2022年10月 : 山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2022年10月

2日目は浜石岳に登り、その後南下して、古来より交通の要衝だった薩埵(さった)峠まで歩くつもり。今日は昨日以上に天気が良くて、気温も上がりそうで心配だ(山行記録はこちら)。「十枚荘温泉」から宿の車で身延線内船駅まで送って貰い、富士駅で東海道本線に乗り換えた後、由比駅で下車。ここまで遮るものが無い富士山がずっと見えっ放しだった。
由比はサクラエビで有名。ここで山はやめて、サクラエビを喰うのも悪くない。でもとりあえず初心貫徹。由比駅から浜石岳登山口までタクシーで上る。山頂の標高が706.8mなのに、タクシーを降りたのは標高550mぐらい。ちょっと楽チン過ぎるか。途中、老若男女の集団を抜いてきたが、登山口の「浜石岳野外センター」では、祭りの準備をしている最中。それで、それ目当てのハイカーだったのかと知る。
出来れば我々もその祭りに参加したいところだったが、道中はまだ先がある。後ろ髪を引かれる思いで浜石岳へ向かった。その浜石岳、噂には聞いていたが、これ程眺めが良い山頂だとは知らなかった。薩埵峠まで行くのはもういいか、という思いが何度も頭をよぎった。今日は何かと誘惑が多い。
でも諦めて辿った浜石岳から薩埵峠までは3時間弱。普段とは違う植生なので多少興味深いところもあるが、全体的には退屈で、思った以上にアップダウンがある。視界がパッと開け、海と富士山が見えた時にはホッとした。古の旅人も似たような思いだったのだろうと推察する。
後は興津駅まで下るだけだったが、コンクリート道に出ると、うだるような暑さ。とても耐えきれず、駅の手間でローソンを見つけたときは、まさに砂漠のオアシスを見つけたアラビアのロレンス状態、汗だくのまま直ぐに店に飛び込んで、キンキンに冷えた缶ビールをゲット。辺りには車やバイクでやってきた客がウロウロしていたが、憚ることなくグビッとやった。こんなに美味いビールは久しぶりだった。

089 身延線から富士山。
090 由比駅からタクシー。
096 今日は暑くなるらしい。
097 この辺りは緑が濃い。
101 この手の標識はひっきりなしにある。
103 や、山頂か。9時42分
104 やや、富士山がチラリ。
105 いやー、眺めが良い山頂だ。
106 恥ずかしいほどよく見える富士。
107 彼方は清水港。
108 記念撮影してください的な場所。
109 愛鷹山と駿河湾。
110 伊豆半島の山々。
111 南アルプスも。
114 この展望案内板はいまいちだと思う。
115 三保の松原と日本平。
117 さて目指すは薩埵峠。黄色いのはニガナ。9時56分
119 それにしてもこんなに緑は久しぶり。
123 寄り道はせずに直進。11時4分
124 ハコネザサは背が高い。
125 展望が利かない径がずっと続く。
126 このハナミョウガは咲き出した。
128 ちょっとだけ視界が開ける。海が近くなった。
129 まだ薩埵峠ではない。12時17分
131 伊豆半島の先端は波勝崎辺りまで見えている。
132 薩埵峠展望台に到着。12時36分
133 これが安藤広重が切り取った眺めか。
134 まだ工事中。
136 これは旧東海道ということ。
137 江戸時代にもこんな四阿があったのかな。
138 ここが薩埵峠!?
140 興津宿側。
142 ここも良い眺め。
144 色々ありすぎ。
143 ここがホントの薩埵峠か!!??
145 ローソンあった!
147 まだ駅まで10分歩く必要があるけど我慢できません。

久しぶりに安倍奥の山に登ってみようかと考えた。前回となると、途端に学生時代まで遡ってしまう筈。確か、大学2年生の頃に山伏(やんぶし)に登ったのが最後だろう。今回登る十枚山は、それよりほんの少し前だったと思う。
その時は、有東木までバスに乗り、其処から歩き出して十枚山に登った後、六郎木のバス停まで下ったように記憶している。勿論、帰りに温泉に浸かるようなことはせず、下宿まで真っ直ぐ帰った。今回は有東木BSよりもさらに上、正木峠までタクシーで上ることにして、帰路は山梨県側の登山口へ下って麓の温泉に投宿する予定。学生とは金の掛け方が随分違う(山行記録はこちら)。
今日は初夏の陽気。しかも空気はカラリとしていて、眺めも良い。そのせいか、見晴らしが良いところに出ると、空が大きい。南に目を向ければ、駿河湾だって見えている。この風景は確かに安倍奥の山ならではだと思う。
陽気が良いのでヒルが心配だったが、偶々十枚山山頂で一緒だったベテランガイド曰く、余りこの辺りで見ることは無く、居る場所も限られているとのこと(十枚峠の西側には居るらしい)。山梨側へ下る途中で、のりちゃんが目敏くヒルを見つけたが、結果的には誰も吸い付かれることなく無事下山。
送迎タクシーで乗り付けた「十枚荘温泉」は、学生の頃から気になっていた宿だった。入ってみると、予想以上に鄙びていた。ご主人は2代目だという。この宿のウリはご主人が仕留めた猪の鍋。新鮮なせいか、全く癖がない。これで1泊2食付で10,000円とはお値打ちだと思う。更にGOTO割が加わって、結局5,000円ぐらいになってしまった。何だか申し訳ないくらいだ。

