2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
『驚異の百科事典男 世界一頭のいい人間になる!』という本を読んでいます。だいたい700P中の500Pまで読みました。ブリタニカ百科事典という、アメリカにおける百科事典の代表格的存在を、AからZまで読みとおすという試みです。これがもうめちゃくちゃ…
小説家の新城カズマ著。タイトルから内容がまったく想像できなかったのでどうなることかと思いきや、面白かったです。グーグル論、というよりかはグーグルによるグーグルブックサーチ、世界中の本をネットに収納してアクセスできるようにしてやるぜぐははと…
昨日公開? レイトショーでいったせいかお客さんは20人ぐらい。あらすじ 弘化元年九月明石藩江戸家老間宮図書が老中土井大炊頭の門前で割腹し果てた。間宮の死は藩主松平左兵衛斉韶の暴君ぶりを訴えていた。斉韶は将軍家慶の弟君、この事件は時の幕閣を動揺…
著・水村美苗 話題沸騰した本書。たしか、いたるところで本書を肴に議論が起こっていたような気がする。そして本書における水村美苗氏もそうだし、本書に対する熱い反論『日本語は亡びない』という本が同じ筑摩書房から出版されることなども含めて、日本人は…
『ネガティブハッピーチェーンソーエッジ』『NHKへようこそ』の滝本竜彦氏の新作、とはいっても初出は2004年。大変面白かったです。この滝本竜彦さんというのは、対して作品数を出していないにも関わらずネットでは多々話題になる作家さんで、ネガティブ〜し…
現代(2010年)において存在しない国を売ろうと思ってもどだい無理な話だが1800年代、19世紀のころはそうではなかった。そうではなかったといっても途方もないほどの努力と設定構築と計算が必要なのは言うまでもないが、今のように飛行機が存在しない世界で…
こっからは僕が読んでて面白いなー凄いなーと思ったところをあんまりネタバレしないようにちょっとだけ書いて行きます。たぶんもう一回ぐらいエントリを書くはず。 1.歴史上の人物が入り乱れる 歴史を再現するとはいっても、当然過去とは違うわけであって何…
『終わりのクロニクル』などで知られる川上稔さんの『境界線上のホライゾン』の一巻を今更、読みましたらこれがまた非常に面白い。もうめちゃくちゃ面白いと言ってもいい。ただやっぱり分厚い。分厚すぎる。一巻の上巻があとがき含めて543P。下巻が771Pで余…
最初は、人類だけで機械はなかった。それから、人類は機械を手にした。そしてついに、機械だけで人類はいなくなった*1 いやあこれは凄い。21世紀における戦争の、革新的な部分を「ロボット」に認めて、その全体像を語っていく。第一部ではどのようなロボット…
僕は、過去に幾度かジャンプ感想を書いてきたのですがどうにも大変な疲労を蓄積し、また書くのに時間がかかりすぎるのとメタリカとかSWOTとか少年疾駆とか、未来を見るまでもなく打ち切られることが分かりきっている漫画を読むのと感想を書くことに勝手に疲…
適当に掲載順にいくとまずナルトですね、ナルト。正直言ってあんまりよんでいないのでこの二人が何で戦っているのか、二人の能力とかさっぱりわからないんですけど、六千億枚の起爆札って普通に凄いですよね。たとえば折り鶴だって六千億枚おろうと思ったら…
著者はイラン人で現在はヨーロッパ在住のファルハド・ホスロハヴァル。イラン問題における権威だという。どうでもいいのだけれども、イスラム世界、イラクとかその辺の人達の名前は日本人からすればちんぷんかんぷんすぎて名前がいっぱい出てきたけどさっぱ…
著ビル・カポダイ&リン・ジャクソンという二人のピクサー信者によって書かれたピクサーの解体本。ピクサーとは言うまでもないけれど、トイストーリー、ニモ、バグズライフなどなどを作ってきたアニメーション制作会社であり、いかにしてピクサーが独創性あ…
伝記作家として知られるスーザン・ドウォーキン氏による、科学ノンフィクション。しかし内容はひとりの超人的な人物を追うことで進展していき、一種の自伝のようにも読める。その超人的な人物が誰なのかと言えば、遺伝子銀行家であるベント・スコウマンであ…
『ロボット兵士の戦争』という、未来の戦争はロボットが主役となることを預言するような一冊を読んでいたら、レイ・カーツワイルについて一章を割いていたのですが、これが読んでみたら圧倒的に面白い。レイ・カーツワイル氏は発明家であり研究者であり未来…
日本で今飼われているニワトリの数は約三億羽で、世界中に散らばっているニワトリを合わせると百十億羽になるという。およそ人間の二倍であり、数だけでいったら人間よりもニワトリのほうが地球の住民としては力が強い。これはどんな家畜も及ばない圧倒的質…
ブログをどうやって書いたらいいのか突然わからなくなった! とにかく何か書いてリハビリしなければ! と焦って今これを書いているのですけど、きがついたらこのブログも書き始めてから三年目です。今日がその日というわけじゃなくて7月のまん中あたりから…
ちまたには多読・速読を執拗にすすめる本が溢れかえっているけれども、読書は速ければいいというものではなく、読み終わってすぐに忘れてしまうようなのは「読んだ」とは言わないのです。読書とは読み終わることに意味があるのではなく理解することに意味が…
舞城王太郎による中・短編集。本書は表題作のイキルキスの他、鼻クソご飯とパッキャラ魔道の二編を加えた合計三編によって構成されている。どの短編も、恐ろしくとがっていて、文体もキレまくっていて、要するにいつもの舞城王太郎だった。傾向としてはどの…
著:堀井憲一郎。尊敬するおちゃらけブロガーのちきりんさんが ここで→若者殺しの時代 - Chikirinの日記本の紹介をしていて、ほうほう面白そうですなと思って読んでみたら面白かった。2006年に出た本で、こうして古い本を紹介してもらえるのは機会として…
新しい職場に初めて出社した日、 嶋はエレベーターで二日酔いの男と一緒になる。 それが、新しい上司・外川との出会いだった。 無遠慮で図々しいように見えて、 気遣いを忘れない外川に惹かれる嶋だが、 傷ついた過去の経験から、一歩踏み出せずにいる。 一…
本日は9月6日(くろ)ということで、黒髪ロングイベントが開催されております。詳細はこれです→【募集】黒髪ロングイベント開催のお知らせ - 水星さん家なんとなく「おもしろい! やります!」といったものの、よく考えたら僕は別に黒髪ロングがそんなに好き…
主人公は女子高生あたりの女の子、香緒里で弟と妙に仲が良くて一緒にお布団で寝たりする。姉萌え小説でもある。父親は浮気を繰り返す最低男で弟はビッチに振り回され自分は自分で人間の精神に興味を持ち始める。──冬木糸一が自分で書いたあらすじ 舞城王太郎…