amamiさんのレビュー一覧
投稿者:amami
2024/09/18 10:40
もう一度最初から読みたくなる
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色や風景が見えて登場人物達の息遣いが聞こえてくるような、世界観にどっぷりハマって楽しめる一冊。
どのお話も少しずつ繋がっていて、知っている場所や人にふと出会った時のワクワク感を味わいながら読み進めると最後に大きな喜びに包まれて、また最初から読み返したくなる。
人と人とのご縁や人それぞれに物語があることに改めて思いを馳せたくなる。
2024/08/14 17:43
一気に読んでしまった
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「体育館の殺人」が面白くて、また彼らに会いたくて読んでみたらこちらも一気読みだった。
帯に「容疑者が11人もいる」と書いてあるが、その11人の書き分けが秀逸で生き生きと今まで水族館で働いてきた姿が想像できる。
天馬や柚乃と一緒に現場を見ているようなワクワク、夏に読むとより楽しめる。続編も早く読みたい。
2024/08/10 17:45
図書室に行きたくなる
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青山さんの作品はどれも読後あたたかな気持ちになり、元気をもらえるので好んで読んでいるが今作品は特に心に響いた。
ふとした出会いが気づきを与えてくれて、悩みや問題がトントンと解決する。今回そのきっかけは小町さんが紹介する本と付録だが、それを受け取った人が自身で行動を起こすからこその化学変化。行動することの大切さを優しくほんわりと伝えてくれる。
私も悩んだ時には、小町さんに相談して付録と共にオススメの本を紹介してもらいたい。
花屋さんが言うことには
2024/03/28 10:49
お花屋さんに行きたくなる
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紀久子は名前のおかげで繋がった縁を上手く手繰り寄せたなと思う。それは約束を守る、与えられた仕事を一生懸命にするなどの誠実さが根底にあるから読んでいて心地よい。
季節を代表する花とその花言葉から紡がれる話はどれもジンワリと心に響き、紀久子の前向きにチャレンジする姿に励まされる。何かを始める時に読みたくなる一冊。
お梅は呪いたい
2024/03/12 14:04
呪うのも大変な時代になったのね
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500年の眠りから目覚めた呪いの人形こと梅。正統派の日本人形な見た目でこの肩書きは怖すぎる!はずなのに、呪いってこんなにも相手の事を考えて準備して仕掛けるものだったのね、と思うと無性に愛おしく応援したくなってしまう。後半から推し活している気分になった。
2024/11/13 09:55
観覧車は密室
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観覧車は密室だと改めて思わされた。ゴンドラの一つ一つにドラマがあって全く違う人たちが乗っているのに、それらが後半にかけて微妙にリンクしあっていくのが面白い。
どのゴンドラ内も謎があり、それぞれがどのように着地するのかが気になり一気に読んでしまった。
久しぶりに観覧車に乗りたくなった。
2024/11/02 18:23
どれもその後が気になる
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拾った物を通じて行動や考え方が変わっていき、最後はどれも希望のある終わり方で読後は温かな気持ちになる。
拾った物が何であれ、それをきっかけに動き出す登場人物たちを見ていると、一歩を踏み出す事の大切さを優しく教えられた気がする。
各お話が少しずつリンクしている部分があり、旧友に会えたような嬉しさも味わえる。
2024/11/02 10:05
舞台でも観てみたい
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新宿のとあるBARに集う常連達のゆるい会話とアットホームな雰囲気、美味しいカクテルに映画やミステリーの蘊蓄…
字面で見るとオシャレでしかないが、読んでみると縁側のお茶飲み会のような温かさがある。
こんな歳の重ね方をしたいなと思わせる大人達が、日常のちょっとした謎を推理していく。そして最後はBARの常連幽霊がスパッと解決する。ずっと読んでいたくなるような本だった。
2024/10/31 17:59
ステキなお姉さん
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いつまでもステキな憧れのお姉さんな石田ゆり子さんの秘密が分かるかもと思い手に取ってみた。
ほんわかした雰囲気とは違って、何事にもアグレッシブでガンガン挑戦する姿は元気をもらえると共に、キラキラし続ける秘訣のようなものが垣間見えた。
ゆったりとした文章がなんとも心地よかった。
2024/10/31 17:52
自然と笑顔になる
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テレビで見る立ち居振る舞いが面白くて、そんな洋さんが書いたエッセイと言う事でワクワクしながら手に取った。
驚いた!文字なのに話しているかのようなテンポの良さと面白さで一気に読んでしまった。
物事に対するとらえ方や目線がユニークであり温かく自然と笑顔になってしまった。
2024/10/30 14:22
忘れかけてた
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喉元を過ぎればではないが、つい数年前のコロナ禍での生活を思い出した。当たり前の日常が、いかに有り難いかに気付かせてもらえるので定期的に読み返したいと思った。
夜から開店のおひとりさま限定カフェ、美味しいメニューに温かな空間。お気に入りの本を持って訪れてみたい。
2024/10/28 13:29
むかしばなしミステリー
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馴染みのあるむかしばなしがミステリーになり、登場人物達にも様々な思惑があって遠くの物語だったむかしばなしが、より身近なものに感じられて面白かった。
むかしばなしには、動物が出て来るものが多いことにも気づかされ新発見だった。
2024/10/27 20:43
二転三転の怒涛のラスト
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主人公の美桜は気弱で自信がなくて、おまけに唯一の理解者とも言える妹が刺殺され、さらにその妹さんは生前に保険金殺人をしていたとの疑いがある。
もう踏んだり蹴ったりの美桜を最初は見ていて辛いが、ラストは良かったねと思えるから不思議。
美桜に関わる人達がみんな怪しく癖があり、濃すぎる登場人物たち。
作者に、二転三転と気持ちのいいくらい上手く転がされて面白かった。
2024/10/17 07:52
見守りたくなる2人
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真史と歩の幼馴染という関係が少しずつグラデーションのように変わっていくのが微笑ましく見守りたくなる。
大きな事件や謎が立ち塞がるわけでもなく、日常の不思議を真史から聞く形で解き明かしていくゆったりとした流れもいい。
続編も楽しみにしています。