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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者は学生時代に凄く好きで集めてしましたが、この海がきこえる1の方も最近まで読んだことがありませんでした。
やはり氷室冴子の作品はストーリーとか好みだと思いました。
海がきこえる2も楽しめました。
昔の作品(コバルト小説)ももっと紙の本で復刊してほしいです。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
携帯とか無い時代もあったんだよね。
根本的に生活様式が違うよね。
この二人は、その後どうなったのかな?
なにもないまま?
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拓がいい奴すぎる。そして拓の男友達は田坂さんや北原さんも含めてみんないい奴すぎる。みんなありったけのアイがある。拓の親くらいの年齢なのに自分も拓になりたいと思ってしまった。
自分はずっと津村知沙派で里伽子はずっと好きになれなかったけど、最後の最後はあれ?好きかもとなって作者の思うツボでした。
そして劇団野郎屋の芝居がとても観たい。
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『海がきこえる』の続編。周りの女性たちに振り回されてばかりの杜崎拓は「the 都合のいい男」って感じ(笑)
里伽子や津村知沙が好き勝手に杜崎のことをたぶらかすことができるのも、2人とも美人という強みがあるからなんだろうな〜と思うけど、この続編では2人の弱さや脆さが描かれていてすごく人間味を感じます。
20歳前後のキラキラした感じがとても羨ましいお話でした。
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最高に純度が高い青春を感じられた。話に親近感が持てたのも没入できた理由だと思う。
青春を楽しまなければ。
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恋は盲目、あばたもえくぼ。
拓は里伽子にアイがあるから、その身勝手さにどれだけ振り回されても最終的には許すことができる。大沢氏が津村知沙のことを「痛々しくて放っておけない」と感じたのも、きっとアイのかたちのひとつなのだろう。初めて読んだ高校生のときとは違い、齢をかさねたぶん読後の余韻や登場人物の印象が変わった面もあるけれど、いま読み返してみても、昔と変わらずやっぱり安西のおばァにはむかついてしまうのだった。
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里佳子が相変わらず拓を振り回してて面白かった!
アッシーでもいいと割り切って里佳子を想い続ける拓が、純粋でかっこいいなと思った。そんなまっすぐさに周りの人達は惹かれていくんだろうな。
男の友情も素敵だった。
映画しか観てないけど、1冊目も読みたくなった。
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東京を舞台とした大学生編。1990年代の空気感が、モワモワと蘇ってくる。携帯のない時代ならではの物語。
「銀金」と共に、作者が存命していてくれたら続きが読めただろうに思ってしまうシリーズ。
大人になった拓と里伽子の姿も見てみたかった。
余談ながら、『海がきこえる』のその後を考えると、90年代半ばなので既にバブルは弾けていて、拓も里伽子も就活は大丈夫だったのかと心配になる。
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1巻を入手できたことでやっと2巻を読むことができた。
1巻では、里伽子も千沙も男を振り回す女性で同じタイプだと思っていた。
2巻を読むうちに、全く違うタイプだと思えてくる。彼女らは男性を振り回すタイプでも、里伽子は両親のことから派生することに目を背けようとして、拓を振り回していくが、人の痛みがわかるのではないだろうか。
千沙は妻子持ちとの不倫の解消から精神不安定に陥り、人の痛みには鈍いのでは?と思うようになってきた。
バブル絶頂、90年代前半を舞台にした青春であり、出てくる大学生の男子は皆いい人ばかりでした。
歳を重ねた今、読んであまり理解できていないけれどまた読んだらもっと理解できるのだろうか。
安斉のおばあは嫌いでした。
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学生時代に読んでまた読んだ。服をあげるところが好きで覚えていた。
あの時代、上京して大学生になるひとは、今よりだいぶ少なくて新鮮だったんじゃないか。
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思わずジャケ買いしてしまった作品。
武藤がとても自分勝手だなーと思っていたが、読み進めるうちに自分に対しても、他人に対しても真摯に向き合っているからこその態度だったんだなと感じた。
青春っていいなーー!
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ジブリアニメを見ていないので、前作の続編らしい本作も読んでみました。
作家さん、若くして亡くなっていたのですね。
実際の大学生がこれほど言葉が巧みなら誤解や行き違いか少ないかと感じましたが、多感な時代を柔らかく描いていて読みやすかったです。
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1990年代、女の子に連れ回される男の構図も今はないものだから新鮮だった。爽快でもなく、ハートフルでもないのに読み終えた後にじんわりくるのは、アイという主題と、里伽子が見せた弱みと、手を繋いだ二人を読めたからか。
作中のおばあちゃんのビデオを見た後の気持ちと同じような気持ちになることを狙って作者は作ったのかも。
昔の大学生の話で、村上春樹とは違って遠くに感じなかったのは、親の姿を物語に見たからか。
あと女のひと同士の静かな争い、読み応えがある。展開が大きかったからドキドキしたのか。
里伽子っぽい知り合いが全く思い浮かばなかったことで憧れパワーで楽しく読めたのかも。
あとは、最後がすごい良い、「この夜はそのためにある」ってとこ、前作で主人公たちが高知城見た時の心情と同じ、繋がっているのかも。ひとりでいる時に読みたい文章。
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今の時代では送れない青春を過ごす拓と里香子が羨ましい!里香子は相変わらずわがままで自己中心的だけど、芯があって脆くて側を離れられない気持ち、わかる。
拓もどっちつかずな性格だけれど人に寄り添ってあげられて、人を素直に尊敬できる良い子だなぁ…ってしみじみ思った。北原さんも、最後のほんの少ししか登場しないのにその人柄と、私自身が駅伝好きだからこそ胸に突き刺さった言葉があった…。
1990年代の時代設定の小説だけど、この若者言葉はこんな時代からあったんだ!という驚きや、平成初期の雰囲気が残る言い回し、ファッション、情景に私もそんな時代で青春を過ごしてみたかったなぁと思った。
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有名なタイトルの続編は、あまり印象的な作品がないと勝手に思っていたが、これは前作とはまた異なった視点から読めた。
今回は、大学生になった主人公とヒロインとその周囲の大学生や大人が登場する。
私自身30代社会人ということもあり、ヒロインの態度や言動には若いな…という印象が強く、むしろその周りの大人の言動に共感してしまうところもあったが、大学でのキャンパスライフや、当時の友人との関わり合いを思い出しつつ読むと、主人公やヒロインのことがよく理解できる気がした。
また読みたい一冊。