- 販売開始日: 2022/11/10
- 出版社: 徳間書店
- レーベル: 徳間文庫 トクマの特選!
- ISBN:978-4-19-894759-0
海がきこえる〈新装版〉
著者 氷室冴子
「あたし、高知に行くまでは世間とうまくやってるいい子だったのよ。あれからずっと世間とずれっぱなしの感じがする」大学進学で上京した杜崎拓は「ある事件」で疎遠になった高校時代...
海がきこえる〈新装版〉
商品説明
「あたし、高知に行くまでは世間とうまくやってるいい子だったのよ。あれからずっと世間とずれっぱなしの感じがする」
大学進学で上京した杜崎拓は「ある事件」で疎遠になった高校時代の転校生・武藤里伽子が、地元大学への進学を蹴り東京に舞い戻った事を知る。
気まぐれな美少女に翻弄されながら、その孤独に耳を澄ました短い日々を回想する拓に、思いもかけない再会の機会が訪れる。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
懐かしさでつい・・・
2022/11/17 16:58
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう20年以上も前に本屋の平台で見た【高知、夏、17歳】の帯で衝動買いしたことを思い出します。二十歳も超えたもっさりしたオッサン一歩手前の私にとって、ジブリのイラストが表紙の文庫本をレジに持っていくのは若干恥ずかしかったけど、故郷の気配のする、そんな魅力的な帯に目を背けることはできず。。。
結局続編も購入して何度も読み返したなあ。何一つ体験を共有できていないのに、何か些細なことに自分の記憶が重なるようで、気恥ずかしくも世界観にどっぷり浸っていました。
氷室先生がご逝去されてからもうずいぶん経ちますが、そして私自身も人生の折り返しに差し掛かるような歳になりましたが、今読み返したらあの時とは違う思いがよぎるような気がしています。休日にゆっくり読ませていただきます。
この装丁で読める幸せ!
2023/09/27 05:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
元は『魔女の宅急便』でちょうど脚光を浴びはじめた時期の近藤勝也のイラストによる絵物語的な体裁でアニメージュに連載された作品。単行本化の際にだいぶ内容を推敲してあるバージョン。
これまで、初期のハードカバー版と徳間文庫版があって、氷室冴子作品ではよくあるのだが、文庫化に合わせて出版時期のリアルタイムに合わせるべく若干の改稿が施されている。
今回はトクマの特選! として復刊。表紙は過去ハードカバー、文庫では未収録の印象的なシーンのイラストで、これまでの表紙でベストと言っていいくらいだ。
とはいえ、これをセレクトして帯に「昭和の恋愛」と書く編集さんには猛省を促したい。
当初は連載当時の1990-1991年想定、文庫版は(上記の通り)1999年ごろの物語として読める改稿が施されている。
(同様の意見があったようで、後に修正された)
ともあれ、今読むと、出てくる地名が足を踏み入れたことのあるものになっていてリアリティがまた違った。
歳による読みの違いは個人的なところだが、いろいろ感慨深い。
路線としては、コバルト時代の『なぎさボーイ』『多恵子ガール』の姉妹編兼続編として書かれた『北里マドンナ』に近い、主人公少年のやや冷めた視点と語り口の作品。単独では成立しない『北里マドンナ』からの発展形として、氷室冴子の最高傑作と個人的には思っている。
イラストがすごくいいです
2023/04/20 11:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストがカラーで入っていて小さな画集のようになっているのがとてもいいです。
小説は、この時代ならではの空気を感じます。
同級生
2023/04/14 20:14
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代にコバルト文庫が好きでこの作者の作品はほぼ購入しました。
この「海がきこえる」はアニメ化もされているのは知っていましたが、氷室冴子の作品だとは気づかず・・・見ていませんでした。
小説で読むことが出来て良かったです。
個人的にはイラストがあまり好みではなかったです。
(私の好みではなかったので・・・)
ジブリか
2024/04/10 14:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジブリ作品になってたのね。
知らなかったのか、完全に忘れてたのか。
時代は感じるけど、根本的な部分では今でもふつうに通用する内容だと思う。