学資保険を必要保障額から選ぶ

必要保障額から選ぶ

学資保険でいう必要保障額とは、満期時に受け取れる給付金の金額や、保険期間満了までに受け取れる給付金の合計のことを言います。

保険金の受け取りプランは保険会社によってまちまちなので、自分の考えに合った商品はどれか、一つひとつ比較する必要があります。



例えばアフラック夢見るこどもの学資保険では、基準学資年金を100万円にしたとき、保障額は15歳のときの50万円、17歳または18歳で満期金100万円、さらにその後3年間で毎年50万円ずつ受け取れ、合計で300万円となります。

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日本生命のニッセイ学資保険には、「こども祝金なし型」と「こども祝金あり型」の2種類のプランがあります。基準額資金を100万円にすると、「こども祝金なし型」では18歳に100万円、その後3年間毎年50万円ずつで計250万円。「こども祝金あり型」では、5歳・11歳・14歳時に20万円がプラスされ、計310万円受け取れる計算になります。

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保障額の高さは払い込んだ保険料に比例するものですから、手厚いリターンを求めるなら支払う保険料も高くなるのが通常です。

このような教育資金としてのまとまった給付金とは別に、学資保険の保障額には生命保険の要素を含んだものがあります。

例えば保険契約者の万が一の死亡に備えた死亡保険金や、被保険者への育英年金なども保障額のうちに入ります。

保険契約者だけではなく、被保険者の万が一の死亡や病気やケガなどに対しての保障も同じですね。

このような生命保険や医療保険の保障部分も充実した学資保険であれば、他の医療保険などに入ると重複してしまうのでもったいないということになります。

ということはいくつも保険をかけもちして加入することを考えれば、学資保険一本にしぼり必要保障額の充実した商品を選ぶ方法がおすすめです。

ただ注意をしたいのは保障額、つまり給付金や保険金は、きちんと保険料を支払っている場合のみに下りるということです。

途中で解約をしてしまったり、何ヶ月も保険料を滞納していると給付を受ける権利を失ってしまうということを忘れてはなりません。

あまりに必要保障額を手厚い商品にすると、毎月の保険料も高額になることが予想されますから家計ときちんと相談した上で必要保障額を設定するようにしましょう。
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