2023年10月 : 山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2023年10月

越後湯沢駅ナカの「ぽんしゅ館 酒風呂 湯の沢」で温まった後、後続女子連が出て来るまで休憩所でビールを呑もうかと思っていたらやはり満席。しかも皆、揃いも揃ってスマホに夢中でやけに静か。不気味な程だ。なるほど、新橋の蕎麦屋ならずとも、「スマホ持ち込み禁止!」と云いたくなる気持ちも分かる。これでは売上がちっとも出ない。少なくとも小生が呑もうとした生ビール代分は損したはずである。
ということで湯上り生ビールは暫しお預け。駅ナカの店はどこも長蛇の列が出来ているのでスルー。とりあえず東口に出ると、蕎麦屋「中野屋」には、砂糖に集まる蟻の如く多くの客が群がっているので、何時まで待たされるのか想像もしたくないくらいだ。
だったらここしかないな、と斜向かいにある「美食華酒 越後や」を覗く。ここは午前11時から開いている大衆食堂兼居酒屋、料理はランチメニューだけでなく酒の肴として新潟の海の幸が食べられるし、新潟の日本酒も豊富。勿論、(いまいちだけど)へぎそばだってある。余りこの情報は広めたくない。
出てきたお姐さん店員が「お食事のみですか?」と聞くので、「いいえ」と答える。するとにっこり、上客だと認めてくれたお姐さんは、ではどうぞと、前回と同じ座敷へ通してくれた。都心では考えられない、ゆったりスペース。越後湯沢で困ったときはここに限る。っていうか、全ての登山口にこの店の支店を出して欲しい。
ここは注文をスマホで行う、今どきのスタイル。生ビールから始まって、日本酒は鶴齢、吉乃川、白瀧、料理はホタルイカ刺身、北寄貝刺身、牡蠣酢、南蛮海老唐揚げ、海鮮サラダ、チーズ春巻き、舞茸天ぷらを注文、そしてへぎそばで締めた。
ところで、帰りの15時40分発「とき370号」の切符を「オトキュー(大人の休日俱楽部ジパング会員)」割引で取るのにすったもんだした(小生は未だオトキューの資格が無いので高みの見物)。そもそもほぼ満席状態だったので、慌てて自販機で操作している最中に、駅員が割り込んできて「音声ガイド付き券売機じゃないと時間が掛かり過ぎます」と操作を途中でキャンセルされ、ひろちゃんは怒り心頭だった。ホントにどっちが早かったのかは知る由もない。

62 昼間からやっている居酒屋「越後や」。
63 ホタルイカ刺身。
64 貝盛り合わせ。
65 牡蠣ポン酢。
66 南蛮海老唐揚げ。
67 アボカドサラダ。
68 チーズ揚げ。
69 舞茸天ぷら。
70 そして締めはへぎそば。
71 おいしゅうございました。
72 「中野屋」はずっと混んでいた。

2日目は宿の裏にある毛無山に登ることにした。標高は1,362mしかないのでお手頃な山である。何処から登ろうか思案してみたが、やはり行って見てから考えようと、とりあえず夏径沿いに浅貝スキー場ゲレンデ跡を登ることにした。しっかり朝食を摂ったので出発は8時近くとなったが、まだ雪が締まっていてツボ足でもOK。キュッキュッという音が心地良い。
夏径沿いに進むと傾斜がきつくなってきたのでアイゼンを履く。尾根に上がる直前はキックステップが必要な急斜面となるが、何しろ山の大きさがそれなりなので、すぐに傾斜が緩くなり尾根の上に出る。ここからは満を持してスノーシューに替える。
防火帯のようになっているので眺めがよく、快調に高度を稼ぐ。雪庇は全て落ちているので安心。昨日のような雪の襞はほぼ無いので、歩行には全く支障が無い。スノーシューで一番気分が良い登りである。結局、宿から2時間ほどで山頂に到着。ちょっと物足りないくらいだが、満足感は得られた。さらに奥には、平標山や仙ノ倉山辺りの真っ白い稜線がチラリと見えた。
下りはかなりの急傾斜を直線的に下ったので、それこそあっという間に下界へ降りた。山頂から40分で宿に戻り、荷物を回収。バスの時間までたっぷりあったが、何もすることがないので(昨日世話になったラーメン屋はまだ閉まっていたので)バス停で30分程ぼーっと過ごす。越後湯沢行のバスに乗ったら終点下車。途中、苗場スキー場等から次々に客が乗り終点に着くころには満員になった。外国人観光客(主に台湾系か?)も結構目立った。
実は、駅のすぐ手前にある「江神温泉共同浴場」に入りたかったがここは13時開店で、バスは12時20分頃通過。次に期待したい。代わりに入ったのは、「ぽんしゅ館 酒風呂 湯の沢」。前回はコロナ禍前の2019年4月だった。入浴料800円は変わっていなかったが、脱衣所も風呂場もコロナ禍前以上に混んでいたし、休憩所も満杯だった。

37 昔の浅貝スキー場を登る。
39 昨日登った山をバックに。
40 あそこが向山。まだまだ遠かった。
41 急になったのでアイゼンで登高。
42 緩やかなところでひと休み。9時3分
44 スノーシューに履き替える。
45 気持ちがイイ登り。
46 ずんずん高度を稼げる。
48 雪庇は落ちていて問題なし。
49 傾斜が緩んできた。
50 巨大鉄塔。
51 鉄塔の奥に仙ノ倉山。その手前左は平標山。
52 たぶんここが毛無山山頂。9時54分
53 下りで菊丸いきなりこける。
54 見た目以上に急な斜面なのである。
55 でもひろちゃんは余裕。
56 雪はしっかりしていて下り易い。
57 だいぶ緩くなってきた。
58 でもまだこのくらいの傾斜。
59 旧浅貝スキー場の上に出た。
60 アクション!
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61 越後湯沢駅に戻り、ぽんしゅ館で汗を流した。

