午後、寒冷前線がやって来る予報なので、出来るだけ早い時間に戻ってきたい。そのため往路は、通常はゴンドラ経由なのだが今回は奮発してタクシーで「ヒュッテ入笠」に横付け(運賃は6,900円)。荷物は宿にデポさせてもらい、先ずは入笠山へ向かう。
入笠山山頂からは八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳、富士山、奥秩父連峰を眺めることが出来たが、西側の北アルプスや中央アルプスには既に雲が懸かっている。大阿原湿原にちょっと立ち寄った後は、林道をひたすら南下。スノーシューで引き返した場所はあっという間に通り過ぎ、途中からは踏み跡はあるものの笹薮の中を泳ぎながら進む。宿から2時間半弱で釜無山に辿り着いた。想像していた通り、笹薮に覆われた静かなる山だった。
復路は基本的に同じ道だが、途中、程久保山や八ヶ岳展望台に寄り道。少しだけ雨が落ちてきたが(そのお陰でくっきり虹が見えた)、何とか雨具を出さずに宿に戻れた。
風呂に入った後、お待ちかねの夕食。呑みものはクラフトビール(ペッカリービール、800円)に始まり、シードル(カモシカシードルハーフ、1,500円)、日本酒(1合800円)、ワイン(井筒ワインミニボトル、600円)と色々いただく。
料理もおつまみ盛り合わせサラダ仕立て(1,500円)、牛カツ(1,000円)、ビーフシチュー(2,500円)、アボカドクリームチーズキムチ添え(600円)、自家製塩釜ローストポーク(900円)、ピスタチオのアスリートピザ(2,200円)、湯豆腐(800円)をいただいた。大満足だった。是非また平日に来たい。

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今日はうどんを喰いたい気分になったので(最近暇なせいか、仕事中に喰いものが頭に浮かぶのだ)、手近な「瀬戸内うどん」にしようかと思ったが、どうせ行くのであれば「TOMBO」がいいかなと思い直し、ちょっと足を延ばすことにした。
「TOMBO」に行くのもほぼ1年ぶりである。たった1年とも云えるが、もう1年という感じが強い。この店も開店してからもうすぐ2年ということになる。行ってみると、改めて狭い(というか細い)店だなと思う。2年しか経っていない割に、店もご主人もやや貫禄が付いてきた感じ。経営もすっかり軌道に乗ったということだと思われる。
前回はとり天うどん(+ちくわ天トッピング)を手繰ったので、今日は肉うどん(690円)にしてみた。券売機で券を手に入れれば、注文が厨房のご主人に伝わる仕組みなので、我々はお盆を並べ、その上に箸を置いて待つだけである。待つことほんの1、2分。
「はい、おまちどうさま!」と丼鉢がお盆の上に置かれ、店の奥へと進む。なんと今日は先客が一杯いて、カウンター席が全て塞がっている状況、でも何しろ立ち喰い。待つことほんの10秒、忽ち空いてきて、そこへ収まる。帰るころにはカウンター席は小生だけ、うどんの出来上がりを待つ人が2人という状況になった。まこと、客の入りは波がある。でも、それがなかなか待てない。
先ずは汁を呑む。相変わらず美味い。ホッとする。次は肉。バラ肉の、それ程いい部位ではないものの、柔らかさが程好く、この汁と上手く馴染んでいる。肉うどんはこれまで余り注文したことが無かったが、かなりイケる。麺もコシの強さは程々で、ツヤの良さは申し分ない。
汁は結局、全部吞み干し、キレイに全ていただいた。ここの汁は幸せになれる。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★★

