海外航空券を買うのはいつがいいのか問題
海外旅行好きな皆さんは、国際線の航空券はいつ買うのがいいかご存じですか?
2019年までは『海外旅行と言えば5か月前か直前に買うのが一番安い』というデータが出ていました。
ただ、そんな定説はコロナが流行ってから過去のものへと変わってしまいました。
今回は感染症の大流行で変わってしまった航空券の事情についてです。
LCCの駄目なところリストはこちらから、
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個人手配の海外旅行で気を付けることはこちらからどうぞ。
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2019年以前とこれからの航空券の話
航空券を買うのは5か月前か直前がベストというのは、今は昔。
理由は主に2つあります。
- 国際線の便数が2019年水準に戻っていない
- それなのに航空券自体を高く設定しているため安売りする必要がない
現に福岡⇔仁川はコロナ明けの2023年から一年半経った今も便数を戻せていません。
- 2019年まで … 一日6便
- 2024年現在 … 一日3便
コロナ前までは10時台、12時台、14時台、16時台、18時台、20時台と2時間に一本出ていました。
それが今は10時台、15時台、21時台の3便だけです。
更に急激な物価高に伴い、フルサービスキャリアもLCCも現在の運賃は倍に!
福岡⇔仁川に関しては
往復でこれだけ上がりました。
その影響を受けているのは専ら庶民です。
FSCが高すぎて「日本⇔韓国ならLCCで飛んじゃえ!」というのが普通になりつつあります。
悲しい…
日本⇔東南アジアの中距離路線でも、以前はFSCで5万円程度で往復できたのに。
①一年~半年前
ここから本題!
国際線の航空券を買うならいつがいいのか、です。
まずは一年前。
FSCは各国の首都や大都市との定期便は一年前でも大体買えます。
≪例≫
などですが、例外もあります。
新規就航したばかり、またはこれから就航するような便では国の許可がギリギリまで下りない可能性があるからです。
半期ずつの次期定期便の申請がまだ通っていない場合、一年前でも航空券を買うことはできません。
(*夏季→3月下旬~9月下旬、冬季→9月下旬~3月下旬)
結論としては、何十年も運航しているような明らかに需要がある路線は一年~半年前に買うと安く上がります。
②半年~3か月前
次は皆さんが旅行の計画を具体的に考え出す半年前~3か月前です。
ガチの旅行マニアは遅くともこの時期に航空券を押さえます。
理由は冒頭で言及した通り。
国際線の便数がコロナで減った完全に回復しておらず、運搬する旅客数の母数が減ったままだからです。
福岡⇔仁川の例を見て旅客数をざっくり計算してみましょう。
【2019年以前】
1便300人✖一日6便=18,000人
【2024年】
1便300人✖3便=9,000人
概算だと見事に半分ですね。
ただ3便の内2便は200人も運べない小型機。
実際のところ一日800人くらいしか乗れないということです。
運べる人数は減ったのにビジネスや観光で飛行機に乗る人の数が増えたらどうなるか。
「飛行機の席が足りない!」
でしょ。
運搬できる人数が減った上に需要が戻ったら、席が余るなんてまずないってこと。
行きたい国や都市があるなら半年くらい前にパパッと押さえちゃいましょう。
③3か月~2か月前
このくらいの時期になると、海外旅行好きは既に航空券を押さえています。
残席の状況によって価格が変動し始める時期でもあります。
- GW … 2月~3月
- お盆 … 5月~6月
- 年末年始 … 9月~10月
これらの時期に該当の航空券を買おうとすると、乗り換え時間が短いものや朝昼便は売れてしまいます。
乗継時間が20時間とか、深夜便しか残っていないということも。
同時に価格も徐々に上がり始めます。
半年前なら10万円以下で買えたのに、2~3か月前には2~5万円高い!なんて普通です。
安くていいスケジュールの航空券をこの時期に買えたら寧ろラッキーかも。
④直前
2019年までは売れ残りを捌くため、3週間前くらいになると航空会社が安く売り出すことがありました。
東京⇔NYが8万円!とかね。
このような価格帯で出ることはもうないだろうな。
航空券は値段が上がったら上がったままですよ。
もし航空会社の国で戦争などが起これば、大量のキャンセルが出て安く売るかもしれないという程度です。
まとめ
行きたい旅行先といい航空券を見つけたらキャンセル規定をよく読んで即買うべし。
そのためには普段から節約して、いつでも旅費を払えるようにしておくべし。