今宵の宿は、「わかきや食堂」から歩いて僅か1分ほどのところにある「御宿本陣」。この界隈には多くの宿泊施設があるけれど、たいていスキー客相手のロッジ風な宿なので、旅館らしい旅館はたぶんここぐらいしかないと思われる。
登山前に荷物をデポしたとき、「チェックインは15時からです」と聞いていたが、風呂だけでも入らせてもらえないかと思い14時過ぎに恐る恐る行ってみると、「チェックイン出来ます」とのこと。魚心あれば水心である。早速リュックサックを部屋に放り込んだら、500円玉を握りしめて風呂場へ直行する。
風呂場は本館大浴場と、それに併設された岩露天風呂、それに離れ露天風呂とがある。先ずは離れ露天風呂へ行ってみた。当然の如く、一番風呂である。ここの源泉は42℃と絶妙な温度。露天風呂にはこのくらいが丁度いい(内湯だとちょっと熱い)。洗い場は室内にあったので寒い思いをしないで済む。
露天風呂は雪見風呂。ちょっと温まって湯船から出ると冷気が気持ち良い。でも直ぐに冷えてくるのでまた湯船に浸かる。これを2、3度繰り返してから上がった。戻る途中の自動販売機に500円玉を入れて缶ビールをゲットし、部屋に戻ってからグビッとやった。
何度でも、このまったり感が気持ちイイ。今日のカロリー消費量は少なめかも知れないが、それはそれ。持参した日本酒とつまみでうだうだと過ごす。
やがて夕食の時間。ここはビュッフェスタイルになっていて、我々は17時30分夕食のグループ(次は19時からのグループらしい)。日本旅館の風情とはちょっと違うかも知れないが、好きな料理を好きなだけ取ることが出来るのは合理的だし、宿側も楽だろう。
ところで今回の部屋代は1泊2食付きで元々14,300円だったが、旅行割で11,510円になり、さらにクーポン券(にいがた旅割)1,000円が付いたので実質1万円ちょっと。なんだか毎度すみません。

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26 「御宿本陣」の露天風呂。
28 いい湯でした。
27 洗い場は露天じゃなくて良かった。
29 風呂上りは部屋で。
30 夕食前のひととき。
31 夕食はビュッフェスタイル。
32 和洋折衷なメニュー。
33 中華もあった。
34 【第2日目】朝食もビュッフェ。DSC_3363
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35 宿の前から昨日登った山を望む。
36 また荷物はデポ済。7時54分

今シーズンも残雪期の山を登りに新潟へやってきた。狙いは苗場スキー場に近い低山。この界隈では以前、平標山や日白山に登ったことがあって、何れも天気が抜群に良くて会心の山行だったので、今回も柳の下のどじょうを狙うことにした。越後湯沢駅前は、バス待ちのスキー&スノボ客で大混雑だった。すっかりコロナ禍前に戻ったようだ。
1日目は、今宵の宿の目の前にある向山(標高1,431.7m)にアタックすることにした(山行記録はこちら)。空を見上げれば、青空もあるが時々雪雲もやって来る状況で、この時期としてはまあまあの天気。先ず林道をちょっとだけ進むと直ぐにトレースが無くなる。植林内の雪はそれなりに締まっているので、急斜面でも順調に高度を稼ぐ。
尾根に乗ってしまえばひと安心、と思っていたが尾根上には風の悪戯で、サラサラした雪が襞のように波を打って積もっているので、その峰の部分を乗り越えるのがなかなか大変。で、スノーシューに履き慣れていない者(≒菊丸)にとっては何度もトライして、漸く乗り越える感じとなる。
結局、1,198m点ピークを越えたところで精魂尽きてギブアップ。登ったのは高度差250m余り。そもそも順調に行っても、時間切れで向山までは登れなかったかも知れない。ともあれ、前進終了を宣言したらもう引き返すだけ。下るとなると、あっという間に登山口に戻った。
時間はまだ13時。宿のチェックインは15時だからこのあと2時間、どう時間を潰すかというのが喫緊の課題になった。とりあえず何処か店が無いかと見回すと、浅貝バス停前に都合よくラーメン屋があって、しかも暖簾が出ていた。渡りに船とはこのこと。
店内にはテーブル席も小上がりもあって、それなりに広いのに先客は2人だけ、彼らは皆ラーメンを手繰っている(後からやってきた7人連れもやはりラーメンのみ)。我々はビール(中瓶600円)と餃子(500円)を注文。ラーメンは頼まず(メンマは根曲り筍を使っているとのことで、それはとても気になった)、行動食をこっそり食べる。餃子はちゃんと美味かった。
なんとか閉店(14時)までの1時間を潰すことが出来た。大助かりだった。

02 あちらは苗場スキー場。
03 余計な荷物は今宵の宿にデポした。9時49分
04 スキー場には結構客がいるようだ。
05 尾根の取り付きは結構急だ。
06 菊丸なかなか上がれず四苦八苦する。
07 尾根に上がった。
08 雪のコンディションはまずまず。
09 まだ先は長い。
11 少しだけ下る。
12 雪が盛り上がった部分を乗り越えるのが厄介。
13 菊丸、精魂尽き果てる。
14 ひろちゃん、快調によじ登る。
15 標高1,198m点で引き返すことにした。
16 隣の尾根の無名峰がカッコいい。
17 苗場スキー場。
18 こちらは浅貝のリゾートマンション街。
19 証拠写真。12時8分
20 雪雲がやってくる。
21 下りは順調。
22 トレースは無くてもまったく問題ない。P3050297
23 浅貝BS前にラーメン屋があった。13時5分
24 お疲れさまでした~
25 餃子は外れが無い。