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今日は何故だか無性に炒飯が喰いたくなり、適当に歩けば何処かで中華料理店に当たるだろうと、犬も歩けば棒に当たる的に、とりあえず当て所もなく歩いていく。すると、偶々目の前に現れたのが「四季煲坊」だった。ここは期待できる。前回は2022年9月だから、もう1年経ってしまった。 
カウンター席は埋まっていたが、4人掛けテーブルが空いていたのでそこに収まる。ざっとメニューを眺めてから、揚州炒飯(880円)なるものを注文。ちょっと時間が掛かって出てきた。作るのに苦労したのか。見た目、普通の炒飯とは少々違う。「揚州炒飯」とは何か紐解くと、2015年に江蘇省揚州市が基準を制定していると。曰く、
①或る一定のランク以上のコメを使うこと、
②決められた手順で炒めること、
③鶏卵を3個から4個使用すること、
④ナマコや鶏肉以外に、中国ハム、干し貝柱、片栗粉をまぶした川エビ、干しシイタケ、タケノコ、グリーンピースを用いること、
⑤米飯が粒立ち透き通っていること、
⑥赤、緑、黄色、白、オレンジの色彩が明快かつ調和していること、
⑦風味があり、適度な歯ごたえがあること、
⑧チャーハン特有の香りがあること、
と実に細かく決められている(でも判定基準が判り難いものもある)。それに結構、高価になりそうだ。そこで、ここの店の炒飯を照らし合わせるとどうかと云えば、①と②は不明なのでさておき、③は恐らく3個も入っていないかも知れないけどとりあえず〇、④と⑤はそんなことはない、⑥は〇、⑦と⑧はややオマケで〇。ということで、まあ揚州風炒飯と云うところだろうか。
パッと見で気が付くのはやはり⑥の通り、カラフルである。それ以外の印象としては、油が多めだがしつこくなく、かつ香りに特徴はないのでたぶんラードは使っていない様子。何故か銀杏が入っていることで、揚州らしさを勝手に演出しているような気はする。何よりも味は悪くないし、880円では文句は云えない。でも一度機会があれば、なんちゃって揚州炒飯ではなく、正統派の揚州炒飯を喰ってみたい気はする。でも正統派はどこで喰えるのだろうか?日本で喰えるのか?
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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今週の火曜ランチ会は3人。肉を喰いに行こうという話になり、向かった先はGEMの1階にある「Grill & BBQ Platinum Meat」でこれが2回目の入店(前回は2023年1月)。その時はハンバーグ(1,000円、ライス、サラダ付)を食べた。
今回メニューを見るとハンバーグが1,200円になっていた。1年半でこのくらいの値上がりは最近の常識である。今回、選んだのは若鶏のグリル(1,000円、PayPay可)で、こちらは前回、850円だった。やってきた若鶏のグリルはオニオンソース付。まあまあの味だった。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★
(料理の写真は撮り忘れました、悪しからず!)

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最近はクラフトビールの第3次ブームだそうである。第2次との違いは、大手ビール会社もクラフトビールを造るようになった、ということらしい。大手が造るともうクラフトビールとは呼べない気がするがそれはさておき、ビールの個性が重視されるようになったのは間違いない。
そういう点ではようやく日本も、遅まきながらベルギーとかイギリスとか、アメリカに近づいてきたということなのだろう。ベルギービール(日本の酒税法上は「ビール」ではなく「発泡酒」のカテゴリーになってしまうらしい)の多様性には程遠いが、そのうち日本酒並みに、一つの都市毎に違う味のクラフトビールが呑めるようになったら楽しい。
そんなベルギーのビールを安直に呑める店はそれなりに増えてきた気がする。今回は、東京駅に着いてもまだ19時前だったので、いつもの東京駅ナカではなく、神田駅の近くにあるベルギービールの店に寄ってみることにした。
「ブラッスリー セント・ベルナルデュス」という名の店。ベルギーに「セント・ベルナルデュス」という名の、いわゆるトラピスト系醸造所があるらしく、ここはその海外唯一の直営店なのだそうな。値段はちょっと高めなので、仕上げにちょこっとやる、今回ぐらいが丁度いいかも、と思ってやって来た。
まず、セント・ベルナルデュス・ペーター(330ml、1,160円)をいただく。ベルギービールはアルコール度数が10%ぐらいのがあるから、いい調子でグビッとやると危ないが、これは6%なのでまあ安心。呑み口は優しいし香りも甘め。
2杯目はワトウ・トリペル(330ml、1,380円)。これは7.5%でやや濃いめ、コクもあってかなり美味い。つまみはカレーブルスト(680円)と鰹のベトナム風カルパッチョ(980円)。ここには、選ぶのに混乱するほど多くのベルギービールがあり、色々な料理も揃っている。今日はその一端を垣間見たのに過ぎない。一度でいいから、腹がペコペコ、喉がカラカラに渇いた状態で来てみたい。