001 【第1日目】正木峠登山口。
003 鈴を鳴らしながら。
004 笹が生い茂っている。
010 地蔵峠に到着。10時8分
013 これから尾根歩き。
014 大した登りは無い。
015 明るくなった。大井川流域の山々。
016 海が見えている。
017 空が広い。
021 あれが青笹山か。
022 笹の背がもうちょっと低ければ・・・
029 岩岳のシロヤシオその4。
032 岩岳のシロヤシオその7。
035 岩岳のシロヤシオその10。
037 やけに色鮮やかなミツバツツジ。
038 基本、笹原だけど木も多い。
039 富士山がチラリ。
040 下十枚山がミツバツツジで彩られている。
042 下十枚山の登り。
045 ミツバツツジがそこかしこ。
046 山頂は眺望なし。12時6分
050 聖岳や赤石岳も見えている。
053 あれが十枚山。
056 十枚山まで140m登り返す。
060 南に篠井山。さらに奥は愛鷹山。
061 一番目立つのは下十枚山。
062 右端は大無限山。
063 安倍川が駿河湾に注ぐまで見えている。
065 はい、記念撮影。
067 明るい尾根。
069 こちらはちょっと径が荒れ気味。
070 硯石、という大きな標識。
075 汗を流すまで待てずに一杯。
076 舟形の男湯。
077 湯上りにもこれ。
DSC_2285
DSC_2286
079 全員揃ったところで。
DSC_2287
078 お疲れ様でした。
080 食事処は離れ。
081 囲炉裏を囲んで夕食。
082 メインは猪鍋。
083 今シーズン初鮎。
DSC_2292
DSC_2294
084 いただきます。
DSC_2295
085 【第2日目】朝食は6時30分からにしてくれた。
086 朝食も囲炉裏部屋。
DSC09046
087 この時間の朝食は我々だけ。
088 お世話になりました。
DSC09049

「升本」でかなり鱈腹食べて、鱈腹呑んでいい気持ちになった後、新橋駅へ向かって新橋仲通りをふらふらと歩く。この辺りはランチ時にも時々ウロウロする処だけど、やはり陽がすっかり落ちた後は街の表情がすっかり変わり、同じ街並とは思えない。
そんな中で、あれ、こんな店があったんだと思ったのが「クラフトビアマーケット 」という店。新橋には似つかわしく無い、小洒落た感じである。決して呑み足りなかった訳では無いが、ついその雰囲気に誘われて「入ってみようか?」ということになった。
店内には若者が多い。オヤジはほぼ見当たらないが、チャキチャキした女性店員が暖かく迎えてくれる。メニューを見ると、一般的なビール(キリン・ハートランドビールとかアサヒ・マルエフなど)以外に、国内の色々なクラフトビールを取り寄せて呑ませてくれるようだ。ざっと30種類ぐらいあって、俄かに決め難い。
何れも小さいグラスだったら550円、1パイントで880円という共通プライスになっている。コロナ禍で現地へなかなか行き難いこのご時世、そんな今にピッタリな店なのだろう。ここはクラフトビール好きには有名な店なのかも知れない。
考えた挙句、折角だから呑んだことが無いビールにすれば良かったのに、結局、頼んだのは川越のCOEDOビール伽羅。これだったら成城石井でも売っている筈だ。やはりかなりいい調子だったのかも知れない。頼んだ料理はブロッコリーとウィンナソーセージのアヒージョ。酔ったせいもあるかも知れないけれど、美味かった。今度は、ランチに来てみようかと思っている。

DSC_2280
DSC_2282

今回は仕事仲間との呑み会。只でさえ仕事帰りに呑みに行く機会がすっかり減ったのに、コロナ禍のせいで都心での呑み会は皆無状態になった。でもコロナが落ち着いたら行きましょうという話はいくつかあって、今回はホント久しぶりにそんな機会がやってきた。
場所は虎ノ門にある「升本」という老舗居酒屋。30数年前に溜池が職場だったこともあって、溜池で呑むことが半分以上だったものの、他には赤坂、虎ノ門、新橋辺りにも時々徘徊。この「升本」でも何度か呑んだことがあった。その頃から、ここはオヤジ達の溜まり場だな、と感じていた。給料のほぼ全てを酒に注ぎ込んでいた頃の話である。
この店は16時30分開店。我々は17時に待ち合わせ。予約は入れていなかったので、ちょっと早めに行ってみると、先客は1グループのみ。2階へどうぞ、と店員に云われて上がってみると、こちらは誰も居らずとても静か。こんな「升本」は初めてだ。
白木造りの天井、壁、テーブル、背凭れの無い椅子は、昔とちっとも変わっていない。昔のままということは無いだろうから、手入れしても元の造りにしているということか。その頃通った居酒屋は多くが廃業してしまい、余り残っていないが、ここ「升本」はそのまんまだった。
昔のメニューは殆ど覚えていないが、きっと余り変わっていないのだろう。以前から料理メニューは豊富だった。それに日本酒。ここはそもそも問屋もやっているはずで、酒の種類の多さは相変わらずな気がする。
皆が来る前にちょっとビールでも頼むか、とも思ったが、初めて呑む人もいるのでそこは自重した。

DSC_2272
DSC_2273
DSC_2274
DSC_2275
DSC_2276

1970年11月25日に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺する前日、三島由紀夫が最後の晩餐をしたのが新橋にある「末げん」だということは、だいぶ以前から知っていた。恐らくは社会人になった頃のことだと思う。敷居が高い店なので、これまで一度も足を踏み入れたことは無かったが、ランチだったら問題ないだろうと今回、入ってみることにした。
玄関で靴を脱いで上がると、仲居が忙しそうにしていてなかなか声を掛けられない。小生の後から入って来る客はいないが、払いを済ませて出ていこうとする客が多い。その相手が一頻り終わった頃、ようやく仲居さんが相手をしてくれる。
店の大きさは皆目分からないまま、正面から入って右側の部屋に案内される。テーブルが4つあり、1つのテーブルには男女合わせて3人のグループが居た。テーブルに置かれたメニューによれば、ランチは3種類ある。かま定食(1,300円)にから揚げ定食(1,700円)、それとたつた揚げ定食(1,800円)。親子丼が無いのが意外だし、何となく残念。
から揚げとたつた揚げが、ランチメニューに並んでいるのは初めて見た。大して違いは無さそうだが、お品書きをよく読むと、たつた揚げ定食の方は、鶏肉を「ミンチ」にしてから揚げているとのこと。想像すると、なかなかそそられる。もう一つはかま定食。この説明書きをよく読めば、「挽肉」を使った親子丼とのこと。これにしよう。
それにしても「ミンチ」と「挽肉」という文言を使い分けていることや、から揚げ定食とたつた揚げ定食の100円の違い、挽肉の親子丼があって塊肉では出さない理由、挽肉親子丼のことをかま定食と呼ぶ理由等々、こんなシンプルなお品書きなのに、気になることが多くて仕方がない。
もちろん、かま定食は申し分なく美味かった。ところで何故、他の店では挽肉を使った親子丼を出さないのだろうか。「末げん」の謎はどんどん増えるばかりだ。それにしても一度、清水の舞台から飛び込むつもりで、三島由紀夫が喰った鳥鍋コースにトライしてみるか、と最近、思い始めている。

