立山・室堂三日目の朝は再び曇天だが、もう帰るだけだけなので別に気にならない。「みくりが池温泉」に別れを告げ、石畳の径を室堂まで辿る。まだ7時前だが、結構、歩いている観光客がいる。若者が集団で歩いていたりして賑やかだ。
室堂バスターミナルに着いたら、バス待ちの時間を利用して暫し土産物を物色する。との~は宅急便が必要なほど、段ボール箱1個分の大人買いをしていた。小生は2999(剱岳の標高)と書かれた帽子を購入。トロリーバスとロープウェイとケーブルカーを乗り継いで黒四ダムへ移動する。
毎度思うことだけれど、乗り継ぎは初めて利用する者にとってはそれなりに楽しめるだろうが、小生は些か面倒臭い。これを全てトロリーバス(≒車道トンネル)に出来なかったのは、技術的な問題(例えばトンネルにしたら傾斜がきつ過ぎる等)だったのだろうか(室堂の標高は2,450mに対して、黒四ダムは1,470m)。それとも乗り継ぎの度に、土産物屋とか食事処等で金を落としてもらう算段があったのではなかろうか、と邪推をしてみたくなる。
黒四ダムからはまた電気バスに乗ってやっとこさ、扇沢バスターミナルに到着。天候が回復してきたこともあって、我々とは逆に黒四ダム方面に向かう電気バスを待つ人々の行列が凄い。
そんな喧騒を尻目に、我々は長野行バスの待ち時間を利用して、レストハウスでひと休み。広々としたレストハウスに我々3人以外の客は無し。ここへ入るのは14年ぶり?(立山、剱岳を登ったとき以来)かと思われる。
レストハウスの窓から見えるのは、これまた車でほぼ一杯になった広大な駐車場。これだけの数でやってきた観光客が皆、凡そ1万円近いアルペンルート通行料金を支払っているのか、すると関西電力(の子会社)には億単位の日銭が入る訳かと算盤を弾いてみる。凄いなあと単純に感心した。

148 朝の黒四ダム。

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152 バス待ちで一杯。

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