71 神田のビヤバーに寄り道。
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「駿河の湯」で汗を流して休憩処でビールを呑んだら時間は15時ちょっと前。これから何処へ行くかということになるものの、最近の懸念はタクシーがなかなか思い通りには捉まらないということ。予約すること自体がなかなか出来ない。
コロナ禍が明けて乗客の需要が増えた一方、運転手が退職したりして人手不足が生じているせいで、最近はタクシー会社では車両が余っている状態だそうな。山の前後にタクシーを利用することが多い我々にとっては由々しきことである。
ということで、時間があってかつタクシーが簡単に来てくれる状況であれば、これから沼津港へ行って海の幸でも摘まもうか、という気になったのだが、それだとタクシーを呼ぶ回数が増えてしまう。一方、三島駅前だったらその懸念が不要なので、時間とコストを考え後者を選ぶことにした。
行った先は「源氏」という居酒屋。ここはもう4回目。前回はコロナ禍以前の2019年12月のこと。この店の優れた点は駅前という利便性以外に、中休みが無いことと、関東では見掛けないものが食べられるということが挙げられる。
テーブル席と小上がりが両方空いていたので、小上がりの一番端に座る。我々の後から若者8人のゴルフ帰りの団体がやってきたが、それでもまだガラガラ状態。吞みものはビールで喉を湿らせたら、日本酒。地元の「白隠正宗」や「あらばしり」やらをいただいた。
料理は、三島コロッケ、伊豆メンチ、黒はんぺんフライ、鰻ざく、桜海老かき揚げ、桜海老アヒージョ、海鮮サラダを喰らった。そして締めは、やはり三島に来たら鰻重。香ばしい蒲焼がこちらの特徴。また三島の鰻を喰うのは4年先のなってしまうのか。

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57 三島駅前の居酒屋「源氏」。
58 ここは中休みが無い。
59 お疲れ様でした~♪
60 桜エビかき揚げ。
61 ワサビ入りの伊豆メンチ。
62 三島コロッケ。
63 沼津の酒。
64 黒はんぺんフライ。
65 海鮮サラダ。
66 桜エビのアヒージョ。
67 鰻ざく。
68 伊豆の酒。
69 締めはジューシー鰻重。DSC_4362-EDIT
70 ごちそうさまでした。

今週の山は愛鷹山(山行記録はこちら)。新幹線に乗ると三島駅に着く直前から富士川鉄橋を渡るまで、ずっと見え続けている山だけど、大抵の目は富士山に向けられるため殆ど気にされない不遇の山である。三島駅を出る頃はこの山があるおかげで富士山が良く見えないから、邪魔者扱いにされるくらいだ。
それでも箱根の山とか富士川西岸の山から見ると、優美な裾野を持つ端正な山であることが良く分かる。愛鷹山は山塊の総称だが、愛鷹山という名前のピークもある。でもその標高は1,187.5m。最高峰の越前岳(1,504.2m)や位牌岳(1,457.5m)と較べてかなり見劣りする。
そんな山が、山塊全体の名前と同じになった理由は何だろうか。その山頂が街に一番近くて、神社(愛鷹神社)まで祀られているから最も親しみがあるせい、というのが小生の見立てだが、安藤広重の「東海道五拾三次之内 原 朝之富士」に描かれている愛鷹山は、山塊の一番手前の小さなピークがそのようで全然目立っていない。一番奥、一番高いピークは越前岳のようだ。皆、ちゃんと知っていたかも知れない。閑話休題。
水神社からスタートし、一服峠まではおよそ2時間半。ここまで登って、初めて富士山が見える。その後は、眺望が利くところで田子の浦と富士山を交互に見ながら進む。途中、菊のような白い花(シロヨメナ?)が飽きるほど咲いていた。約1時間半(水神社から約4時間)後に愛鷹山到着。
あとは基本下るだけだが、水神社では携帯電話が圏外なので、だいぶ手前から電話を入れたら20分でやってくるとのこと。慌てて水神社まで駆け下った。首尾よくやってきたタクシーに乗り、「駿河の湯」で汗を流す。ここは入浴料1,350円(休日料金、JAF割引で-100円)とちょっと観光地料金だし、食事処は中休み中で入れず、いまいちだった。