新橋にはいいかげんな居酒屋(横柄な店員やチャラい店員、他の店員をパワハラする店員がいる店、店員の教育がなっちゃない店、掃除がいいかげんな店、ゴミ出しがいいかげんなため翌朝カラスが喜ぶ店、レンジで温めただけの料理を出す店、このご時世でも今だにぼったくる店、等枚挙にいとまがない)も多いが、ちゃんとした居酒屋もそれなりにある。ここ「あじひろ」も日本酒にも料理にもこだわりを持っていて、店員のホスピタリティもちゃんとした居酒屋である。
ここはランチもやっている。でも行ってみると、割と混んでいることが多い(地下へ下る階段の途中まで客が並んでいる)ので、スルーすることがしばしばあった。而して、今日が初入店。階段を下りると全体を見渡せるようになっていて、ざっと席数は30ぐらいで、そのうち7、8割が埋まっている状態だった。
店内にいる客はほぼ100%がさらりーまんとOL。年齢層も若い。男性店員にこちらへどうぞ、と通されたのが4人掛けテーブル。5種類ほどあったランチメニューの中から、鯖西京焼き定食(900円、ほぐし明太子付き)にしてみた。隣の女子2名はテーブルの上に何もないので待ち状態、周りを見渡すと他にも料理待ちの客がチラホラ。ちょっと待たされそうだ。
基本的に西京焼きは好物である。西京味噌を使った味噌汁は甘過ぎて好まないのに不思議である。西京焼きはたいてい何でも美味いけど、一番美味いのは銀鱈で、その次が鰆だと思う。鯖の西京焼きは、居酒屋では余り聞かないし、食べたことも少ない気がする。スーパーなんかであるんだろうか。などと思いを巡らせているうちに鯖の西京焼きがやってきた。鯖も普通に美味い。ご飯が多めだったが、何とか喰い切った。次回は忘れずに、ご飯を少なめにしてもらおう。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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「DESIGN FOOD MARKET」で一杯やっているうちにいつの間にか制限の2時間が経過し、丁重に店から退去通告を受ける。仕方がない、と精算し外へ出る。でも基本的に皆さん2時間ではやや物足りない気分だし、更には新橋の経済を活性化させるのが好き(ではなく、ホントは筋金入りのハシゴ好き)なので、当然の如く1軒では済まず、次は何処にするか、という話になる。
そんななかで「町中華にしよう」という意見が出され、「いいよ~♪」と同調することになった。新橋に町中華はそれこそ掃いて捨てるほどあるけれど、慣れ親しんだ店はそう多くはない。せっかくだから昔懐かしい店にしようと「蘭苑飯店」を覗いてみることにした。
この店は何度か宴会をしたことがあるし、この店を愛していた人もいたけれど、月日は流れもう消息不明の人や実際に鬼籍に入ってしまった人もいる。兵どもが夢の跡。それなりに新橋の街も変わって新しい店もずいぶん増えた。でもここ「蘭苑飯店 烏森神社店」はまるっきりそのままである。
店の中を覗いてみるとそれなりに客は入っていたが、6人が丁度収まるテーブルが空いていた。今の感覚で云うとちょっと狭い(各個人の体積が増えたせいだ)。でも、この狭さが30年近い空白をたちどころに埋めてくれる。
もうビールは要らないので(でもビール大好きな人もいるので1本だけ注文)、紹興酒をボトルで注文。勿論、氷砂糖なんて要らない。そのまま呑む。何故か注ぐ(というかボトルを空にする)のが好きな人がいるので、全てのグラスになみなみと注げば、たちどころにボトルは空になるので、また追加ボトルとなる。
つまみは八宝菜に炒飯、餃子、春巻、麻婆豆腐など定番料理ばかりを注文。結構吞んで喰って、一人1,767円だった。まあまあでしょうかね?

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「月いちオヤジばっかり居酒屋ツアー」(またの名を「一水会」)はコロナ禍のため長らく自粛していたが、漸く3年2か月ぶりに復活開催となり、6人が集まった。場所は我々にとって長年に渡り濃密な時間を過ごした新橋。だけど、店は入ったことが無いちょっとハイカラな肉バルにしてみた。中高年には良質な蛋白質が必要なのである。
新橋駅銀座口にほど近い、外堀通りと柳通りの交差点、北西の角にあるビルの10階にある「DESIGN FOOD MARKET」という店に予約を入れた。このビルの1階には「銀座ライオン」と「リンガーハット」が入っているので、目印として分かり易いはず。
エレベータで上がると、さすがに10階は少々眺めが良い。新橋では、窓の外の景色が良い店はかなり希である。明るい内装でカジュアルな雰囲気だ。この店は16時開店で、我々は17時開宴。まだ我々以外の客は殆どいない状況である。
基本的にこの店は2時間制。なのでそうのんびりは出来ない。先ずはビールだけど、ビールを呑むとお腹が張って喰えなくなる、と皆が仰るので6人で3本のレギュラーサイズ缶ビールをシェアし、喉を湿らせるだけにする。ちなみにビールは、アサヒのドライブラック(880円)という黒ビールにした。スーパードライの黒なんて初めて見た。その後はワインに移行(一部の人は日本酒)。タクン・レセルヴァ・シャルドネ(白、2,180円)と、タクン・レセルヴァ・カベルネソーヴニョン(赤、2,180円)を呑む。安くて普段呑みに良そうなワインである。
料理は、本日の鮮魚カルパッチョ3種盛り合わせ(880円)、パワーサラダ(1,180円)、厳選ハムと生ハムの盛り合わせ(1,480円)、アンチョビポテト(580円)、燻製牡蠣のオイル漬け(680円)。それとここの名物というローストビーフを注文。グラム単位で注文できるというので(17円/g)、200gにしてもらった。2時間はあっという間、結局会計は一人4,400円もいってしまったけれど、3年2か月ぶりだから問題ない。
それにしても、オヤジが集うと何故かだいたい病気や薬の話と年金生活の話になる。オバサン達が孫の話になるのと好対照である。

