最低8つの保険用語を覚えておこう!

最低8つの保険用語を覚えておこう!

保険用語というのは理解をするのがなかなか難しく、とてもややこしいものです。

特に学資保険については満期学資金や返戻率など、他の保険とは違った保険用語をよく見かけます。

このような保険用語の意味を把握せずにわかったふりをして契約してしまうと、自分の希望していた内容の保険とは全く違った内容の保険であったりします。

契約する前の説明でわからないことがあれば絶対に質問するようにしましょう。

そこで、まずは学資保険の保険用語の中でも最低限覚えておきたい基本の用語について説明していきましょう。

以下の8つの保険用語を理解しておけば、随分と保険についてわかりやすくなります。

学資保険に加入する前にこれらを理解しておくことで契約ミスを防ぐことができますし安心ですね。

また加入されている方でも一度自分の学資保険について見直すつもりで、保険用語の意味を今一度確認してみて下さいね。

その1:保険契約者

保険契約者とは保険会社との契約を結ぶ人のことを言います。

つまりこれを読んでおられるあなた自身が、子供さんを保障するための学資保険に加入しようと考えているのであれば、あなた自身が保険契約者となります。

学資保険の場合、万が一保険契約者がなくなった場合には保険金を受け取るのは被保険者になります。つまり親が契約者であり被保険者が子供である場合は、親に万が一のことがあれば子供に保険金が支払われることになります。

その2:被保険者

学資保険の保障対象となる人のことを言います。

つまりあなた自身が子供さんの万が一の死亡やケガ、病気などの保障を目的とする学資保険を検討しているのであれば、子供さんが被保険者となります。

学資保険の場合は保険契約者が万が一亡くなってしまった場合には、被保険者に保険金が支払われることになります。また被保険者が病気やケガをしたり、亡くなってしまった場合に保険会社から保険金や給付金が発生します。

例えば・・・
保険契約者:奥さま
被保険者:子供さん
としましょう。

奥さまが万が一亡くなってしまった場合には保険金が下りるのに対して、ご主人が病気や事故で入院をしても保険金は下りません。

つまり学資保険では保険契約者と被保険者のみに対しての保障しかありません。主に収入となるのがご主人のお仕事であれば、保険契約者はご主人にしておいた方が良いと言えます。→学資保険の名義人を決める

その3:受取人

受取人とは保険金を受け取る人のことを言います。

学資保険に限らずたいていの保険において、受取人とはイコール被保険者、もしくは保険契約者になります。

学資保険に例えますと、保険契約者が親であり、被保険者が子供であるのが一般的ですから親が亡くなった場合には子供が受取人となります。

その4:保険料

保険料とは保険契約者が保険会社に支払うお金のことを言います。

つまり保険商品の料金のことです。保険料は保障の内容によって金額の差は大きく、学資保険に加入するときの契約者と被保険者の年齢によってもかなり違ってきます。

基本的に保険料は加入するときの年齢が低い方が安くなります。学資保険も他の生命保険などと同じで、保険料を支払っていないと満期学資金を受け取ることができないので注意しましょう。

その5:満期学資金・祝い金(給付金)

満期学資金とは、学資保険において契約期間満了時に保険会社から支払われるお金のことです。

保険会社によっては満期保険金と称しているところもあります。

祝い金というのは、満期までの間で資金が必要になる子供の年齢に受け取れる商品が主で、給付金の一種です。

祝い金とは子供が進学する時期に合わせている商品が多く、進学の御祝という意味を込めているためこのように呼ばれているのです。

満期学資金も祝い金も保険料をきちんと支払うことを条件に支払われます。また学資保険においては、被保険者が契約の対象であるケガや病気、また入院した場合や死亡したときに給付金が発生します。

あくまで契約の対象である内容についての保障ですので、それ以外の病気やケガなどをしても支給はされないので、契約時に保障の対象をよく確認するようにしましょう。

その6:返戻率

学資保険の商品を選ぶときに返戻率が100%を下回っていないかどうかというのが一つのポイントとなります。

この返戻率というのは、満期学資金に対しての保険料の総支払い額の割合のことを言います。

例えば満期学資金が500万円の商品の保険料の総支払い額が520万円だとすると、返戻率は96.1%となります。

計算式は満期学資金÷保険料の総支払額×100となります。

返戻率がこのように100%を下回っている商品というのは、実際に貯蓄性がないということになり資金を貯蓄することを目的とするには向いていない商品となります。→2015年の学資保険返戻率ランキングはこちら

その7:元本割れ

元本割れというのは返戻率が100%を下回るものを言います。

つまり保険料の総支払額が満期学資金よりも多くなるものを元本割れすると言います。

学資保険においては保障が手厚い商品にこの元本割れになるケースが目立ちます。せっかく加入するのであれば元本割れになる商品は避けたほうが良いですね。

その8:育英年金

育英年金とは保険金の一種であり、学資保険の場合の保険契約者が万が一亡くなった場合、その日から保険期間満了まで被保険者へ支払われる給付金のことを言います。

学資保険の商品で育英年金が付いているものは保障型と言われており、保険料は比較的割高になり貯蓄性にはやや欠けてしまいます。
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