05 ススキ野。
07 振り返ると箱根の山。
08 箱根から伊豆に繋がる稜線。
10 ここは直進。でも左折の径も気になる。
12 つるんとした幹のヒメシャラが目立つ。
16 この花ばかり咲いている。
17 それにしても静岡は植生が違う。
18 シロヨメナとかヒメシャラとか。
19 一服峠に到着。味のある道標。10時34分
20 一服峠からの富士山。
21 手前には鋸岳の稜線。
23 袴腰岳に到着。10時58分
27 田子の浦の眺め。
30 十枚山の奥に笊ヶ岳。
34 富士山も越前岳も見える。暑くてジャケットを脱ぐ。
39 微かに南アルプス。
41 静岡ならではの眺め。
45 振り返ると富士。
49 山頂には芝生。
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52 もうすぐスタートした登山口。
54 ショートカットルート。柔な梯子。
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56 ところ変わって「駿河の湯」。

「R」でランチをしたあと、浅草をぶらぶら。仲見世通りは混んでいそうなので、東隣の観音通りを北上する。ここを歩いている客も、外国人が半分以上な感じ。居酒屋「志婦や」はこの時間は開いていない。外国人に迎合しそうもない店だから当然だ。
一方、「浜新」や「東南屋」、「ニュー浅草」などは開いている。こういう店は、欧米系外国人にとってはややハードルが高いけど、きっとエキゾチックさに負けて入ってしまうだろうと思う。もんじゃ焼きの店も目立つ。こんなにいっぱいあったっけ?というくらいある。
洋食屋の「レストラン大宮」を過ぎてさらに北へ進む。手ぬぐいやの「ふじ屋」に入ろうとしたが、どうせ買っても使わない(以前、ここで2本ぐらい買った)のだから勿体ない、とカミさんに釘を刺され諦める。
その先、弁天堂の向かいに仕舞屋風の「La VASARA 別邸」というイタリアンがあり、開いていた。かつてこの建物は「暮六つ」という、ちょっと高級な炉端焼きの店だったはずである。歩き疲れたので、入ってみることにした。
チラホラ外国人観光客のグループがいたが、閑散としていた。我々は一番奥のテーブルを案内される。階段家具や引き戸が、白壁に埋め込まれているのがなかなか斬新。外国人にはウケそうである。でも、外国人観光客を目当てにするのであれば、さっきの「R」もそうだけど、フレンチとかイタリアンはどうなのかな、和食処にすべきじゃないの?と思ってしまう。我々日本人にはどうでもいい話だが。
グラス赤ワインと共に、赤海老のカルパッチョ(900円)と根菜のディアボラ(880円)を注文。どちらも美味かったが、後者はボリュームも満点で、半分ぐらい持ち帰りにさせてもらった。

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カミさんのランチ女子会がポシャッたとのことで(6人が4人になったせいらしい)、代わりに付き合うことにした。場所は浅草・雷門のすぐ近くにある4つ星ホテル「ザ・ゲートホテル雷門」の13階にあるレストラン「R」。ホテルのフロントも13階にある。
ロビーからは浅草寺や、スカイツリーが一望出来るほど眺めが良い。ホテルやレストランを利用しなくても、ここまでは誰でも来られるのに閑散としている、意外な穴場だ。ロビーもレストランも、来客はほぼ全て外国人観光客である。
12時に予約を入れてあった。かなり大きな店(テーブル席、カウンター席、テラス席を含め88席)だが、先客は(中国系観光客のような)ひと組だけ。後からもパラパラと外国人がやってきたが、席全体の半分にも程遠い状態だった。今日が平日(金曜日)にしても、この店の認知度はイマイチのようである。東側が全面ガラス張となっているので、眺めはとても良い。きっとディナーは良い夜景が楽しめるだろう。
調度品のくすみ具合から見て、ホテルもレストランもそれ程昔に出来た訳では無さそう。ウェイター、ウェイトレスの習熟度はまだ改善の余地はある感じだが、それも含め、ここはカジュアルフレンチなので余り気にしない方が良さそうだ。
頼んだコースには、サラダ、スープ、魚、肉、デザート、コーヒー以外に、スパークリングワインも付いていた。全体的にはやはりとてもカジュアルな感じ。和のテイストも加わっている。一方、ワインリストを見ると、金持ち外国人が目当てなのだろう、ボルドーの5大シャトー(何れもボトルは10万円ぐらいから上)も並んでいるので、ちぐはぐな感じは否めなかった。