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「割烹」と銘を打っている店で、ランチをやっている店は新橋でも少ない。しかもここは京料理店。ちょっと期待が高まる。狭い階段を下りてみると、右手に4人掛けテーブル席が2つ、左手に厨房とその前にカウンター席が7つ、合わせて15席の小じんまりした店、まさにこれぞ割烹という感じである。
運よく、カウンターに1つだけ席が空いていたのでそこへ収まる。メニューを見れば、
 ●天ぷら定食(1,300円)
 ●特上天丼(1,500円)
 ●天丼(1,100円)
 ●親子丼(1,000円)
 ●京都名物あんかけ衣笠丼(800円)
の5択。「衣笠丼」がとても気になるけれど、一見客が手を出すのはやや憚れる感じがするので、ここは大人しく天丼にしてみた。横目でチラリと隣の女性の丼を覗き込むと、油揚げとネギ(九条ネギか?)が卵でとじてある。きっとこれがその「衣笠丼」なのだろう。正直、シンプル過ぎて育ち盛り(でなくてもWoodyさんや和尚)では間違いなく物足りないだろう。女性か、油の抜け切ったオヤジ向きと思われる。
天ぷらは目の前で揚げている。地下階の小さな店なのに、油の匂いがそれ程気にならない。きっと良い油を使っているのに違いない。
やがて、天丼が到着。胡椒のいい香り!さっそくいただくと、味付けあっさり、さすが京料理店の天丼だと感心した。普段は遠慮する(か誰かにあげる)、さつまいもの天ぷらも(残しては勿体ないので仕方なく)喰った。ご飯の量は丁度良いが、きっと和尚には物足りないはずなので大盛(無料)を勧める。次回は衣笠丼にチャレンジするか、それとも親子丼にしようか悩むところだ。
Paypay可
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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烏森通りを駅に向かって歩いていると、いつもは店の前の歩道に10人ぐらいの行列が出来ている人気ラーメン店「らーめん谷瀬家」に、今日は3人しか並んでいない。今日は入るチャンスかー?と思ったがやっぱり思いとどまった。たった3人でも寒空の外で待ちたくないのだ。寒さでもそうなのだから、夏の暑さはもっと無理。たぶん、「らーめん谷瀬家」には未来永劫、入ることが出来ないだろう。もはやそれは己の業というものだ。
それはともかく実は、今日は目指す店もあったのだ。初心貫徹、「らーめん谷瀬家」をスルーし、ニュー新橋ビルへと向かう。行先は既に1度入ったことがある「丹波屋」という立ち喰い蕎麦屋である。何故、2回目にでもまた来ようと思ったかと云えば、春菊天をトッピングした蕎麦を手繰ってみたかったからだ。
前回(2022年8月29日)に来たときは、暑さもあってつい、冷やしたぬきそば(400円)を喰ったのだが、その後この店に来る客は春菊天蕎麦ばかり注文すると知ったので、いつか機会があればリベンジしたいと思うようになった。勿論それは、かけそばでもOKな冬季である必要がある。
という訳で今回は、「らーめん谷瀬家」の誘惑に惑わされることなく「丹波屋」へやってきた。相変わらず超狭い店だが、遅い時間だったせいもあって、先客は2人だけ。余裕で入店。さっそく、かけそば+春菊天(440円)を注文する。
まもなく、「はい、おまちどうさま」と丼が差し出される。やはり麺はコシがいまいちだけど、つゆは間違いなく美味い。きっとこの店はこれで持っている。その上に乗った春菊天を齧ってみる。勿論、春菊であることは食感で感じるが、全然春菊感が無い。つまり揚げたことによって独特の苦みが消えているということ。苦みも嫌いではないが、これはこれでアリだと思う。また、次回もかけそばの季節か。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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「駅前」を出ると外はすっかり昏くなっていた。丁度いい特急電車は無いため(基本的に1時間に1本の運行)、西武秩父駅を17時34分に出る飯能行各停電車に乗る。終点の飯能駅で乗り換えた後、今度は池袋行の快速で秋津駅へ移動。道中、「駅前」でせせりは喰ったものの、6人で分ければほんのひと口だけ。もうちょっと肉っ気が欲しいと、秋津駅で引っ掛かっていくことにした。
以前、入ったことがある、魚が美味い「一心水産」はいつの間にか閉店してしまった。その代わりに「ヤゲン」と「アカマル屋」が出来ていたが、何方もいっぱいのようだったので、新秋津駅前の「かぶら屋」へ入ることにした。ここは図らずも前回「駅前」に入った後、2軒目で寄った店。その時と全く同じ行動パターンになってしまった。我乍ら笑える。
「かぶら屋」は立川とか北千住とかで入ったことがある、安心の店。特に「肉っ気が欲しい」時には持ってこいだろう。前回はコロナ禍真っ只中だったこともあり、客の入りも疎らだったが、今日は通常に戻った混み具合だった。
それでも何とかテーブル席に収まり、先ず吞みもの注文。何が「ゴールデン」なのか知らないまま、ゴールデンハイボール(385円)にしてみた。「アカマル屋」でもゴールデンハイボールがあって、そこでは焼酎を「リアルゴールド」で割ったシロモノらしいが、ここもそうだろうか。吞んでみるとやはり甘めな感じ。その後は、金黒タンサン(芋焼酎「金黒」の炭酸割り、438円)にした。
つまみは、テッポー、シロ、カシラ、紅ショウガ串カツ、豚軟骨唐揚げ、黒はんぺん、ポテトサラダを1つずつ頼み3人でシェアした。お蔭で肉っ気は収まった。

