巴里マカロンの謎
著者 米澤穂信
「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店、パティスリー・コギ・アネックス・ルリコに行って新作マカロンを食べます」その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは...
巴里マカロンの謎
商品説明
「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店、パティスリー・コギ・アネックス・ルリコに行って新作マカロンを食べます」その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか。それ以前に、四種の中で増えたマカロンはどれか。「ぼくが思うに、これは観察力が鍵になる」小鳩君は早速思考を巡らし始める……。心穏やかで無害で易きに流れる、誰にも迷惑をかけない小市民になるべく互恵関係を結んだあのふたりが帰ってきました! お待ちかねシリーズ十一年ぶりの新刊、四編収録の作品集登場。/【収録作】「巴里マカロンの謎」/「紐育チーズケーキの謎」/「伯林あげぱんの謎」/「花府シュークリームの謎」
目次
- 巴里マカロンの謎
- 紐育チーズケーキの謎
- 伯林あげぱんの謎
- 花府シュークリームの謎
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甘いばかりではない
2020/04/29 22:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『巴里マカロンの謎』は、米澤穂信の、殺人のないミステリー。
スイーツシリーズの最新巻です。
収録された4つの短篇はマカロンのほか、
チーズケーキ、あげぱん、シュークリームが題名にあります。
ここまでの三作の題名には、
いちごタルト、トロピカルパフェ、栗きんとんが入っています。
それらを再読してから最新巻を読みました。
それで、主人公の2人、小鳩くんと小佐内さんの2人には
とても親しみを感じています。
でもこの2人、
鳩のような平和主義者、
小佐内というより、幼いと書いた方がいいようなちっちゃな女の子、
そういうネーミングにひっかかってはいけない。
甘いばかりではない味わいのシリーズですが、この巻は、わりと甘い。
前巻から、時間が少し巻き戻っているから、そう感じるのかもしれない。
このころはよかったね。
待望の新刊
2020/02/11 03:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
待ちに待った小市民シリーズ新刊。
タイトルが「冬期」ではないことから察した通り、最終巻というわけではありません。4つの短編で構成され、話自体はさほど連続性がないが、共通の人物がいることで話は繋がります。
それぞれの章で、読者にその後を想像させる書き方は先生らしいですが、後味の悪さは特にないです。あったとしても、すごくライトなほうかな。
個人的には「揚げバン」の話が一番すごいと思います。オチを読んで、「アレはこういうことだったんだね!」と思い、感心しました。
次いつ出るかわかりませんが、気長に待ちましょう。
素晴らしい本です
2024/08/30 16:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ4作目で4つの短編集ですが、時系列的にはかなり遡り2人はまだ1年生で小市民を目指す姿勢がまだほんわかです。
☆番外短編集☆
2024/05/15 18:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。
----------------------------------------------
【巴里マカロンの謎】
その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは3種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない4つ目のマカロンが載っていた。
謎の4つ目のマカロンはどうして小佐内さんのお皿に載っていたのか・・・
【紐育チーズケーキの謎】
中学校の文化祭を訪れた小佐内さんと小鳩くんは、別行動をとっていたが、小佐内さんがグランドの真ん中で中学生男子達に連れていかれた!
CDを返せとのことだが、小佐内さんは持っていない。
ボンファイヤーの焚かれた広いグランドの真ん中で、小佐内さんはCDをどこに隠したのだろうか・・・
【伯林あげぱんの謎】
ドイツのお菓子の風習に倣って、ジャム入り揚げパンに1つマスタードを入れた当たりの揚げパンを用意したはずだったのだが、口にした新聞部部員は全員「当たり」を引かなかったという。
どうしてこのような不可思議な現象が起きてしまったのか・・・
【花府シュークリームの謎】
カウントダウンパーティーで飲酒をしたとして、中学生が停学処分にあった。
ただ、その中の1人は「絶対に行っていない」というし、停学処分を受けたリーダー格の女の子も「その子は来ていない」という。
果たして、事件の真相は?
☆番外短編集☆
2024/05/15 18:38
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。
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【巴里マカロンの謎】
その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは3種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない4つ目のマカロンが載っていた。
謎の4つ目のマカロンはどうして小佐内さんのお皿に載っていたのか・・・
【紐育チーズケーキの謎】
中学校の文化祭を訪れた小佐内さんと小鳩くんは、別行動をとっていたが、小佐内さんがグランドの真ん中で中学生男子達に連れていかれた!
CDを返せとのことだが、小佐内さんは持っていない。
ボンファイヤーの焚かれた広いグランドの真ん中で、小佐内さんはCDをどこに隠したのだろうか・・・
【伯林あげぱんの謎】
ドイツのお菓子の風習に倣って、ジャム入り揚げパンに1つマスタードを入れた当たりの揚げパンを用意したはずだったのだが、口にした新聞部部員は全員「当たり」を引かなかったという。
どうしてこのような不可思議な現象が起きてしまったのか・・・
【花府シュークリームの謎】
カウントダウンパーティーで飲酒をしたとして、中学生が停学処分にあった。
ただ、その中の1人は「絶対に行っていない」というし、停学処分を受けたリーダー格の女の子も「その子は来ていない」という。
果たして、事件の真相は?
