歴史探訪と温泉 2022年05月01日

光明寺(三代豊国五渡亭墓)

○光明寺 江東区亀戸3-42-1

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「江戸切絵図」

 光明寺、普門院と並んでいます。

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<二世歌川豊國の墓>

 初代豊国の養子だった歌川豊重が「二世豊国」を継いでいましたが、国貞は豊重への不満から「二世豊国」を名乗りました。
 このため、本郷に住んでいた豊重を「本郷豊国」、亀戸に住んでいた国貞を「亀戸豊国」とも呼ばれました。
 現在では、先に二世を名乗った歌川豊重は二世歌川豊国、次いで二世を名乗った歌川国貞は、三世歌川豊国と呼ばれるようになっています。

(石標柱文)
「二世豊國は本名を角田庄蔵といい初代豊國の弟子となり今の五之橋付近の竪川五ツ目の渡し舟の株を持っていたから五渡亭國貞と称し芝居絵風俗にすぐれ多くの作品を残したが天保十五年二世豊國を襲名し元治元年十二月十五日七十九歳にて死去光明寺葬られた
  昭和三十三年十月一日 江東区第十五号」

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<地蔵堂>

 山門入ってすぐ右手に地蔵堂があります。地蔵堂には、三体の地蔵尊が祀られています。

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<松植紀年之碑> 江東区文化財

 地蔵堂の左手前に大正5(1916)年銘の 「松植紀年之碑」があります。

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<水盤> 江東区文化財

 文化10(1813)年銘の水盤です。

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<延命地蔵尊碑> 江東区文化財

 地蔵堂の前の植栽に文久3(1863)年銘の「延命地蔵尊碑」が建っています。

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<庚申塔> 江東区文化財

 地蔵堂の右手にある延宝4(1676)年銘の庚申塔です。三猿の陽刻が見えます。

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<戦災殉難者之碑/戦災殉難者慰霊地蔵尊>

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<市場通笑碑> 江東区文化財

 境内左手の植栽に、市場通笑碑があります。市場通笑(1737(元文2)年〜1812(文化9)年)は、黄表紙作者、俳人。通称は小倉屋小平次。碑は、東京大空襲のため破損しています。

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<未確認の碑>

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<奉献石燈籠> 江東区文化財

 厳有院殿(徳川4代将軍家綱)の寛永寺奉献石燈籠が一基あります。越後国新発田藩4代藩主、溝口重雄(宣廣)の奉献です。溝口重雄は、初め宣廣と称していましたが、のち、将軍世子徳川家宣の「宣」を憚かり重雄に改めています。

 「奉献石燈籠両基
  東叡山
  厳有院殿尊前」
  延宝辛酉九(1681)年五月八日
  越後国新発田城主
  従五位下信濃守源姓溝口氏宣廣」

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<本堂>

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<三世歌川豊国(国貞)墓> 江東区史跡

 墓地に三世歌川豊国(国貞)墓があります。本堂の右手、三界万霊塔の手前の通路左手にあります。

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 左の墓石台石に「五渡亭」、右の墓石台石に「歌川」と刻まれています。三世歌川豊国(国貞)は、本所五ツ目の渡し場付近に住み、渡船の株を持っていたので五渡亭を名乗っていました。

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 右手の墓石
 「三香院豊國壽貞信士 明治十三年七月二十日
  圓琺院野山妙璧信女 明治廿五年三月廿三日
  豊國院貞匠画僊信士 元治二年十二月十五日
  誠心院晴霞妙照信女 明治十七年十二月廿三日
  久豊院還國壽僊信士 明治廿四年二月五日
  春歌院林雪妙浄信女 明治七年一月十六日」

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 一番右
  「三香院豊国寿貞信士 明治十三年七月二十日」
   二代目歌川国政、最後は「四世豊国」

 左から二番目
  「久豊院還国寿僊信士」は「二世歌川国久」

 右から三番目
  三世歌川豊国(国貞)の戒名が刻まれています。
  「豊国院貞匠画僊信士 元治二年十二月十五日」
  元治年間は2年7月で改元しており、元治元年の誤植かと思われます。

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<「累世竿忠之墓」「江戸和竿匠の技の歴史めぐり碑」>

 「累世竿忠之墓」と「江戸和竿匠の技の歴史めぐり碑」が建てられています。2021年11月27日の建立式には、初代林家三平さんの妻・海老名香葉子さん、二代林家三平さん、海老名さんの兄で江戸和竿師の中根喜三郎さんが列席しています。
 州崎神社境内には「名人竿忠之碑」があります。こちらで記載

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