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81 ここに引っ掛かった。

「大滝温泉 遊湯館」からは西武観光バスに乗り、乗車時間50分ほどで終点西武秩父駅で下車。まだ16時前なので、この界隈で一杯やれるのは「祭りの湯」のフードコートか、「そば善」、「ちちぶ飯店」、「駅前」ぐらいである。
「フードコート」は人が多くワサワサしていてどうにも落ち着かないのでいまいちだし、「ちちぶ飯店」は基本、ラーメン屋なので、「そば善」か「駅前」か、どちらにしようかなと。そう云えば「駅前」のオヤジの顔を久しく見ていないな(調べてみると前回は2020年12月の品刕の帰り)と思い至り、「そば善」、「ちちぶ飯店」は次の機会とし今回は「駅前」に入ってみることにした。
階段を上がると2組の先客がいたが、上手い具合に6人がまとめて座ることができた。相変わらずオヤジは元気そうである。この店に入るようになってからもう10年以上は経っていると思うけれど、元気さと口の上手さは変わっていない。
まずはビール。つまみはいつものように付き出しを待つ。前回までは6品出てきたが、今日はなんと9品も出てきた(デザートとして苺まで入っている)。コロナ禍のせいか、ややインフレしたようである。これだけで当分、つまみの追加は要らない。吞みものはビールの後、日本酒。秩父なので、武甲正宗をいただくとしようか。
やがて、漸く付き出しが無くなってきたので料理を注文する。頼んだのはワカサギの天ぷら、ふきのとうの天ぷら(もう今年のが採れるのか?)、たらの芽の天ぷら。更に、付き出しには肉っ気が無かったので、せせりも頼んだ。ここ以外、他の店ではワカサギとせせりを喰うことが無い気がする。
1時間半ほど呑んで喰って、ひとりあたま3,000円だった。オヤジは金払いが悪い客には露骨にホスピタリティを下げるので、結局この店はいつもこのくらいになる。してやったり、とオヤジは思っている筈だ。

72 久しぶりにここに寄ってみた。
73 改めてお疲れさまでした。DSC09761
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74 今日の付き出しは9品。
75 ビールの後はこれ。
76 ワカサギ天ぷら。揚げたて美味い。
77 もうフキノトウですか。DSC09767
78 ウド、ホクホク。
79 セセリも好評でした。
80 満足できましたか?

2018年以来の秩父御嶽山。その時は降雪直後で足元の緩さが懸念されたため、強石登山口から登り贄川登山口へ下るコースとした。今回は、前回では止めた猪狩山経由で登り、下りは落合を経て、大滝温泉へ下ることとした(山行記録はこちら)。
この落合へ下るルートは土砂崩れで長らく閉鎖されていたが、最近になって通行可能となった。2005年(グッチー師匠初参加の山行!)に下って以来、久しぶりとなった。
猪狩神社奥宮への登りは確かに難所で、降雪後は止めた方が無難だと改めて感じる。落葉がたっぷり積もっているせいで足元が非常に悪いので、たとえ積雪が無くてもアイゼンが欲しいところである。こんな険しいところの上に奥宮を造ってしまったので、廃道にしたくても出来ないのだろう。
奥宮まで登ってしまえばあとは特に気を遣うところはなく、いつの間にか秩父御嶽山に到着。ここまで来て漸く眺望が得られ、両神山や浅間山、眼を右に転じれば御荷鉾山とか日光連山も望めた。さて、下山は落合コースへ。
途中から沢沿いに下る登山道には建築現場用足場が築かれ、それが延々と続くのでまるで工事中かと見紛うばかり。安全のためには致し方無いとは思うが、これでは秩父御嶽山が大好きで、しかもこのコースに惚れた人がいたとしたら(多分、そんなには居ないだろうけど)、百年の恋も醒めるというものだ。
「遊湯館」は、道の駅「大滝温泉」のメイン施設。前回やってきたのは7年前の両神山の帰り道、思いがけず中双里の民家でビールを貰った(≒強請った)時以来だ。館内は閑散としている。800円を支払って風呂場へ。冷えた身体を温めた後、食事処へ。枝豆(つまみになりそうなのはこれだけだった)と缶ビールをゲット。ガランとして誰もいない大広間でプシュッとやった。

01 三峰口駅前から望む秩父御嶽山。02 古池集落からスタート。9時11分
05 結構立派な神社。建立は1793年。
07 何造りというのだろうか。
08 神社の裏が登山口。
13 この落ち葉が曲者。
14 滑り易いのでしっかり踏みしめることが重要。
15 滑ったら止まりそうにないので緊張する。
16 ロープも頼りになる。
17 ぐんぐん高度を稼ぐ。
18 手掛かりが欲しい。
22 猪狩神社奥宮に到着。10時15分
26 登り切ったところが猪狩山。
27 この手書きの標識は自然石。10時39分
30 下りは岩っぽい。
32 また傾斜が強くなってきた。
45 あそこが山頂。
33 小さな岩峰が立ちはだかる。
46 山頂に到着。12時8分
47 普寛上人を祀った神社。
48 両神山と遠くに浅間山。
51 和名倉山にはガスが懸かっている。
52 東西御荷鉾山の右は子持山?
53 日光連山。
54 では記念写真。
56 でもちゃんとクサリがある。DSC09752
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59 落合コースはちゃんと整備されていた。
60 こりゃ楽ちん。
61 何箇所も足場板がある。
62 結構金が掛かっているようだ。
65 ヤケクソのように整備されている。DSC09755
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66 ここはロープ。
67 沢沿いの径はメンテナンスが必須だろうけど。
70 ここでひと風呂。
71 閑散とした食事処。