DSC_2269
DSC_2270
DSC_2271

この店はこの界隈のカレー専門店の中でも人気がある方らしい。実際、店は2階にあるのだが、行列が外まで延びているのを目にすることが間々ある。今日、偶々通り掛かった時には人の列は出来ておらず、階段を見上げても人の姿が無かったので入ってみることにした。
階段を真っ直ぐ上がったところに券売機(現金のみ)がある。どれがいいか分からなかったが、本日のランチという釦があったのでそれを押してみた。1,000円。本日のランチは「チキンムガール」らしいが、どんなシロモノなのか、分からない。すると券売機が吐き出したチケットを、小生が取り上げる間も無く店員がサッと取り出し、カレーの辛さを聞かれる。普通で、と回答すると、「はい!ランチ入りました!中辛!」と厨房に向かって叫ぶ。手のアルコール消毒を要求された後、席を案内してくれる。
店内はL字カウンターと、2人掛けテーブルが3つのみ。明るいし、店員も多くて活気がある。カレー屋らしくない。席に着いてほんの2~3分後ぐらいに「おまちどうさま!」という声と共にチキンムガールが出て来てた。チキンの煮込みとカレーにターメリックライス、サラダが付いてくる。どうやら「ムガール」とは、チキンの煮込みのことらしい。ターメリックライスは小生には程々な量だが、チキンはかなりのボリュームだ。
サラダを食べ尽くした後、さっそくチキンを喰ってみると、辛さは殆ど無くむしろマイルドで、旨味も丁度いい具合である。美味い。ご飯のおかずにもいいが、ビールの肴に合いそうだ。さらさらカレーが中辛とのこと。恐る恐る食べてみると、じわじわ辛さがやってくる。美味いかも知れないが、辛さは小生にはほぼ限界、夏は止めた方がいいかも知れない、という感じである。でも美味い。
券売機にはいっぱい釦があったので、これから先も当分、楽しめると思う。

DSC_2268

今回のランチは、「鯨の胃袋」という豪快な名前の付いた居酒屋。雑居ビルの2階にあるので、階段を上がってみないと混んでいるのかどうかが分からない。でも2階の店で人気があれば階段まで行列が出来ているだろうから、階段を上がる時点で取り敢えず入れそうだと知れる。
店員に案内された通り、カウンター席に座る。店内は昼間でも薄暗い、如何にも居酒屋という感じ。これだと昼間だって一杯イケる。漸く慣れて来た眼で辺りを見回すと、テーブル席も結構あり、そのほぼ全てに客が座っている状態のようである。しかもその客の多くは、料理が来るのを待っている様子。
ということは、だいぶ待たされそうだってことだ。先ずメニューを睨み、5つあるランチのうち一番上に書かれていて、この店の看板メニューだという「海鮮ひつまぶし」(1,200円)を注文した。待たされるのを覚悟して、スマホを取り出し読書を始める。この頃は、買い溜めた本を読むのが手一杯で、新たな本に手を出す余裕がない。読む時間が十分でないのもあるが、読む速度が落ちてきたせいだ。小生の後からも次々に客が入って来る。
待つことおよそ20分、漸く「海鮮ひつまぶし」がやってきた。ネタは、たこ、かつお、さば、あじ、いくら、というところか。「ひつまぶし」という名前の通り、出汁が入った湯筒も出て来た。でも先ずはそのまま、わさび醤油で喰うとしよう。
刺身はどれも新鮮な感じはする。ひと通り食べたところで、今度は出汁をかける。確かにこういう食べ方もなかなか良いかも知れない。たぶん、鯛茶漬けぐらいしか食べたことは無かったが、他の魚でもイケると判った。次は、メニューの2番目に書かれた「くじらの肉まぶし」を試してみようと思う。

DSC_2266
DSC_2267

「トロッコわっしー6号」を相老駅で下車し、跨線橋を渡って東武線の駅でPASMOの改札をタッチし、また跨線橋を渡って東武線のホームへ移動。面倒と云えば面倒だが、これはもう、相老駅の儀式というべきしきたりなのでさして苦にはならない。ただ、アルコールが入っているせいで階段は息は上がる。
相老駅を17時4分発の「特急りょうもう38号」に乗車し、18時41分に北千住駅下車。今回は久しぶりに「さかづきBrewing」へ行ってみることにした。以前は東口にあったのが、今は西口に移転している。旧店舗には2年前に入ったことがあったが新店舗は初めて。楽しみだ。
駅から歩いて5分程だが、喧騒の駅西呑み屋街から外れていて閑静な場所にある。クリーム色の壁に赤い扉。1階が醸造所とタップルーム、2階がレストラン、3階に麦芽粉砕機、倉庫及びオフィスという造り。1階で立ち呑みも悪くないが(立ち呑み客は結構多い)、折角なので2階へ上がってみた。
こちらもテーブルはほぼ埋まっている感じだったが、上手い具合に丁度空いたテーブルに着くことができた。早速メニューを見ると、ビールのラインナップは10種類。何れにもアルコール度数、IBU(苦み単位)、説明書きと共に、ペアリングとして合う料理が記載されている。
目移りするが、取り敢えずは無難そうな「桜霞」ミルクシェイクIPA(アルコール6%、30IBU、780円)にしてみた。各人が夫々のビールをチョイスし、料理はグリーンサラダ(680円)、生ハムとサラミの盛り合わせ(850円)、ドイツソーセージの炭火焼き(1,600円)にしてみた。
「桜霞」は喉越しが良い感じで期待通りだった。ビールだけでなく、料理も何れもかなりまともで、美味い。単にクラフトビールを呑ませるだけの店では無い。女性オーナーの心意気が感じられた。前回もそう思ったが、次回は絶対、腹を空かせて来たい。

