2023年 08月 11日
「おまけとふろく展」 神奈川県立近代文学館
主に明治から戦中戦後まで時系列的に展示されていてふろく・おまけが世相をハッキリ表していることがよくわかり、わたしのこども時代の展示コーナーでは知っているものが多く興奮しました。
わたしの付録の思い出は小学館の「小学何年生」や学研の「科学」と「学習」といった学習雑誌です。
親がオモチャを買ってくれるのは1年に一回のクリスマスと相場が決まっていたので、毎月やってくるこの雑誌の付録が至上の楽しみでした。付録が楽しみで雑誌本体はほとんど読まなかったように思います。
「小学館」はときどき折り込みの双六が付きました。そのページをハサミで切り取って広げ、弟を強制的に参加させたものです。
「組み立て東京タワー」「組み立て姫路城」などのペーパークラフトも思い出があります。最終ページに少し厚めの紙で綴じられていました。ハサミで切り抜いて説明書通りに糊を使ってくみ上げるものですが、当時から雑な性分だったわたしは完成に到達することがありませんでした。
一方、学研の「科学」「学習」はとびっきり豪華なものでした。
「科学」にちいてきた「ゲルマニウムラジオ」「ピンホールカメラ」「鉱石標本セット」「織機」「上皿天秤」などを今も覚えています。
先日大きめの本屋に行ったら豪華なオマケ本がたくさん、最近は大人向けが多くどの世代でもワクワクするものです。
オマケといえばグリコ、箱の中に入っていたのがオマケの箱が独立しこれまでより箱が縦長になったことを思い出しました。中身はプラの自動車だったり怪獣だったりですが興味は魅かれませんでした。
それより覚えているのは永谷園のお茶漬けに入っていた広重の東海道五十三次カードです。規定の何枚かを集めて応募したところフルセットが送られてきました。これは嬉しかったです。