今日のランチは"NANO CHINA"で中華にしようと思って行ってみたが、何故かやっていなかった。その代わりに新橋仲通りをぷらぷら歩いてみると偶々、こんなところ寿司屋があるんだ、と目に入った店で、やっているんだったら試しに入ってみようか、と思ったのが「鮨うみから」だった。
この新橋サラメシシリーズを始めて1年以上経つが、寿司屋はたぶん初めて(それ以前は何度か「すしざんまい」とかの立ち食いに入ったことはあった)。この界隈、寿司屋もぽつぽつとあるが、昼間は開いていない店が多く、開いていても設えがちゃんとしているせいで、見るからに高そうな店だったりして気後れしてしまうことが多い。
この店はパッと見、それほどではない感じだったので暖簾を潜ってみた。中はカウンター席だけで、先客1名のみだった(終始、大将と雑談していたので常連の様子)。入った感じは、下町の路地裏辺りにはありそうな雰囲気である。
ランチは気まぐれちらし寿司(1,200円)一択。なので、特にこちらから何も云う必要はない。周りを見渡すと、夜にお好みで頼む小肌にぎりが1貫350円だから、特に高い店ではない感じである。といっても夜は、なかなか一人では来にくい。
直ぐに、「へい、お待ち!」とカウンター越しに「気まぐれちらし寿司」を手渡される。ネタはそれほど多くないが個人的に適量である。酢飯はやや甘めか。ネタの新鮮さや味はまあまあだけど、これだけ静かな時間を過ごせるのだから、コスパが悪いとは全然思わない。また来ると思う。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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ランチ時に新橋駅前をうろつくと、だいたい間違いなく後期高齢者と思しきグループがあちこちにいて、食事の後か前かは分からないけれど、再会の喜びを分かち合ったり、別れを惜しんだりしているのを目にする。新橋って、高齢者に優しい街なのかも知れない。
自分も含めてだけど、何となく都心に居場所が少なくなってきた感がないか。原宿・青山界隈は云うに及ばず、新宿や池袋に行っても自分と同年代や、さらに上の世代を見かけることが少ないせいか(暑い夏とか凍える冬は猶更のこと)、何となく自分が浮いている感じがするのだ。というわけで、新宿、渋谷、池袋辺りの、人が多いエリアからは次第に足が遠のきつつある今日この頃である。
新橋駅西口SL広場から繁華街へ入ってすぐ、パチンコ店の裏、こんなところに蕎麦屋があるのか、と驚くところに「そば処寿毛平」がある。店の入口付近は路上喫煙スペースになっていて、SLの隣にも喫煙所があるにもかかわらず、ここも愛煙家がいっぱい、煙がいっぱいだ。新橋は愛煙家にも優し過ぎると思う。新橋の繁華街は、路上に落ちている吸い殻の数が昔とちっとも変っていない気がする。
「寿毛平」に入店。客は、ほぼ100%さらりーまん男子。女性が近寄らないのはたぶん、外の煙のせいかも知れない(ここの蕎麦屋は港区役所に苦情を云っても良いぐらいだが、すると愛煙家男子の入りが減ってかえって売り上げが落ちる心配をしているのだろうか)。2階もあるらしいが、1階でも2人掛けテーブルが空いていたのでそこへ収まる。
メニューを一瞥し、もりそばにするかと注文しようとしたが、まてよ、もりだけだと少ないかも知れないな、という気分になり、大もり(700円、PayPay可)にした。ところが出てきて吃驚、後悔する量だ。しかし、もう遅い。頑張って手繰る。コシも香りもまあ申し分ないが、途中から苦しくなって残り1/4ほどで降参。全く申し訳ないことをした。知らないってことは罪作りになる。次回からは、この店では大盛を頼んではいけないと心に刻んだ。それにしても、店によって「大盛」は様々だ。
ちなみに、店の名前は「すけべぇ」ではなく「すけへい」と読みます、お間違え無きよう。何でこんな紛らわしい名前にしたんだろう?
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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先週に引き続き、今日も「東京油組総本店 新橋組」狙いで新橋2丁目方面へ向かうことにしてみた。ダメだったらニュー新橋ビルへ行ってみようという気分。きっと今日もダメだろうと、もう身体の重心はニュー新橋ビル側へ乗せていたら、豈図らんや店の前に誰もいない。
得たり!と中を覗くと、カウンター8席しかないのに、うち2つ空席。客の入りには何故か波がある。そういうことがあるおかげで、こうやって入れる訳だ。さっそく目の前の券売機へ金を入れる(現金のみ)。油そば並盛880円、中盛も同じ値段だがとりあえず無視して並盛。
手前の席に座って店員に食券を渡すと暫し待ちの姿勢。見渡せば、目の前に油そばの初心者向け食べ方の指南が書いてある。曰く「美味しい食べ方」。「1. 熱い間にお酢とラー油を丼に入れて下さい。油そばにはお酢とラー油が欠かせません。初めての方は並盛なら2周、・・・」、「2. すぐによくかき混ぜる。熱いうちにタレとお酢・ラー油を麺とむらなく混ざるよう、よく混ぜて下さい」、「3. 熱いうちに召し上がれ!」だと。ふーむ。そこまで云うのであれば、何故、客に出す前に入れて混ぜておいてくれないのか?面倒だな、と思ってしまう。
何となく鵜吞みにはしたくないので、とりあえずそのまま喰ってみる。すると、確かにこのままだと味は至ってシンプル、わざわざ並んでまで喰うべきとはとても思えない。その後、云われた通りにお酢とラー油を2周掛けてみる。確かにこちらの方がメリハリが利いた感じだ。
それでもいまいち(熱いうちに混ぜなかったせいかも知れないが)。行列ができる理由が良く分からない。女の子の群集心理じゃあるまいし、単に行列が出来ているので美味そう、と思って並ぶのか。でなければ何処かの札所巡りのように、特段その寺の仏閣や仏像等に興味がある訳でもなく、札所に入っているから参拝してみるか、的な感じか。少なくとも、店に行列が出来るのは、単に美味いだけではない、別の心理が働いているのは間違いなさそうだ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★

