何年も前から高尾山口に温泉ができるという話は聞いていたが、掘削工事に随分難航したようで、漸く昨年の10月27日に開業した。それから、早3ヶ月。開業直後の賑わいは一段落しただろうし、かつ待ちに待った降雪直後なので、それに応じて客足も鈍るだろうとの読みから、景信山から小仏城山、高尾山を経て「京王高尾山温泉」にやってきた。景信山は、それこそ2014年大豪雪(その記録はこちら)での敗退以来と云うことになる。
今シーズン最初の雪の感触を確かめた後、稲荷山コースを駆け下って高尾山口に到着(山の記録はこちら)。門前のそば処には目も呉れず(そう云えば、この界隈の蕎麦は久しく手繰っていない。今度、確認しに来るか)、高尾山温泉へ直行。高尾山口駅の北側なので、いったん、駅を通り過ぎて東側から回り込まないと入れないかと思っていたら、線路の車止めの西側を通り抜けられ、かなりショートカット。
さすがに満員御礼と云うことはないが、その辺の日帰り温泉に較べれば遥かに賑わっている。尤も、今日は寒さや積雪を厭うハイカー達は、高尾山へやってこない訳で、当然、ここにも現れない。ここに集まっているのは、寒さや雪に耐性をもつ、多少物好きな連中である。それでもこれだけの客がいるのは、やはりミシュラン☆☆☆だけのことはある。ゴールデンウィークや秋の行楽シーズンには、いったいどんな状態になっているか推して知るべし、だ。
自動券売機に1,000円を入れ、券をフロントに渡す。靴箱の鍵を渡す必要はない。曲がりくねった廊下を進むと左手が食事処、風呂場は2階にある。脱衣所はまずまずの広さ。みなさん、山帰りのリュックサックは、ロッカーの上に載せている。ロッカーがあまり高くないのは、その辺を配慮しているのかも知れない。
洗い場も狭いと云うことは無い。でも、ロッカーが一杯になるほど客が来たら、順番待ちは必定だろう。風呂場は内湯が2つ、露天風呂が4つあった。それほど大きくは無いので、どこもせいぜい10人が限界か。今日はゆったり入れる。
風呂上がりは食事処へ直行。結構、埋まっていたが、なんとか6人が座れるテーブルを確保できた。一人で生ビールを呑んでいると、(テーブルの)半分いいですか?と聞かれるが、丁重に拒否する。やがて次第に皆集まり、ホッとする。混雑時はさぞ激しいテーブル争奪戦が繰り広げられることだろう。たいてい先頭を切ってやって来る小生としては、想像しただけで気が重い。たぶん、次にここへ来るのは、また雪が降った後だろうと思う。

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