178 北千住の「さかづきBrewing」に立ち寄り。
_5153471
179 ここはクラフトビールだけでなく料理も美味い。
_5153470
DSC_2260
_5153465
_5153466
_5153468
DSC_2264

また3週間ぶりに「わっしー6号」に乗車。今シーズン2回目である。この2年、乗れなかったせいでもあるが、やはり此方の方の山に登ることにかこつけて、つい、これに乗ってみたくなる。しかしそう思っているのは小生を含めた我々ぐらいか、今日も乗客はかなり少ない。
ちなみに2021年度のわたらせ渓谷鐡道の決算報告書によると、経常収支は約2.4億円の大赤字。勿論、これはコロナ禍によるところが大きいのだろうが、今年になってもまだ、客足は戻って来ていないようである。都心ではコロナなんか気にしない若者がせっせと街へ繰り出しているのに、こちらはまるで蚊帳の外のような感じだ。
雑居ビルの地下の、換気が悪そうな居酒屋とかで管を巻いているよりは、此方のトロッコ列車に乗って風に吹かれた方が余程気持ちが良い筈だが、何か惹き付けるモノが足りないらしい。若者が押し寄せる伊香保温泉や草津温泉、熱海温泉に有って、わたらせ渓谷鐡道に無いモノとは何か。
当然、温泉そのものもあるだろうが、やはりポイントは「街」のようなものだろうと思う。伊香保や草津、熱海には紛れもなく「温泉街」がある。一方、わたらせ渓谷鐡道にある「街」は、「かつての街」だけだ。ここを何とかしなければならないが、これは零細鉄道会社の手には余るので、自治体が頑張る必要がありそうだ。
差し当たり、わたらせ渓谷鐡道にも足尾にも、インスタ映えしそうな文化財は山ほどある。取っ掛かりにはこれを上手く使うことが必要だ。その次は、客が足を止めるにはやはり飲食店や土産物屋、そして温泉宿ということになるだろうか。個人的には、ブルワリーかワイナリーが出来て欲しい。そのついでに宿が出来たらサイコーだ。
かつて「足尾千軒」と呼ばれた足尾の街に、かつての賑わいが戻ることは難しいだろうが、歴史遺産の街の一つとして、活気を取り戻す余地は十分にあると思う。起爆剤は、世界遺産登録だろうか。

176 お約束通り「わっしー」に乗る。
_5153460
_5153461
_5153462
177 あっという間に相老駅。
DSCF6736

「水沼温泉センター」でひと風呂浴びた後は、駅の外へ出て、国道122号線を挟んだ向かいにある「はやぶさ食堂」へ行くことにした。「水沼温泉センター」内にも「わたらせ庵」という食事処があって勿論、ビールも呑めるのだが、つまみ(一品料理)の種類がやや乏しいので、この頃は「はやぶさ食堂」に靡くようになってきた。前回は一年前で、今回が二回目の入店である。
前回と同じく、暖簾を潜って入ると先客がそれなりにいたが、何とか我々5人ぐらいは座れそう。それでも店のご主人が「2階の座敷で如何でしょう?」と仰るので、ではそうしますと返事。内階段を探そうとするとご主人が、いったん店の外へ出て、外階段を使って2階へ上がって呉れという。
云われた通り店を出て、右へ入る小路を辿ると、まるで登山道。サンダル履きでは登り難い。建物の裏に出ると、急な外階段があってそれを登ると漸く建物の入口である。2階は大広間になっていて、1階よりもずっとゆったりとして居心地が良い。子供用の玩具とかがいっぱい置いてある。家族連れでも大丈夫なようにしてあるのか、それともこの店に孫がやって来た時のためだろうか。我々の後から家族連れが2階へ上がってきたが、玩具が必要な子供はおらず。
座ったら、先ず生ビール(650円)を注文。ここは大衆食堂なのに、居酒屋のように一品料理や酒の種類が豊富で、駅前食堂の鑑のような店である。料理は、たこ焼き(420円)、鶏唐揚げ(750円)、鶏つくね照り焼き(450円)、焼餃子(420円)2皿、豚肉生姜焼き(700円)、ゴボウ唐揚げ(450円)を注文。
やっぱりWoodyさんはアジフライ定食(1,050円)を注文した。何れにしても、どれもちゃんと美味い。小生はビールの後はハイボール(650円)に移行。何だか随分寛いでしまったが、未だここは山の中だし、これから「わっしー」に乗るのだ。ちょっとペースダウンすることにした。

174 風呂上りは「はやぶさ食堂」。2階へ通された。
175 風呂上がりの一杯は、やっぱり生。
_5153442
_5153443
_5153444
_5153445
_5153446
_5153447
_5153448
_5153449
_5153451