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つくば駅前の「らしく」で打ち上げた後は、つくばエクスプレスに乗って一路秋葉原へ。小生はその手前三郷中央駅で下車の予定。でも「日本酒重視派」内部で呑み足りないという意見が出たため、浅草駅まで足を伸ばすことにした。
東武の浅草駅とつくばエクスプレスの浅草駅とでは結構離れているが、こと「呑み」の観点から云えば後者の方が利便性が高い。何処へ行こうかな、とちょっとだけ思案し、そういえばこの頃「水口食堂」に行っていないなと気が付き、覗いてみることにした。
前回は2017年のことなので、もう6年も来ていない。ちなみについ「水口食堂」と云ってしまうが、正しくは「食事処 酒肴 浅草 水口」である。でも皆、普通に「水口食堂」と呼ぶようである。
その「水口食堂」は、つくばエクスプレスの浅草駅からは指呼の間。勇んで入ると、やはり1階はいつものように常連さんが屯しているようで、店員は直ちに「2階へどうぞ」と云う。でも2階も似たような混み具合、小上がりも塞がっている様子。
見れば、部屋の角っこに開いているテーブル席を発見、ぴったりそこへ収まる。吞みものはハイボールをチョイス。ここは浅草らしく、毎日のようにやって来る客が、安心して普段呑みできる店である。而して、様々な地酒をちょっと高いけど出す、なんてことはしないのだ。
料理も須く安心の価格。でもここの品揃えは半端ないので、初見の客は大いに悩む。基本的にはどれを頼んでも間違いはないけれど、悩む人には先ず、この店の名物「いり豚」がお勧め。一人で来てもこれさえあれば、ハイボール3杯ぐらいはいけるはずである。

55 勢いで浅草「水口食堂」へ。18時23分
56 久しぶりにいり豚、喰いました。
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57 下町の味を堪能しました。
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「楼外楼」には長居出来ないと判ったところで、「楼外楼」がある「tonarie MOG」の3Fから「らしく」がある「tonarie Q't」3Fへ移動し、丁度15時半の開店時間直後に「らしく」へ入店。前回は筑波山に登った後、梅を観た帰りに寄った。もう6年前のことになる。
それにしてもこの店、もう少しだけ開店を早くしてくれるととても助かるんだが・・・、とつい思ってしまうがここは居酒屋、15時半でも有難いと思わなくてはならないだろう。店の雰囲気は、以前とちっとも変わらないようである。
残念ながら8人がまとまって座れるテーブルが空いておらず、4人掛けテーブル2つ(日本酒重視派と炭水化物&野菜サラダ重視派の2派閥)に分かれて着席。日本酒重視派は、最初から日本酒(のんちゃんだけは、バス会社に野暮用があったため「楼外楼」に寄らなかったので生ビール)で乾杯。
この店は、日本酒の品揃えが秀逸。少なくとも、つくば駅界隈で右に出る店は無いと思われる。それに加え、料理はどれもちゃんとしていて、いわゆる居酒屋の味付けではない。ポテサラ(680円)からして普通ではない。ゴロッとしたジャガイモやニンジン・きゅうり・原形のある玉子等が入って食感も楽しめるし、ビジュアル的にもインパクトがある。
具沢山がんもどき(780円)、も絶品。文字通り、様々な食材が入っていて楽しいし、食感と味の組み合わせの妙も感じられる。勿論、味付けも申し分ない。これで酒が進まない筈が無い。
他にもつ煮込み(780円)、牛すじ煮込み(780円)、大根サラダ(680円)も注文、何れもひと味違う。次回またこの店に来るのが楽しみだが、問題は登る山が限られていること。それがこの店の唯一最大のボトルネックである。

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50 居酒屋「らしく」へ移動。
51 具だくさんのポテトサラダ。
52 これ美味かったなあ。
53 モツ煮も優しい味。
54 牛スジ煮も上品。DSC09689
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「青木屋」で大して掻いていない汗を流してさっぱりした後は、筑波山神社入口BSから路線バスに乗り、つくば駅まで移動する。この界隈で打ち上げをするとなると、我々のお気に入りは「らしく」という名の居酒屋なのだが、開店は15時半。現在はまだ14時半過ぎなので、それまで只待つのも気が利かない。
この辺りの店も例にもれず、14時から17時の間でやっている店は殆ど無い。そんな中で唯一見つかったのが「楼外楼」という中華料理屋だった。このつくば駅前にもう1店舗あるくらいだから、つくばでは人気の店だと思われる。
ということで期待を込めて行ってみるが、何だか場所が分からない。バスターミナルの隣にあるショッピングモール「トナリエつくばスクエア」は3つの建物に分かれていて、その間を繋ぐ通路が、我々のような余所者にはとても分かり難い。結局、15分ほどウロウロして漸く辿り着いた。
店の装飾が如何にも中国的な感じに設えられている。店内はガラガラなのに店員が忙しそうにしていて、なかなか座らせてもらえない。我々は7人、大きな丸テーブルがあればまとめて座れそうだったが、無いとのことで、2つに分かれて漸く着席。
取り敢えずメニューを見る前に先ずビール(生ビールは無いので瓶ビール)を注文。さっき「青木屋」で呑んだとはいえ、もう1時間も前のこと。また喉が渇いたので美味い。さて料理は何にするかとメニューを見ると、この時間でもランチメニューしかないと。つまり、料理には全てご飯とスープが付くとのことで、念のため単品で頼めないか、と聞いてもダメです、とつれない。使えねー。これならばすぐ近くにあった「サイゼリア」の方がまだ良かったか~、と思っても後の祭り。
ということで仕方なく、イカとホタテ炒めセット+餃子6個付きを注文し4人でシェア(ご飯は炭水化物系が好まれる隣のテーブルへ差し上げた)。これを平らげたらもう「らしく」へ行くしかない、ということになった。料理は普通に美味かったけど、今後は店の都合や炭水化物愛好家の都合だけでなく、アルコール愛好家の都合も考えて欲しいと願うばかりである。

