幕間
著者 ヴァージニア・ウルフ 著 , 片山亜紀 訳
スターリンがムッソリーニが、ヒトラーが台頭しつつあった頃、イギリス内陸の古い屋敷で上演される野外劇に集った人々──迫り来る戦争の気配と時代の気分を捉えた遺作の新訳。
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演劇と観客、創作と生活…。
2020/09/01 01:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:une femme - この投稿者のレビュー一覧を見る
作中に、主人公は存在せず、また、登場人物らの心理的な交わりも描かれず、それぞれが、ある一定の距離を持った形で、描かれる。
イングランドの歴史を辿るという内容の野外劇は、終盤にかけ、観客らの生きる時代へと至るところで、観客と劇がシンクロしていき、混ざり合っていくように思われた。
演劇を創作したラトローブという女性の登場人物が考える、創作論が面白かった。それらが、作者のウルフの考えと、どのように重なるのかが興味深いところである。
全体を通して、俯瞰的に、高みから人々の生活や息遣いを眺め、「人の人生は、こんなものだよ」と言われているようでもあり、そこに、ウルフらしさ、作品の特異さを見つけられるようにも感じた。ささやかな美しさや自然の大きさが細々と織り込まれ、生きる気軽さと、人間の小ささや大きさが感じられた。不思議なエネルギーが込められた作品に思われた。
20世紀に活躍したヴァージニア・ウルフ氏の作品で、1939年の夏、イギリスの片田舎のオリヴァー家の一日が見事な筆致で描かれています。
2020/05/08 10:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、20世紀の初頭に活躍したイギリスの小説家であり、また評論家でもあったヴァージニア・ウルフ氏の作品です。彼女は、20世紀モダニズム文学の主要な作家の一人であり、両大戦間期においてロンドン文学界の重要な人物として、ブルームズベリー・グループの一員でもあった人物です。同書は、1939年の夏、イギリス中部の田舎の広大な敷地のポインツ屋敷のオリヴァー家の一日が描かれています。ポインツ屋敷の屋外のテラス、木々の間で毎年開催される村人達の野外劇が生き生きと描かれ、若い女主人アイサを中心にオリヴァー家の人々の何気ない会話が、次の別な言葉へ繋がり、そしてその断片、断片がなんとも美しく残っていきます。何とも興味深い物語です!
退屈な日記のよう
2020/03/04 14:36
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
1) 訳注が多過ぎて読みにくい。そのため、物語りの中に入り込めない。
2) 物事や、出来事の説明が細か過ぎて、何を言いたいのかわからない。