通洞駅でまったりしたあと、1両編成の普通列車に乗って、水沼駅まで移動する。我々以外、乗客に山帰りの姿は見掛けない。元々は、トロッコ列車に乗るつもりだったのだが、最近、トロッコ列車は定期列車からは外されているらしい。
何が理由なのか分からないが、機関車もそれなりに定期メンテナンスが必要だし、しかしそのメンテナンスは、設備的にわたらせ渓谷鐡道自らが出来ない場合だってある。
そうなると金が掛かるとか、時間が掛かるとか色々と中小企業的に悩ましい問題がある筈だ。そんなこんなでこの頃見掛けないのではないか、などと勝手に妄想してみる。個人的にもそうだが、恐らくは万人はディーゼルカーのわっしーよりも、トロッコ列車の方を気に入っている筈だ。それは列車のスピードである。以前にも書いたけど、忘れている人も多い筈なのでまた書くと・・・。
トロッコ列車の場合、ディーゼル機関車がトロッコ客車をけん引する訳だが、そのディーゼル機関車はそもそも客車牽引を目的に製造されたものではなく、操車場で貨物の入換に使われていたタイプだ。而して、スピードが出ない。でもそれが我々には丁度良い風をもたらしてくれるのだ。一方、わっしーは車両が新しいこともあるが、そもそも旅客用なのでもっとずっとスピードが出る。それが、我々にはちょっと強過ぎるのである(そのため、発車前には必ずウィンドジャケットを着装する)。
ということで、トロッコ列車ではなく普通のディーゼルカーに乗ってトコトコと移動する。これはこれでローカル線の味わいはあるのだが、面白みに欠ける。やはり風を感じることができない「わたらせ渓谷鐡道」はいまいちだ。そうこうするうちに水沼駅に到着。さっそくホームにある温泉センターに向かった。

173 一両編成の列車で水沼駅まで移動。
_5153437
_5153439
DSCF6734
_5153452
DSC_2258

「前日光ハイランドロッジ」に泊まった後の2日目をどうしようか、とそれこそ1年以上前から考えていた(とはいえ、ずっと考えていた訳ではない)。1日目の逆コース(ハイランドロッジ→三枚岩→古峯神社)は論外としても、場所が場所だけに結局は路線バスの終点である古峯神社に戻るしかないかなと思っていた。
しかし何度も地図を開いてみると、古峰ヶ原から足尾に向かって下る手段も有りそうに思えてくる。途中には目ぼしい山は無いが、地形的にも険しいところも無さそうだ。ネット検索した限りは、余り歩かれている径では無さそうで、眺めも期待できそうにないが、足尾へ下れるだけでも魅力的なので、こちらに向かうプランにした。
実際に辿ってみると、三枚岩から古峰ヶ原湿原、深山巴の宿辺りまでは俗に云えばパワースポット、勝道上人をはじめとする修験者が辿った雰囲気がそこはかとなく残っていて、なかなか味わい深い。其処から先は、踏み跡が有るような無いような(あるのは恐らくはケモノ径だろう)、何となく茫洋とした尾根を黙々と辿ることになる。所々にヤマツツジや、ちらほらシロヤシオも咲いていて、意外と退屈せずに歩くことが出来る。
1,029.3m峰を越えると、あとは足尾に向かってまっしぐらに下ることになる。途中、テレビアンテナ塔があるところからは、足尾の街と周囲の山々を見渡すことが出来た。車道に出たら、通洞駅へ向かう。途中、期待通りにデーリーヤマザキがあったので缶ビールを買いに入ると、驚くほど商品陳列数が少ない。営業していることが奇跡の様だったが目出度く缶ビールは調達できて、首尾良く通洞駅前のベンチでグビットやった。

102 お世話になりました。7時4分
103 とりあえず方塞山の先、三枚岩まで戻る。
104 またフェンスに沿って移動。
105 およそ100mほど登り返す。
108 また三枚岩。8時1分
109 どちらも龍神。
110 何れの銅像も新しい感じ。
112 天狗の庭にしては少々狭くないか?
113 まだ暫く緩やかな下り。
116 やはりヤマツツジは蕾。
120 鮮やかなオレンジ色はレンゲツツジ。
123 車道のすぐそばにある避難小屋ってどうよ。
124 ここもあまり湿原っぽくない。
127 深山巴の宿に到着。8時52分
128 勝道上人修行の地。
130 いったん車道に出る。
134 ズミが咲いている。
136 標高が低いせいか。
139 辺りは落葉松林。
146 全体的にはやはり不作な感じ。
147 見えた白い山は奥白根山か。9時55分
148 これからだんだん高度が下がる。
151 暫し撮影タイム。
152 これもいいねと立ち止まる。
158 下界が近くなってきた。
159 まだヤマツツジ。
160 NHKテレビ塔に到着。11時13分
162 正面は黒檜山。
163 備前楯山は目の前。
167 眼下には通洞の町。
168 手すりは壊れかかっている。
169 こんなところに出た。あとは車道を移動。
170 商品がやけに少ないデイリーヤマザキで缶ビールをゲット。
171 通洞駅に到着。12時2分
172 駅前で、お疲れさんでした。

昨年のツツジの季節に、以前から気になっていた、井戸湿原に行ってみようかと思い立った。かなり交通の便が悪いところにあるので、その近くにある「前日光ハイランドロッジ」に泊まって行ってみることにした。ところが、2021年はコロナ禍による県外移動自粛が常態化してしまい、同時に地方自治体が管理する施設が軒並み休業、而して鹿沼市が管理している「前日光ハイランドロッジ」も休業、自動的に我々のプランも無期延期となった。
今年になり、昨年のプランをそのままスライドしてリベンジ。直前になるまで、果たして「前日光ハイランドロッジ」はホントに営業するのか気を揉んだが、結果的には、やっていた。。場所はゆったりした山容の横根山の中腹、近くには牧場もあって長閑な雰囲気のところだ。ところが行ってみて吃驚したのは、コロナ禍のせいで宿泊はひと組限定とのこと、つまり我々だけの貸切ということになっていた(山行記録はこちら)。
建物は、客室と食事と浴室とが別々になっている、ちょっとコテージ風。昔は小洒落た感じだったのかも知れないが、メンテナンスに余り金を掛けていないようで、だいぶ古びている感じは否めない。部屋のテレビもCRT(いわゆるブラウン管)形式である。それに、そもそも電波状態が悪いとのことで映らない。
それでも風呂は広々としていて(勿論、男女別)、Woodyさんと二人だけでは勿体ない。食事処も、30~40人ぐらいは入れる大きさで、三方向が窓なので解放感も悪くない。今日はそれ程いい天気ではなかったが、夕食時には皇海山や男体山などを望むことが出来た。
夕食のメニューはBBQ。自分の食材を自ら焼いて喰うスタイルは、コロナ禍向きだ。何れにしても一切、他人の気兼ねなく寛ぐことが出来て、申し分なかった。なお、目当てだった井戸湿原のアカヤシオ、シロヤシオはすっかり終わっていて、ヤマツツジやトウゴクミツバツツジなどが咲き始め状態、こちらの方はいまひとつだった。また機会があればチャレンジしてみたい。

