- 販売開始日: 2024/09/06
- 出版社: 三五館シンシャ
- ISBN:978-4-86680-940-3
投資依存症
著者 著者:森永 卓郎
政府の「貯蓄から投資へ」の旗振りのもと、多くの国民が投資に夢中になっている。それは”投資依存症”という依存症の一種だ。アルコール依存症にしろ、麻薬依存症にしろ、覚醒剤依存...
投資依存症
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
政府の「貯蓄から投資へ」の旗振りのもと、多くの国民が投資に夢中になっている。それは”投資依存症”という依存症の一種だ。アルコール依存症にしろ、麻薬依存症にしろ、覚醒剤依存症にしろ、一度罹患してしまうとその治療は極めて困難だ
誰かが止めないと、日本中に投資依存症が広がり、バブル崩壊にともなって日本中に破産者があふれてしまう。
投資依存症の感染力はとても強く、いまの日本は投資依存症の「パンデミック」前夜まで来ている。(本文より)
「投資とギャンブルは違うものだ」と考えている人は多いだろう。
しかし、投資の本質はギャンブル以外の何ものでもない。
老後の生活資金を、NISAを使って投資信託で運用しようとしている人は、老後の生活資金を賭けて競馬や競輪をやっているのと同じだ。投資の世界も競馬や競輪と同じで、結局はゼロサムゲームとなる。お金が自動的に増えていくことはありえないからだ。
そのことを本書で解説しよう。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
資本主義の宿命 バブル
2024/11/12 05:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
150年前マルクスは資本主義が行き詰る事を予見していた
許容できないほどの格差
地球規模の環境破壊
少子化
ブルシットジョブの蔓延
今の日本に当てはまるのに驚いた
森永氏が言うバブル崩壊が大げさのような気がするが、今の投資熱が異常なのはわかる
著者が国民の投資について真摯に警告している一冊です!
2024/11/11 11:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の森永卓郎氏が国民の投資について真摯に警告している一冊です。
著者は、
・投資はギャンブルと同じゼロサムゲームであり、確率論的にいえば競馬やルーレットのように儲かるのは胴元だけ。
・借金(レバレッジを含む)での投機は絶対に禁物。信用取引は破産者の拡大につながる。
・資本主義は過去バブルと崩壊を何十回も繰り返している。
・金融業界には投資に無知な庶民から金をむしり取る輩が多々いる。
・マスコミや金融業界、果ては政府まで庶民の投資を煽る。そして、もし庶民が損失を被っても(破産しても)「投資は自己責任」と言って責任回避する。
・ほんの少しの投資利益が快楽になり、それが投資依存症につながり、投資をやめられなくなる。
・その結果SNS型投資詐欺にも簡単に騙されてしまう。
として、即刻投資をやめるべきと庶民の投資行動に警鐘を鳴らしています。
ただ読後感としては、
・50年間の日米の平均株価が上がっているにもかかわらず、「増えたように見える」という根拠がいささか曖昧。
・インカムゲインとキャプタルゲインをもう少し明確に分けて論じていただくとよりわかりやすくなった。
・同様に「投資に対する危険性」と「投資依存症」についてももう少し分けて論じていただくとよりわかりやすくなった。
・投資自体を完全否定するのは疑問。ただし近々バブルが崩壊し早く資金を引き揚げないと大損するという主張は説得力がある。
・資本主義が終焉するという主張は、少々マルクス主義に傾倒し過ぎていないか。
・投資を完全否定しているが、それに代わる生活防衛の方法が希薄(投資を即刻止めて地道に働いて金を稼ぐしかない?)なのが残念。
等々の感想を得ましたので、しっかり自分の頭の中で著者の主張を咀嚼して自分自身の投資行動を振り返られたのは、いい本に巡り会えたと思っています。
共感できる
2024/09/30 00:09
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ロンバルド - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ最近の数多くの筆者の本でもっとも共感できるもの。貯蓄性向の高い国民にはもう少し馴れは必要だと思う。