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今日は元同僚と久しぶりの呑み会。場所は何かとお互いに都合が良い秋葉原。この秋葉原ってオヤジが集う店もあれば、若者しか入らない店、オタクしか入らない店、スノッブな奴らが集う店、老舗の店、ポップな店、激安な店等々、様々。カオスのような街なので、ひとことではとても云い表せない、得体が知れないところだ。
個人的にもここには様々な目的で来る。初めてパソコンを買ったのはここの電気街だし、スマホ、カメラなどはヨドバシカメラを利用することが多い。夜は居酒屋、昼のランチだって色々な店がある。小洒落た店は少ないけれど、肉が喰いたくなったら肉の万世とか、カレーの人気店、ラーメン店とか。
その元同僚とは以前、老舗居酒屋の「赤津加」に入ったことがあったので、今回は「殿(しんがり)」へ行ってみることにした。この店は前回、凸さんと入ったことがある店である。もう9年も前のことになってしまった。でも行ってみると、9年ぶりとは思えないほど、その時のままの佇まいでちょっと驚いた(料理や酒の値段は随分変わっただろうけど)。
相変わらず、席の目の前には笊がぶら下がっている。たとえ9年の空白があったとしても、この笊を見れば、反射的に財布を取り出し、数枚の千円札をこの笊の中に放り込む。これで準備完了。やはり生ビールから始めよう。中生(600円)を店員に告げると、忽ちジョッキを2つ持って現れ、千円札を取り上げ、代わりに硬貨を笊に入れたら帰っていく。
ここの料理は、ポーションが少ないので、独り客にはちょうどいい。その分、割高な感じもするが、別にここに来て大酒を呑むことはないし、店の雰囲気は申し分ないのだから、高い、と思ったことはないのである。

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久しぶりに会社帰りに神田神保町へ寄り道。前回は、コロナ禍真っ只中の2021年2月だった。その時の閉塞感で家にじっとしていられずに、何処でも良いから外へ行こうと、出かけた先が神田神保町だった。今回も、無意識のうちに同じコースを辿ることになった。
内幸町駅から三田線に乗り、神保町駅で下車。古本屋街をぶらぶらして、やっぱり「悠久堂書店」に入って、暫し山の本を探す。「秋川の山々」(東京瓦斯山岳会編、木耳社刊、1977年)が目に留まり、大した値段ではなかった(1,000円)ので買おうかと思ったが、何となく止めて代わりに「樹林の山旅」(浅野孝一著、実業之日本社刊、1,000円)を購入。違いは、前者の本は基本的に全て登ってしまった山のガイドだが、後者はまだ登っていない山が幾つか取り上げられているせいだ。
そのあとは「書泉グランデ」に入り、5階の鉄道関係フロアをうろうろ。2024年カレンダーを買おうかと思ったがいまいち踏ん切りがつかず、4階へ。チビ牧(新学生版牧野日本植物図鑑、北隆館刊、2,500円)のリニューアル版があったので、正直云って実用性は乏しいけれどつい衝動買い。
靖国通りを東へ向かうと、「三省堂書店」はもう影も形もない。更に「石井スポーツ」にも入ってリュックサックとかウェアを眺める。ウェアもそうかも知れないが、最近のリュックサックのバリエーションは著しい。この中からホントに気に入ったものを一つだけ探し出すのは至難の業だろうと感じる(ということで小生は基本的に直観に頼る)。
ちょっと喉が渇いたので、やっぱり「ランチョン」へ入ることにした。階段を上がってみると、思ったよりも混んでいた。独り客が結構多い。2人掛けテーブルが空いていたのでそこに収まる。ピルスナーウルケル(950円、2年前は790円だったのに!)と自家製ロースハム(1,100円)を注文。チビ牧をパラパラと眺めながらチビチビとやった。ここは居心地が良い。