007 新緑の季節。雨は降っていない。
008 沢を渡渉。
009 何やら煩いが、近くに射撃場があるせいだ。
010 バンバンぶっ放している音が聞こえてくる。
011 調べると古峰神社が所有しているらしい。
012 チラホラとヤマツツジ。
013 段々急になってきた。
014 もう両側とも雑木林。
015 径はちゃんとしている。
017 湿度が高い。
020 とにかく新緑の洪水。
023 ここで尾根が合流。
024 岩っぽくなってきた。
025 苔むした岩。
027 いい雰囲気。
028 急登はひと息。
032 Woodyさんも人に促されてTシャツ姿。
033 岩がゴロゴロある中で水が流れる音。
037 緩く斜上する。
041 三枚岩に到着。12時43分
045 この辺りがツツジ平。
046 ここも平ら。
047 この右が方塞山。13時3分
049 暫くフェンスに沿って歩く。
051 ひと気がない。車もない。
052 まさに牧歌的。
053 ここが前日光ハイランドロッジ。13時32分
054 宿泊はひと組限定。つまり今日は我々だけ!
056 彼方は袈裟丸山から皇海山までの峰々。
062 この下が井戸湿原。
064 アカヤシオはおしまい、ヤマツツジとレンゲツツジはこれからか。
067 ここで引き返す。
069 井戸湿原の木道。
070 おや、リュウキンカ。唯一、湿原らしい花。
072 それにしても、いるのは我々だけ。
074 場所はこんなところ。
075 湿原を横断。
078 象の鼻に到着。
080 さっき通ってきた方塞山。
082 見えてきた皇海山。
083 前日光ハイランドロッジの食堂に戻ってコレ。
084 Woodyさんはソフトクリーム。
086 今時珍しいブラウン管式TV。でも映らない。(T_T)
087 男風呂。これを二人だけで独占とは勿体ない。
088 カランは3つありました。
_5143340
089 風呂上りは部屋で缶ビール。
_5143339
090 夕日を浴びながら夕食。
091 夕食はBBQ。
092 夕焼けに浮かび上がる皇海山のシルエット。
094 【第2日目】朝散歩。
098 真ん中が宿泊棟。
100 朝食。7時からと聞いていたが、今は6時25分。
102 お世話になりました。7時4分

「ビアライゼ ’98」を出た後、同じ方向の電車に乗った二人が、ちょっと呑み足りない感じがあったので北千住に寄り道してみようか、ということになった。久しぶりに「千住の永見」はどうかなと思い、覗いてみるとガラガラだった。
この店は、小生が北千住に通い出した頃からの贔屓。北千住という下町呑み屋街をそのまま体現するような店である。少なくともコロナ前迄はかなり人気な店で、入れないこともしばしば。1階も2階も、それに目一杯、ギシギシに座るので、隣の席との距離が近い。それで、自然に声を掛けるようになったり、興が乗れば酒を勧められたりした。
今回は、コロナ禍になってから初めてだったので、緊急事態宣言などが連発した頃がどうだったのかは全く分からないが、少なくとも今日見た限り、コロナ禍前の活気は戻っていないようだった。どこでもOKという感じだったので、4人掛けのテーブルに収まる。
また喉が渇いたのでビール(大瓶520円)で潤す。そのあとは日本酒。やっぱりこの店に来たら日本酒だ。つまみは、久しぶりに千寿揚げ(520円)を注文。にんにくなし(470円)もあるけれど勿論、にんにく入りにする。基本、魚のすり身なのでさつま揚げと同じ系統。しかし、玉ねぎがたっぷり入っているところがちょっと違う。それにご飯のおかずならばともかく、酒の肴だったらにんにくが入らないといまいちな気がする。以前であれば帰りの電車の中では顰蹙を買うかも知れないが、今は皆、マスクをしているのでそれほど迷惑ではないだろう。
つまみにはもう一つ、鳥ナンコツつくね焼き(温泉卵付、470円)を頼んだ。これも鉄板な一品である。ここは他にも酒の肴が豊富なので、また是非来たい。

DSC_2253
DSC_2251
DSC_2252

つい先月、入ったばかりの「ビアライゼ ’98」にまたやってきた。この店の雰囲気が気に入ったせいもあるけれど、コロナ禍が落ち着いたとは云えやはり余り狭苦しい居酒屋などには入りたくない。ホントはテラスがあるような店が一番なのだがそうもいかないので、なるべく広い店がいい、だったらこのあいだ入った「ビアライゼ ’98」がいいだろうということになった次第。
参加メンバーはやはり以前の会社の先輩方々。今日も16時に仕事を終えた小生が一番乗り。着いてみると、やはり客は殆どいない状態。ところが予約が一杯入っているようで、半分以上のテーブルに予約札が置かれている。緊急事態宣言解除のせいか。とりあえず本でも読みながら、アサヒ樽生(715円)とトルティーヤチップス(495円)で1時間粘ることにする。
午後5時を過ぎるとチラホラと客が入ってきて、6時頃にはワサワサ人が湧いていつの間にか予約札が無いテーブルは全て埋まった状態。我々のテーブルもメンバーが揃ったところで乾杯。7時ぐらいにはもう予約札のあるテーブルにもそれぞれの集団が揃ってほぼ満席状態となり、かなり盛り上がった感じ。こうなると多少広い店であっても、余り落ち着いて呑めるという雰囲気ではない。
何となく吞むだけ呑んで、喰うだけ喰って帰りたい気分になってきたので、さっさと注文しよう。春キャベツ浅漬け(462円)とか山ウドの酢みそ(572円)とか、ビアホールらしからぬ料理を注文。メンバーが変わると頼む料理も変わるのが面白いところ。小生はやっぱりソーセージ盛り合わせ(1,430円)を頼み、ビールの後は赤ワインに切り替え。別の者は、メンチカツ(1,078円)とチャーハン(803円)などを注文。ビアホールのチャーハンがどんなものかと思ったが、至極真っ当なチャーハンが出て来た。
この店のメニューはそれほど多くは無いが、なかなか個性的なメニューを揃えている。それだけでもちょっと楽しめた。