ラッキー
2020/11/25 11:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に11年ぶりの~とありましたが、表紙がかわいすぎて手を出すことにためらっていたため、シリーズ一気読み出来ました。
時間が巻き戻っているのは、一年生の方が高校生として自由だから?
校内(市内)での活動にとどまってもいません。
健吾くんの活躍がないことがちょっと残念ですが、タイトルどおりお菓子にまつわる謎解きが楽しめます。
季節限定ではないので、また続きが読めることを期待します。
11年ぶりって
2021/08/11 16:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごいな。
小佐内さん、もっと尖ってたような気がしたけど、気のせい?
今作で終わりじゃないんですね。
次出たら、最初から読もうかな。
マカロン食べたい
2020/08/26 20:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kite - この投稿者のレビュー一覧を見る
4作の収録作品には全て漢字での都市名とスイーツ名が冠されている、小市民シリーズの番外編にあたる短編集。(少なくともこの本の中では)準レギュラーとも呼べる新キャラクターも登場し、賑やかな雰囲気。全編通しての読後感も爽やかで個人的には好きです。(『ボトルネック』とか『儚い羊たちの祝宴』あたりのブラックな結末が好きな人には物足りないかもしれませんが。)あとは冬季限定を待つのみ、という感じでしょうか。
ミステリとスイーツ両方で味わえました
2020/06/21 01:30
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
俗に「小市民」シリーズと呼ばれているものの4作目です。
帯によると前作からは11年ぶりになるそうです。
私は多分その3作品を読んでいると思うのですがもう憶えていません。
上でシリーズと紹介しましたが過去の作品が未読でも一向に問題なく楽しめます。
分類すればコージーミステリになるのでしょうか。
タイトルからも想像できるように食べ物(スイーツ)にかけた謎を解き明かす
ミステリが4編収録されています。
主人公の二人が高校1年生ですので生臭い事件は起きませんが、
それでも謎の提示から調査・推理・真相解明にいたる展開は非常に洗練されており、
推理小説の王道とも言える知的な物語が展開されていました。
私は米澤穂信氏の作品は一筋縄ではいかない上に重いテーマを扱っている印象を
持っているのですが本作ではその点でそれほど後味の悪い結果を迎える物語は
ありませんでしたね。
勝手な話かもしれませんがその部分が少し物足りないような気もしたりして・笑
待望の新刊
2020/04/17 08:18
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
11年ぶりに出た小市民シリーズの最新巻。次の冬期限定で完結だろうか?と思っていたら短編集が出た。ところで、読んでいるとマカロンが食べたくなってくる。チーズケーキの謎でCDを火の中に隠したのでは、というのは何となくわかったがてっきりアルミホイルか何かを巻いたのではと考えていた。まさか水に浸していたとは。CDって水にも強いんだなぁ。あげぱんの謎、タバスコと聞いた時点で小佐内さんが食べてしまったのではと思った(みっともない、という台詞が引っかかっていた)一番ツボにハマったのは45頁のぽっけないないですね。
互恵関係の二人
2020/04/01 20:02
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
互恵関係の高校生男子と女子。お年頃なのに、どこか冷めた二人がスイーツにまつわるちょっと変な事の裏に隠された謎を解明します。
小鳩くん、控えめで無口で女子に引きずり回されるタイプだけど、優れた洞察力と明晰な頭脳で解明していきます。イイ奴。
小市民に、近づいている、のか?
2020/01/31 23:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の小市民シリーズ!待っておりました!
短編集で読みやすく、かつ、時系列的にも繋がりのある内容で、面白かったです。
小佐内さんが小鳩君を完全に信用してるのも、また良いですね。
後半の2つが好きでした。青春という感じで。それでもやはり、ただの学生ものではなく、「米澤穂信!」という印象も受ける内容でした。
小市民シリーズ的には、始めの2つの話の方が、イメージは合っていたかもしれません。ただ、後半2つがあったからこそ、小市民を目指す2人の心に思いを馳せることができたのではないかと思います。
表紙にひかれ
2022/01/18 22:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいい、メルヘンチックな表紙にひかれ読みました。感想は、悪くはないです。殺人事件も発生しませんし……。ただ、ちょっとした、しかし、重大な謎を解いていく、過程がいいんですよ
米澤さん、設定をお忘れですか?
2020/07/13 08:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤さん、十数年ぶりの小市民で設定をお忘れですか?
小佐内さんのオオカミ娘っぷりが、これっぽっちも表現されてないよ?
これじゃ「氷菓」とかわらないじゃない!!