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ニュー新橋ビルの1階にある、通路と店の間に仕切りが無い(辛うじて縄暖簾的仕切りカーテンがあるところは「むさしや」と全く同じ)、カウンターだけの店。トンカツの有名店(本店は蒲田にあるらしい)の支店とのことである。偶々通り掛かると席が空いていたので入ることにした。
券売機で買った食券を店員に渡して着席。ちょっと悩んで選んだのは、ササミかつカレーランチ(1,000円、現金のみ)。カウンターは7席。入ったときには2席空いていたが、食べ終わって出る時には既に7人待ち(女性独り客も含まれている)。このタイミングに来たらきっと素通りしていたはずなので、とりあえずは入れて良かった。
カレーだけだったらあっという間に出てくるのだろうけど(店によっては必ずしもそうとは云えないが)、見ているとここはササミに衣をつけて、かつを揚げるところから始めるので、結構時間が掛かる。厨房の中が良く見えるので、揚げているのがササミかどうかも何となく判る。
やがて、ササミかつカレーランチがやってきた。ご飯とカレーは普通だが、ご飯の脇に千切りキャベツが乗っているのと、ご飯の上にササミかつが乗っているところが、普通のカツカレーと違うところ。先ずカレーを喰ってみると、正直、カレー自体は行列に並んで喰うレベルとは思えない。セブンイレブンの方が自分の口には合うかも知れない。
ササミかつは3つも載って来る。嬉しい人もいるだろうけど、小生は特に嬉しくない。たぶん2つでいい。ふわふわサクサク、生パン粉を使っているのかも知れない。さすがはとんかつ屋のカレー屋という感じ。これとソースがあれば特にカレーは不要で、ご飯は食べられる。
それにしてもいくらかつが美味くても、カレーがこれじゃあどうかな。大抵の客はササミではなく、とんかつを喰っている。(可能性は低いだろうけど)もしまた来ることがあれば、とんかつカレーを試してみてもいい。でもその時はご飯は少なめにしてもらおう。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★

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新橋2丁目にある「山本のハンバーグ 新橋食堂」を目指して行ったのだが、店の前には女性ばっかりの長蛇の列。新橋で、これだけの女性の行列を拝めるところは滅多にない。いったい何が女性に受けるのか、は今回確かめられず、とりあえず別の店へ方向転換する。
ひと筋だけ西側の裏路地に入ると、建物の外装が工事中の店があり、よく見ると営業している様子。「HARU」と書かれていて何の店だかよく分からなかったが(後から「無国籍料理」という看板も目に入った)、モノは試しと入ってみることにした。
やや暗めの店内、BGMはJAZZ。一瞬、バーかと思ったが一升瓶の焼酎が壁に並んでいるので、居酒屋風である。ざっと40席ぐらいの広さがあるのに、先客は3、4人だけだ。直ぐに中年男性店員がやってきて、「お刺身ランチと日替わり煮魚ランチが終わってしまったのですが、それでもよろしいですか?」と仰る。
刺身と煮魚がそれ程価値が高く、人気なのかも知れないが、別に何も知らないこちらは否も応もない、カウンター席に着き、ランチメニューを眺める。既に無くなったというその2つも加えれば8種類ある。残り6つの中から、まぐろ刺しと和風ハンバーグランチ定食(800円)を選んでみた。
すると「温玉かとろろが付きますが、何方になさいますか?」とのことで「温玉」をチョイス。あくまでも丁寧である。この店員、元は何処かのホテルマンかな? 厨房でハンバーグを焼いている音がして、それが止んで暫くすると「お待たせいたしました」と定食が出てくる。
ハンバーグと温玉以外に、まぐろのづけ、ポテトサラダが付いていた。ご飯は麦飯。お代わり自由です、と(でもこれだけで十分)。ハンバーグはおろしポン酢付き。もちろんハンバーグも、まぐろのづけも美味かったが、それ以上にポテトサラダがとてもオーソドックスなスタイルで激ウマだった。何でガラガラなんだろう。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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