DSC_2244
DSC_2245
DSC_2246
DSC_2248
DSC_2249
DSC_2262

昨日は虎ノ門方面に行って失敗したので、今日は新橋駅方面へ行ってみた。何となく中華料理気分だったので、柳通りにある「香味」に入ってみた。結構、客が入っていたが何とか入れた。大して広い店ではないけれど(20人ぐらいが良いところか?)、それなりに人気があるようだ。中国系のグループ客もいて、中国語が店内を飛び交っている。リトル台湾な感じ。
当然ながら、店員も中国訛りの日本語で注文を取りに来る。暫しメニューを眺めていると店員に「うちのお勧めはこれです」と云われて、決めたのが魯肉飯・麻油鶏麺セット(900円)。台湾鉄道弁当排骨飯(900円)にも惹かれたが、この頃、新橋で魯肉飯を食う機会が増えたせいか、この店はどうだろう、と気になったせいもあって前者にした。
先ずは麻油鶏麺が出てくる。「麻油」と云うから、胡麻油がたっぷりのスープかと想像していたが、想像と違って、鶏白湯風なスープ。具は鶏肉だけでとてもシンプル。よく見ると、スープ表面に被膜が出来ている程、鶏コラーゲンたっぷり。こんな濃厚なスープは初めてだ。でも塩味はかなり控えめ。麺は細打ちストレート麺。
次に魯肉飯が登場。ご飯の上に乗っているのは、豚角煮、肉そぼろ、煮玉子、高菜炒め。今まで新橋で喰った中で一番ちゃんとした味の魯肉飯、これだこれだ。塩味も丁度良い加減。八角の香りはやや控えめな感じでやや残念だが、これも日本人に合わせた味ということなのだろう。
それでも十分満足した。またここへ喰いに来たいが、その前に次回は、何とか台湾鉄道弁当排骨飯にしてみようと思う。

DSC_2242
DSC_2243

今日はちょっと日比谷方面へ行ってみる。いつのまにか「鶏そばPAITAN×PAITAN」はもう潰れていた。場所は悪くないし、味も良かったのに何故ダメだったのか良く分からない。それ程大きな店ではないので、コロナの影響だったとも思えない。その向かいにある「博多うどん・はし田たい吉」は普通に客が入っている。
外堀通りに出ると途端に店が少なくなる。通りの反対側も状況は似たようなものなので、そのまま虎ノ門方面へ。「竹泉」で蕎麦を手繰ろうとしたら外で待っている客がいるのでそのままスルー。蕎麦だったら、移動して再開したはずの「大坂屋砂場」はどうかと思い行ってみると、こちらも外に行列だ。
今日はなかなかスッキリと店が決まらない。そのまま愛宕下へ向かってみると、看板に「手作りカレーの店みやざわ」とある。さらに店の外壁に「たっぷりの野菜をグツグツ煮込んで小麦粉を一切使わず、云々・・・」と書いてある。すっかり蕎麦の頭になっていたが、あまりブラブラもしていられない。切り替えて入ってみることにした。
入ると、カウンター席だけが両側に並んだ細長い店。先客は5人ぐらいで、券売機で食券を買うシステム。店員はシェフ(?)一人だけの様である。ちょっと考えて、Aセット(手作りカレー普通盛+キャベツサラダ、750円)にしてみた。
出来上がると、取りに行くことになっているようだ。つまり店員は厨房から出て来ない。食べてみると判るのは、小麦粉ではなくジャガイモでとろみを出したスタイル。確かにあまり見ないカレーだが、それでも味は普通、ご飯の量も普通。キャベツサラダは敢えて要らない感じで、カレーだけ(650円)も良かった。

DSC_2241

今日のランチは、南桜公園の直ぐ傍にある店「びんちょろ」で、夜は居酒屋らしい。陽気が良くなってきたせいで、南桜公園で屯している輩が結構多い。普通のさらりーまんやOLに加え、工事用作業服を着たままの人、タクシーの運転手等々。
それが独りだったり、同僚と一緒だったり、彼女と彼氏だったり、グループだったりで、コンビニ弁当やおにぎりを喰っている奴、手製弁当を広げている奴、何処かの店の美味そうなテイクアウト弁当を喰っている奴、おしゃべりをしている奴、単に居眠りしている奴、ぼーっとしている奴等、様々で見ていて飽きない。
「びんちょろ」に入ったのは、単に空いていそうだったから。実際、直ぐに入れ、カウンター席に案内された。いかにも居酒屋っぽいというか、そのまんまな店内で、ちょっと照明も暗めである。頼んだのは、「カツを煮込まない」という枕詞が付いた特製かつ丼(900円)。
頼んだら、間も無く出て来た。カツを煮込まないとなると、ソースカツ丼を思い浮かべるが、ここのは明らかに違う。煮ていないカツの上に玉子焼きを載せて、最後にだし汁を掛けたイメージである。確かにこれだと直ぐに仕上がる感じだ。こんなカツ丼、見たことが無い。
ボリュームは普通、食べてみると味は悪くない。ただし、塩味は濃いめ(味噌汁も)である。だし汁は、かえしのカツオだしが利いている(味噌汁も)。ここの料理人が、親子鍋を仕入れるのをケチって、それが無くてもできるカツ丼を考案したのかも知れない。
煮たカツ丼が好きかどうかは人の好みによるかも知れないが、個人的にはカツに玉子が絡んでいないと何となく落ち着かない気がする。メニューを見れば、なんと冷製もあるらしいが、多分、頼まないだろうと思う。

