そろそろガスシールを完成させて、次の弾頭用ワッズ作成に移行したいです。
動画はこちら。
ガスシールのガスを受ける側の形状問題
今までガスシールのガスを受ける側の形状はすり鉢状(お椀型)にしていました。
そのほうがガス圧を余す事なく弾頭まで伝えられると思っていたから。
ガスシールが硬い頃はそれでよかったのですが、使用するレジンをAnycubicタフレジンに変更したところ、今までのすり鉢状ガスシールではガスが抜けてしまうようになってしまいました。
長いクッションのガスシールでそれが発生したので、ガスシールの回転とかではなく、ガスシールが割れてしまっていると思われます。
そういう訳で、ガスシールのガスを受ける側の設計をやり直す事にしました。
といっても、すり鉢状にする前には色々なガスシールの形状を試していたので、作るのは難しくありません。
設計時間は2種類で10分くらいですかね。
今回作成したのは、
- ガスを受ける側の形状が真っ平
- ガスを受ける側の形状が凸状
凸状のイメージはBPIのとあるガスシールっぽい感じです。
ただ凸を急角度で設計してしまったので、BPIのガスシールよりかなり不恰好。
クッションは前回作成したのとほぼ同じ形状。(括弧内は管理用名称)
- 20mmピッチ(2)
- 30mmピッチ(3)
- 20mmピッチを短くした(5)
- 前回作成したちょっと厚いクッションを短くした(75)
の4種類。
合計8パターンを3Dプリント。
レジンはAnycubicタフレジンの透明緑。
ちなみにもう3本目突入してます。
弾を80発作成した
8パターンも3Dプリントをしないといけないので、それぞれ何発ずつ撃つかが問題。
なんせ、ガスシールは1回の印刷で2時間以上かかるから。
とりあえず10発ずつなら、1回の印刷で2パターン分印刷できる。(24個まで同時印刷できるので)
という感じで、それぞれ10個ずつ作成することにした。
ワッズは3回印刷したので4-5時間、ガスシールは8時間-9時間。
3Dプリントだけでも1日がかりです。
印刷が終わった次の日には手持ちの弾頭を使用しての弾作り。
手持ちの弾頭は在庫が結構ギリギリだったので、34グレイン・35グレイン・36グレインと幅広く使うことになってしまった。
それで残りはあと3発・・・
火薬はHODGDONのLONGSHOTの35グレインと36グレインで作成することにした。
雷管はFEDERAL209Aで、ショットシェルケースはRXP RS。
RXP RSはちょっと裂けてたりしたのも使ってしまったので、微妙に精度に影響あると思います。
ガスシールが割れてる?
今回作成した5と75の短いガスシールは、ショットシェルケースに入れる時に若干キツかった。
クッションがケースに引っかかっているからか、ガスシールを押し込むときに「ペキ」っと音が鳴ることがあった。
多分だけど、ガスシールとクッションの結合箇所が伸びて割れてる。
この部分は設計上一番弱いところで、クッションを調子に乗ってグニグニ潰していると、ここが割れる。
まぁ、短いクッションは「使えたらいいな」程度のもの(作成コストが減るから)なので、ダメならダメで仕方ない。
射撃結果
とりあえず一番良い感じだったのは、平たいガスシールの30mmピッチクッションの36グレイン。
4発までマトのセンターにある50mmの白丸にかかっている感じだったけど、最後に少し飛んだ。
凸ガスシールの30mmピッチ36グレインも悪くない。
30mmピッチの36グレインはどちらも似たような集弾。
1発だけ少し飛ぶのはショットシェルケースの問題かもしれない。
短いガスシールは75はガスが漏れるので問題外。
クッション肉厚はダメっぽいのが判ったので、結果は無駄ではない。
5もガスが漏れた弾があったので、やっぱりショットシェルケースに入れる時に割れていたかも。
ちなみに5のベースは20mmピッチです。
短いクッションは印刷時間やコストが下がるメリットがある。
今回精度が良かった30mmピッチの短いバージョンを作ってみたいところ。
最後に一言
弾頭の在庫が切れたので、弾頭を作らないといけないですね。
とりあえず200発は欲しい。
次回は弾速の計測をしたいし、一番まとまる火薬量も探したい。
35.5から37.5まで25発作ってみるかな。
あと30mmピッチの短いクッションも同じだけ作ってみるかね。
弾速用で36グレイン5発、100m用で36グレイン5発。
合計60発が次回の射撃予定です。