2022年 05月 16日
「戦争は女の顔をしていない」
原作はベラルーシの作家アレクシエーヴィチが1984年に発表、対独戦に従軍した500人以上のソ連女性に対するインタビューをまとめたドキュメンタリーです。
これを小梅 けいと氏が漫画にし、2019年から『ComicWalker』で順次ネット公開してきました。
このたびKADOKAWAから刊行されたので手に入れ読んでみました。
まず女性が銃をもって最前線で戦っていたことに驚きました。私には女性は「銃後の守り」という先入観があったのです。
また従軍女性は戦後、差別され続けたという話にハッとさせられました。
だからインタビューは大変な困難があったと思うし、小梅氏の絵にもそのことが表れていました。
戦勝国でも兵士が英雄というわけではなかったようです。
戦争は勝ち負け関係なく悲惨そのものです。
そういえば日本でも戦後に復員した軍人が何人殺して帰ってきたかは話題にならない・・・・・ふと巨大な闇を見た気がします。
ところでタイトルの「戦争は女の顔をしていない」
どういう意味なのでしょう。
、
by HoppyKosey
| 2022-05-16 00:00
| 本のこと
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