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49 中華料理「楼外楼」で。15時1分DSC09684
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今回は茨城にある宝篋山(ほうきょうさん)に登ってみることにした。標高は僅か460.7メートルしかないので、とても夏に登る気にはならない、この時期限定の山である。登山口はいくつかあって、何処から登っても2時間は掛からない、これ以上ない、のんびり山行だ(山行記録はこちら)。
小田登山口(立派な休憩所とトイレがある)には登山ツアー客を乗せた大型バスが停まっていた。人気の山なのだ。でもそんな大集団には巻き込まれたくない。我々は一番距離がある常願寺コースを選択。そのせいか、大集団に遭遇することは無かった。
宝篋山山頂にはかなりの人がいたが、それなりに広いのでウザいということはない。筑波山を眺めるには良いところ、という触れ込みがあっただけあって、確かに目の前に見える。でもこれまで、霞ヶ浦を山の上から見下ろすことは無かったので、こちらの方が新鮮に感じた。
下山路は平沢へ。下界へ下りてもまだ12時前なので、少し歩いたところにある、国の史跡である「平沢官衙遺跡」に立ち寄った。校倉造りの建物がいくつか復元されているだけで、やけに広いのにほぼ誰もいない。案内所があってソフトドリンクの自動販売機があるが、残念ながらビールは置いていない。近くにある洋食レストランへ行ってみたが丁度昼どき、いっぱいで入れず仕舞。
仕方なくタクシーを呼んで、筑波山温泉へ向かう。今回選んだのは「青木屋」。この時間帯の旅館は何となく気怠い雰囲気が漂っている。パノラマ露天風呂へ行ってみた。眺めは抜群、真下に民家が見える。多分、民家からもこちらが良く見えるだろう。
風が無ければ気温10℃に、日当たりが良く+10℃、20℃ぐらいの体感だが、日が陰って風が吹くと気温10℃に風速分-10℃で、途端に零度ぐらい寒いので湯船に浸からないと耐えられない。風呂上りはラウンジで缶ビール。ここは日当たりが良過ぎるので、ポカポカを超えて、暑いくらいだった。

03 まだ山登りではない。
04 立派な休憩所。貸切バスでやってきたグループもいるらしい。
06 ここからも山頂が良く見える。
08 まだ平地。
10 ゲートを越えるがまだ平地。8時56分
12 沢沿いに進む。
13 標識はちゃんとしている。
16 尖浅間山はもうすぐ。
19 こんな山頂標識は珍しい。
21 この辺りはヤマザクラかな。
23 宝篋山山頂に到着。10時22分
24 やっぱり宝篋印塔があった。
26 東南側には霞ケ浦。
28 山頂は結構広いので人が多くても気にならない。
29 記念写真。
31 関東平野は霞んでいる。
32 霞んでいれば春だね。
38 平沢官衙遺跡に寄ってみた。11時49分
39 こういうところ。
40 ジオパークでもあった。DSC_3306
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42 床が高い。
43 随分広い。DSC09668-SharpenAI-Motion
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45 大池でタクシーを待つ。
46 青木屋旅館のパノラマ風呂に浸かった。12時41分
47 ラウンジで一杯。DSC09676
48 さっぱりしました。

昨日は西新橋だったので、今日は新橋2丁目方面へ向かうことにしてみた。一応、狙いは「東京油組総本店 新橋組」という油そばの店。いつも何人か外に並んでいる人気店なので、入れたらラッキーぐらいの気持ちで行ってみると、やはりというか、歩道に10人近い列。この寒空では待つのは難儀なことだ。
左様ならばと、同じビルの2階にある「Kitchen VAN」という洋食屋を覗いてみることにした。少なくとも階段を上ってみても、入口にも誰もいない。そうっと扉を開けると、4人席が2つと5人座れるカウンターがあるだけの、こじんまりした店内に先客は2人だけ。
ということであっさり入店OK。カウンター席に着く。店側は女性2人(シェフも女性、もしかしてもうひとりの女性店員とは姉妹?それとも親子?年齢不詳だ)、先客2人は何方も女性独り客。小生の後から入ってきた客も、女性2人と男性1人。何故か女性比率が高い。シェフが女性のせいだろうか。
BGMはビートルズの "In my life" が流れている。店の内装と相まって、昭和な雰囲気である。だいたい、「VAN」なんて名前が付いていること自体、レトロ感いっぱいではないか(でも女性シェフはたぶん、「VAN」世代ではない)。日替わり定食(950円)を注文。今日はロールキャベツとのこと。見渡せば先客も皆、静かにロールキャベツを喰っている。
それほど待つことなく、ロールキャベツ登場。箸で切れるほどトロトロで、形が崩れる一歩手前の状態である。口に含むと実に塩味が薄い。多分これまでで新橋最低。汗をかかない冬には相応しいものの、これでご飯のおかずにはやや苦しい感じ。でもスープはとても美味い。そこではたと思い付き、スープをご飯にぶっかけて(ちょっとはしたないか?)喰ったらなかなか良かった。
会計でPayPayは不可とのことだったが、少し前に出て行った女性は明らかに使えてた。どゆこと?
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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