2019年 02月 23日
「阿呆らし屋の鐘が鳴る」 松本雄吉追悼
故松本雄吉追悼イベント
前半はゆかりのある人たちによる思い出トークショー
松本さんは、気さくで素朴で礼儀正しくて静かで自然体
そして何も持たない、残さない人
松本さんは多くを語らなくても、周囲の人間が働いてしまう・・・
「ひとこまし」だったという。
松本さんの「日本維新派」時代の「行為」はここに書けないほどアングラで過激だったようだ。
私はこの「日本維新派」は知らなかった。
その後、「維新派」となってのジャンジャン・オペラから作品は全く様変わりし
新作ごとに洗練され芸術性が高まっていった。
後半はライブ、松本さんにゆかりがある人たち6組が出演した。
秀逸だった知久寿焼(タマ)
比類無きクリアなギターとハープの音色には驚かされた。
こんな人は滅多にいない。
維新派の音楽担当内橋和久はギターシンセサイザーでインプロヴィゼーション。
圧倒的な重低音で老舗ライブハウス新宿ロフト音響の実力を見せつけられた。
メインスピーカーはCODA AUDIOの「AiRAY」
サイズがW674×H356×D555mmの小さなスピーカーから
148dBもの大音量と高音圧が出るそうだ。
数十年ぶりに自分の臓腑が重低音に突き上げられた。
トリに登場は内橋のインプロヴィゼーションに合わせて大御所の麿赤児が踊った。
しかし75歳には時間が長すぎて心配になった。
イベントタイトル「阿呆らし屋の鐘が鳴る」は古い大阪の言い回し。
意味は定かでないが「阿呆らし屋」は損得勘定の無い行為者松本のことであろう。
https://rokumantai.com/event/
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