2023年09月 | Page 1 | けくこの生存記録
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名古屋市博物館で「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」と常設展を見てきた

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09 /23 2023
こんばんは。
来月の出勤がすべて夜勤になった毛杞です。

体調面でいうと、昼夜がしょっちゅう逆転するよりはマシなのですが、
休みの日に遊びに行きづらくなってしまいますね。
名古屋市博物館外観

さて、ここは名古屋市博物館です。
目当てはこれ!
百鬼夜行展パネル
特別展である、「水木しげる生誕100周年記念 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」です!

私は児童書の怖い本や『地獄先生ぬ~べ~』を読んだ影響で、幼い頃から妖怪がとても好きだったのですが、どうも切っ掛けがなくて、ずっと鬼太郎の漫画を読んでいなかったのですね。
その後、卒論で必要になったのでいい機会だと思い『水木しげる大全集』を全巻読破したのですが、

めっっっっっっちゃくちゃ面白い!
そのうえ絵が素晴らしい!

ということで、水木しげる先生の作品のファンになりました。

それはそうと、この展示。
去年の夏に東京でやっていた特別展が巡回してきていたもので、
実は、私はそれも見に行っていたのですが、
展示のタイトルが全く同じだと言うことに気づいていなかったため、
別の内容だと思い込んで行ったのです。

中に入った時点大体同じだとわかりましたが、まあ、良いものは何度見ても良いですからね!


展示内容は、水木しげる先生がどのような人生を送ったのかの解説、生原稿や収集されていた資料の展示、そしてたくさんの妖怪画の原画。

妖怪画は本当に見応えがあります。改めて言うことでもないと思いますがとにかく画力がすごい。
『海坊主』の船の書き込みはビビるくらい細かい。海坊主の迫力もあって帰りにポストカードを買いました。

もちろん皆様おなじみのぬりかべ、一反木綿、砂かけばばあ、子泣きじじいたちもいました。
ぬりかべ像べとべとさん像あとでっかい像も何体かありました。
ヌッと立ってるぬりかべと、楽しそうなべとべとさん。
撮影可能だったもの以外だと、おとろしの像は今にも動き出しそうで怖かったです。

このブログを書き上げた時点であと二日ですが、いける方は是非。おすすめです。







ここからは常設展示の話です。

実は、来てすぐにこの掲示が目に入ってびっくりしました。

名古屋市博物館休館のお知らせ
なんだってー! まだ2、3回しか来たことないのに!!
特別展示の兵馬俑を見に来たとき以来なのに!


そんなわけで、改めて常設展示をゆっくり見ることにしました。
特別展示を見ていると常設展示が無料で見られてお得ですね。

でらますコラボ看板

でらますコラボの看板もありました。プロデューサーさんらしき方もたくさん来ておられました。


さて、常設展示ですが、特徴的だなあと思う部分がありました。

といっても私はそこまで博物館に詳しいというわけではありませんので完全に私見ですが・・・・・・


これを見てください。

重なる銅鏡

銅鏡です。重ねて展示してありますね。

これは、「複製」だから可能になっている展示方法だと思います。貴重なものだと離して展示されますからね。

名古屋市博物館は、複製品がとても多いと感じました。

これも、虎の屏風

これも、

しゃちほこ複製

これはわかりやすいですね↓仁王の頭

仁王像の頭です。石膏で作ったのでしょうか。


もちろん本物もたくさん所蔵されています。

天正大判

欲しいぜ!

本物という話で言うと、写真は撮りませんでしたが、発掘された縄文時代の人骨が特に印象的でしたね。

掘り起こしたそのままの形で持ってきたのだとガイドさんがお話しされていました。


さて、複製品が多いというのは決して悪いことではありません。


一番大きいメリットは、本来そこに持ってくることが難しい貴重な品を、いつでも! じっくりと! 見られることです。


大学時代に学んだのですが、ずっと展示していると劣化してしまうので、

基本的に展示品は、たまに展示替えをして休ませるのだそうです。貴重なものほどそうですね、材質にもよりますが。

つまり見られない期間があるのです。


複製でしたらそこまで神経質になる必要はありません。


さらに、個人的にとてもうれしいのは、触れるものもあること!

本物の展示品1

こちらは本物で・・・・・・

複製の展示品1複製を触る

こちらが触れる複製品!軽く動かすと、中で鈴の中の小石がガランと動きました。

こんな体験はなかなかできませんね!


「常設展のこれまでとここから」というコーナーで、この博物館の常設展の歩みとこれからの計画が見られるのですが、

そこでも複製品について触れられていました。

休館に入るまであとちょっと。是非見てみてください!



また、特別展示と連動した展示もありました。写真を一枚だけ・・・・・・。

猩々

ニッコニコの猩々(しょうじょう)です。

このほかにも、カッパの掌(!?)なんかがありました。おすすめです。


紹介しきれませんでしたが、

ほかにもからくり人形の山車とか、この上なく美しい七宝の香炉とか、昔のお菓子とかクレヨンとクレパスとか、埴輪がかわいい古墳の模型(ちっちゃい)とか、いろいろありました。



さて、休館に入るまであと一週間くらい。皆様も是非足を運んでみてください!




弥勒菩薩半跏思惟像

弥勒菩薩半跏思惟像の複製もキミを待ってるぞ!

毛杞(けくこ)

日々を這いずりながら生きています。