DSC_2237

<a href="https://outdoor.blogmura.com/tozan/ranking/in?p_cid=11153197" target="_blank"><img src="https://b.blogmura.com/original/1323366" width="150" height="101" border="0" alt="にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ" /></a><br /><a href="https://outdoor.blogmura.com/tozan/ranking/in?p_cid=11153197" target="_blank">にほんブログ村</a>

「エビスバー」でビールと料理を楽しんだ後、所沢駅の改札口を抜け池袋線ホームへ移動。日曜日なのに何故か随分人が多い。特に、西武ライオンズのTシャツなどを着た輩が多いので、西武球場(今はベルーナドームというらしい)でデーゲームが終わったばかりのようだと気が付く。
西武戦直後のせいか、何故かやってくるのは急行と特急ばかりで、秋津駅に停車する準急とか各駅停車がやって来ない。なおちゃんにも付き合ってもらったので、漸くやって来た各駅停車に乗り秋津駅で途中下車して、ちょっと寄り道をしようということになった。
秋津駅に急行と特急が停まらないせいか、西武戦直後なのに駅前の居酒屋は何処も空いている。何処でも入りたい放題だったが、折角なので今まで入ったことが無い「筑前屋」へ入ってみた。店内にはやけに盛り上がっているオヤジ集団がひと組だけで、ガラガラだった。
そのオヤジ集団はかなり煩い。そのせいで他の客が入って来ない訳でも無いだろうが、客が少ないのは我々にも好都合である。もうビールは良い感じなので、ホッピー黒セット(473円)にした。つまみは、テッポウの辛味味噌だれ(1本165円)と冷やしトマト(418円)、マカロニサラダ(418円)にしてみた。
テッポウの辛味だれは余り見ることが無く、殆ど喰わないが、なかなか美味い。これはこれでアリだと思う。冷やしトマトもマカロニサラダも余り頼まないたぐいだけど、偶には喰ってみたくなるシロモノ。今日は精進料理とドイツ系料理を喰ったせいで、食べてみたくなったのかも知れない。
いつの間にかオヤジ集団は帰ったので、随分静かになった。日曜日の山行も悪くない。店を出た後、懇意にしている(といっても小生はほとんど食べない)ケーキ屋「ロートンヌ」はもう閉まっていた。日曜日は店仕舞いが早いらしい。

095 秋津でも途中下車。「筑前屋」に入った。
096 酔っ払いオヤジ集団以外、閑散とした店内。
097 豆もやしのナムルが普通に美味い。
098 ピリ辛だれのテッポウ。イケます。
099 たまには冷やしトマトも食べたくなる。
100 マヨネーズたっぷりのマカロニサラダも食べてみたくなる。
101 堪能しました。

「竹寺」の副住職の送迎車で、飯能駅に到着。道中、副住職の話は途切れることが無かったようだったが、いつの間にか途中で寝て仕舞い、気が付いたら飯能の市街を走っていた。程良いアルコールと、山中を走る車の揺れ具合が丁度良かったせいで、話が詰まらなかった訳ではない。
飯能駅に着いたら、汗を流す目当ては「奥むさし旅館」。駅前で電話したら「予約は出来ませんが、今だったら入れます」とのことで行ってみる。駅前から10分足らず。入るとさっき電話に出たご主人(?)が現れ申し訳なさそうに、たった今、女性6人が入ったので女湯は待ってもらうしかない、と云う。
入ったばかりであれば1時間ぐらいかかるだろう。そんなに待つ気にはならない。飯能で他に立ち寄り湯となると「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」だが、ちょっと遠い。そんなに汗は掻いてないし、だったら諦めるか、とまた飯能駅へ戻る。
でも流石にこのまま帰るにはちと早い(まだ午後3時前)。かといって、この界隈の居酒屋が開いている時間でもないので、とりあえず飯能駅から所沢駅へ移動。駅ビル(グランエミオ)の中だったら、こんな時間でも入れる店が見つかるだろうと物色し、「YEBISU BAR 」があったので入ることにした。
今日は日曜日。店内は結構、混んでいたが、何とか入れた。当然、この店に来るということは、皆、ビールを呑みに来るはず。当たり前だけど呑み助はそれなりにいて、そういう連中は必然的にこういう店に来るせいで、これほど混むということだ。我々もその仲間に入れて貰った。
「竹寺」を出てから暫く時間が経ったので、また喉が渇いたせいか、エビス・ザ・ホップ(660円)が美味かった。その後はビールからワインへ移行。つまみもいくつか頼んだ。そんな中で気に入ったのは、鶏唐揚げ紅生姜(3個704円)。紅生姜を鶏唐揚げに塗したもの。関西だったらこれはポピュラーなのだろうか?意外に美味い。これだったら、どの店でも出したらいいのにと感じた。

085 飯能のここで汗を流そうとしたが・・・
086 女子風呂が一杯とのことで諦める。
088 期間限定の「エビス・ザ・ホップ」は1杯600円。
087 所沢に出て「エビスバー」に入店。
089 おとなのポテサラ。
091 ソーセージ盛り合わせ3種。あらびき、ガーリック、チョリソー。
090 北海道産ロース生ハム。
092 軽く炙った鶏レバースモーク。美味いよ。
093 紅生姜を纏った鶏唐揚げ。
094 なかなかどれも美味かったです。

↑このページのトップヘ